自分を知る為の東洋医学
皆さんは鍼灸と聞いたらどんなイメージがありますか?
また、鍼灸の治療のベースとなる考え方は東洋医学ですが、東洋医学と聞いたらどんなイメージですか?
私達鍼灸師は同じ資格を持ちながら様々なスタイルがあって、それは店舗スタイルもですし、治療も、何を強みにするか。も様々です。
・美容鍼灸
・スポーツ鍼灸
・古典(伝統)鍼灸 等様々な方向性があります。
共通しているのは「不調が病になる前に。いわゆる未病の段階での心身のメンテンテナンスをすること」「来て下さるその目の前の方が幸せを感じたり笑顔になってくださること」の為に
主に鍼や灸という道具を使い、皆さんの身体がどうなっているのかを理解する為に東洋医学を利用するという事です。
だからよく私は「治れば(楽になれば)うちでなくても私で無くても何でもいい」と言ってしまいますが最終の目的が一緒なのはわかっているのでそのようにお伝えしています。
そうなると私達がどのようなケアをするか。も大事なのですが身体に興味を持って頂くことと心身のコンディションの時間を作って頂く事は
皆さんにもご協力いただかなければなりません。
私の院は男女比がちょうど半分ずつくらいですが、皆さんに共通していえるのがとてもお忙しい方々ばかりです。
だからこそ身体のメンテナンスをしっかりする事で自分の心身の状態を維持する事がプライベートにも仕事にも生きてくるという事を
よーくご存知です。急がば回れ。ではありませんが、そうやってメンテナンス時間を取る事で結果、最短最速に健康でいる事ができる。
治療やケアをする側なのに、いつもそのようなクライアントの行動や発言にこちらがお手本を見せて頂いている様な気分になります。
さて、東洋医学では4つ(身体のお話や治療をする際は4つ)に分類します。東洋医学では少々言葉が難しいのが難点ですが
細かい事は置いておいて(おおざっぱ気質!!)きっとこのブログに辿り着く方は疲れがなかなかとれない。や、以前(若い時)は
徹夜続きでも大丈夫だったのに。というような「気づき」を得ている方だと思います。そういった場合を東洋医学では
「巡りが悪い」といいます。特に気の巡りが悪くなる(=パワーが落ちる)事により身体を循環する「水」の巡りも悪くなります。
水はリンパ液や血液の事をいいます。気や水の巡りが悪くなって何となく肌も乾燥しだし、体力も落ち、疲れが取れない。
この状態を腎虚(じんきょ)と呼んでいます。タイプ別以前にこの腎虚に当てはまるならば、まずここにアプローチしてあげます。
ですが、何故かタイプにわける方がその対処法がオーダーメイドの色が濃いのかネットや雑誌で沢山目にします。
ですがまず根底にある疲労の蓄積を取ってあげてその後タイプ別にケアをすることを私はお勧めします☆
私、幼少期はお腹が弱く、食べすぎたり脂っこいものを多く食べたり、夕食後にケーキ3つ食べたり(やり過ぎですね)した後に
お腹がすごく痛くなってすぐお腹を下していたんですが、すぐ治る(笑)
兄2人の為、兄に交じって駆け回っていたので、傷だらけ。。。でもすぐ治る(笑)生命力にあふれていたので、すぐ治っていたんですよね。
これが腎の力。つまり産まれ持った生命力とでもいうと少しはおわかり頂けるでしょうか。(あれ、上手な例えじゃない気がする。すいません)
まずは身体全体の底上げをしてあげましょう。というお話です。そしてその為にまず、疲労がたまって取れない。
いわゆる老化を感じる(肌つやなどもそうです)場合は、
・1日3食を少しの期間辞めて胃腸を休めてあげる(お腹がすきそうだから、お昼時間だから。食べるのではなく、お腹が空いたら食べる)
・ゆっくりする(何もしない)
・散歩をする(頑張って走ったりジムで筋トレは元気な時のリフレッシュにはいいですが、疲れている時は向いていません)
・深呼吸をする
・ストレッチをする
・腰辺りを温める(ホットタオルやホットパックで)
・ビタミン・ミネラルを採りましょう
ちなみに最後のビタミン・ミネラルはサプリメントはお忙しい方以外は食品からとりましょう。
特に疲れを取りたい方であれば、昆布がお勧め!!!私コンビニやスーパー等で売っているおつまみ昆布・おしゃぶり梅昆布を
(カタいのが個人的には好き♡)結構おやつやおつまみにします。全て簡単な事なので、自分の身体の状態を観察してみて
腎虚にあたる方は上記を意識してみてくださいね。
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