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【football chat #7】今季のトッテナムをざっくり振り返る

シティに勝利で始まった今シーズン。その後の成績不振によるヌーノ監督解任劇からの衝撃のコンテ監督就任。アーセナルとのCL権獲得に向けた壮絶な争いに勝利し、4位でフィニッシュした今シーズンのトッテナムをざっくり振り返る。

移籍騒動で不振のエース

昨年の移籍市場でマンチェスターシティへの移籍の噂が絶えなかったハリーケイン。結局、トッテナムのオーナーがこれを許可せず移籍が実現されることはなかった。これらの影響を受けてシーズン前半は全くと言って良いほどケインの活躍は見られなかった。レスター時代のマフレズなども移籍騒動による士気低下で調子を落としていた時期もあった。しかし流石はイングランド不動の代表ケインは後半戦で息を吹き返した。クルゼフスキやソンフンミンなどの連携が上手くマッチし、ほとんどの決定機に顔を出していた。年齢も28歳と全盛期である。はたしてこのままトッテナム一筋でキャリアを終えるのか、はたまた他の強豪へと籍を移すのか。

韓国が生んだスーパースター

今年はソンフンミンの年だと言っても過言では無い。今季のプレミアリーグ得点王に輝いた。アジア人で5大リーグ得点王は史上初の事である。とりわけ凄いのはPKなしの得点で23点もとっている事である。主にLWやLMで起用され、カットインシュートが印象的な選手でもある。マンチェスターシティやアーセナルなどの強豪へのゴールも多く、ビッグマッチに強いので頼りになる。ケインとの連携も素晴らしく、この2人でほとんどの攻撃が完結している。

今季加入組が大活躍

ユベントスからのロメロ、クルゼフスキが今季のトッテナムを助けた。クルゼフスキは冬加入ながら8アシストとプレミアリーグ最短のレコードも記録している。ロメロの信頼感も強く、トッテナムの守備陣を牽引していた。

コンテ監督就任

初戦のシティ戦には勝利したものの、なかなか調子が上がらず苦戦していたヌーノ監督を解任する勇気ある決断をフロントが下した。後の新監督がコンテなので誰も文句は言わなかった。3バックからのカンウターを主戦場とする戦術をとるコンテ監督はトッテナムに合っていたと言えるだろう。ケイン、ソンフンミン、クルゼフスキのカンウターはプレミアNo. 1でありマンチェスターシティもこれにやられている。オーナーも今夏の補強の為に資金を大量に準備しているらしく、コンテ監督に獲得選手の発言権が委託されているのでいよいよコンテチームに染めあげられる可能性が高い。現にインテルからペリシッチがもう合意したとの報道がでている。他にインテルからバストーニなどの噂もでている。来季のトッテナムはニューカッスルと並ぶダークホースになり得る可能性はかなり高い。

CL圏を巡ったアーセナルとの激戦

今季のプレミアリーグの一つの楽しみとなったアーセナルとトッテナムのCL圏争いはトッテナムに軍牌が上がった。最後のアーセナルとのノースロンドンダービーに3-0で快勝した事で大きく一歩リードした。アーセナル側は早々にソンフンミンとマッチアップしたホールディングが退場になりピンチに陥る。トッテナムはホームゲームでもあり、結果は試合を完全に支配しアーセナルに勝利した。プレミアリーグはCL圏に入れるかどうかで来季使える資金の変動がかなり激しい。もしトッテナムが4位ではなかったら、ソンフンミンはリバプールに移籍していただろうとも言われている。

まとめ

コンテ監督になり非常に面白いチームになったと思う。トッテナムはタイトルが獲れないと長年言われているチーム。ケインやソンフンミンも来季の戦力になる。コンテ監督も指揮することから来年のトッテナムは勝負の年になると考えられる。

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