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最近の若者はお礼を言わない!?

「最近の若者はお礼を言わない」についてZ世代のくるちゃん(二十歳)が若者のお気持ちを説明します。

・おごったり、プレゼントしたり、アドバイスをしてあげたのにお礼を言わない。
・ドアを開けてもらう、道を譲ってもらうなど日常生活の「他人」に対するお礼はわりとしっかりやる(お店でも店員さんに対して礼儀正しい)。

このタイプの若者が一定数います。
職場の先輩など「密な関係」ではお礼を言わず、日常生活の「他人」には礼儀正しい。

なぜこうなるのか?
原因は「SNSの有無」です。LINE、Twitter、インスタなど「人間関係にSNSが介在しているか否か」の違いです。

若者にとってSNSは「同世代でするもの」「身内でするもの」です。そこに年上の大人が入ってきたら「ものすごい違和感」が出ます。距離感が分からず、どう接していいのか分からない。

22歳の新卒社会人が30歳の上司と「仕事のためLINE交換した」とします。
22歳は同世代としかLINEをやった経験がありません。急に30歳が来ても「どうしていいか分からない」のです。
同時に「プライベートのSNSに上司が入り込んできた」という「ストレス」と「プレッシャー」を感じます。

この時点で「人間関係が壊れる」のです。
「上司がプライベートに侵入してきた怖さ」は半端無いです。
自宅に上司があがりこんでしゃべってるのと同じです。昼夜問わず24時間上司が自宅にいる。
そんな状態で「お礼を言え!」はムリな話でしょう。
お礼云々以前の問題です。正常な人間関係が成立していない。


「SNSでお礼言わないのは百歩譲って認めるとしよう。でもリアルでもお礼を言ってこないのはなぜ?」

グループLINEで飲み会の画像を共有したら「飲み会の話題は終わり」です。その後リアルで会っても、「終わったことの話題」を改めて持ち出すことはありません。なのでお礼も言いません。
そもそも「人間関係が壊れている」ので、お礼を言える環境ではないです。

ではどうすればいいのか?
「ビジネスとプライベートのSNSを完全分離する」ことです。

「ビジネスLINEではお礼をきちんと言いましょう」と伝えます。

もしビジネスSNSの用意ができないなら。お礼はあきらめてください。ビジネスLINEを用意してあげられない大人側が悪い。

以上、若者がお礼を言わない理由は「プライベートのSNSに土足で踏み込まれて人間関係が壊れている」からです。

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