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くまを編んでから(2021沖縄暮らしⅤ)

前回の沖縄編の続きです!
夕方に宿集合、りっぴは1人で建築をめぐる一日。午後から回った場所を書きます〜!

建築めぐりはまだまだ続く

お昼ごはんを食べた後は、浦添市美術館へ。実はお昼ごはん食べたところから徒歩5分。設計は内井昭蔵さん。内井昭蔵の作品は、世田谷美術館くらいしか経験がなかったのですが、、、内井昭蔵さん、とても素敵だと気づいてしまいました。(遅い、笑)
分棟の塔(屋根)が集まったような外観で、その塔(屋根)からのハイサイドライト(の光が中心に集まってトップライトみたいな光になっている)が気持ちよく、特にエントランスホールの階段とその2階のライブラリーは、とても気持ちよかった。

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2階のライブラリーの写真。時間が許せば、1時間位滞在したかった。。。
写真で表現できていないのが大変悔しいですが、幾何学の装飾とその組み合わせがとても繊細で美しく、大好きになってしまいました。
この2階につながる階段もとても可愛くて、かつ操作が素晴らしく、踊り場の位置、高さ、向き、エントランスホールを眺めるための小台、などもろもろ、設計(建築)への愛を感じました。大変勉強になりました。内井昭蔵さんの建築、もっと体感しに行こうと思います!

さて、お次は浦添市立図書館へ。こちらも設計は内井昭蔵さん。しかも美術館から徒歩5分。

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図書館は、中庭からエントランスホールに入る形でした。こちらの建築は、メインの開架書庫(閲覧室?)がとっても良かったです…!(内観なので写真は割愛します。ググってください。)2階に回廊がまわり、1階の中心部の床レベルが少し低くなっていて、オリジナルデザインであろう椅子が中心に置かれ(コロナで座れなくなっていたけど)、空間の重心バランスがいい。差し色の深緑もとてもいい。美術館の時も思いましたが、内井昭蔵さん、床レベルの操作がとても上手で勉強になる。だから階段の設計も上手なんですね。
2階の開架書庫に、沖縄に関する本だけを集めている部屋があって(歴史とか、文学とか、建築とか全ジャンル)、面白かった。

大満足の浦添市を出て、ここからは急いで名護方面に向かいます。途中で読谷村のHIZUKIへ。ここは知り合いの建築家さんに教えてもらったお店で、ガラス作家さんの作品を集めたショップ。是非購入したかったのですが、結構値段がしたのと、この先の旅で割らずに東京に持ち帰る自信がなかったので断念。読谷村ももう少しブラブラしたかったな〜。

読谷を出て、更に北上。お次はホテルムーンビーチへ。設計は国場幸房さん。客室棟の大きな吹き抜けが美しく、圧巻。

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今回は宿泊できなかったけど、次回は泊まりたい。吹き抜け部分を堪能して、ホテルのカフェへ。結構運転したし、この後は宿まで一直線なので一休み。カフェからビーチを経て海が見える。さすがに11月の午後過ぎだったので、海で泳いでいる人は少なかったですが、いいホテルでした〜。

いざ!本日のお宿へ!

さて、これで本日の建築巡りは終了。
夕ご飯は宿でBBQなので、名護の先、美ら海水族館近くの宿へ急ぎます!
宿までの道のりは、ずっと海岸線を走るのでとても景色が気持ちよかったのですが、ちょうど軽石が浜辺に流れ着いて問題になっている時だったので、ちらりちらりと海が灰色でした。

さてさて、お宿に到着。今回の宿はホルトノキ ホテル&トロピカルガーデン。こちらはあっこさんのお友達が以前利用したそうで、「人に教えたくない(混んでほしくない)けど人に教えたい宿」ということで教えてもらいました。なので期待大。

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こちら外観。木に沿って舗装が枝分かれしているのがいいですね。
建物は宿泊棟(アパートを宿泊室にしたそう)とメイン棟(昼間はカフェもしている共有部)の2棟あって、荷物を宿泊室において、メイン棟へ。メイン棟は、ウッディな内観で、テントが張ってあったりとアウトドア感もある。ご主人がアートもお好きなようで、ところどころ絵が飾ってある。その先には庇下の屋外BBQスペースと、駆け回れるほどの広い芝生。奥の方にかすかにブランコが見える。

先に到着していたあっこさん、えりちゃん、しおりは近くの海に行っているようで、帰りを待つ。帰ってきたしおりとおもちゃスペース(おもちゃがふんだんにあって、子供にも優しい施設…!)で遊びつつ、ご主人と奥さんが夕食の準備をしてくれて、BBQ開始!

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こちらがBBQセット!なんとも美味しそう!!
奥のBBQコンロも、蓋がついて蒸し焼きにできるやつで、ご主人のこだわりを感じる…!友人紹介と言うことで、スパークリングワインをサービスしてくれたり、フリードリンクバーで泡盛も飲み放題だったり、スピーカー(しかもmakita)を準備してくれて、音楽かけてくれたり、なんてサービスが素晴らしい宿なんでしょうか…!(ちょうど予約が私達だけだったのもあると思います。)

ゆったりとした夜の時間を楽しむ

うるまにて仕事をしていたじゅんさんも、近くのバス停までご主人に迎えに来てもらい合流。ゆっくりご飯を食べて語り合いながら、夜の森に誘われてしおりと芝生を駆け回る。寝転んで空を見上げると、写真には絶対撮りきれない輝く星たち。…ここが楽園かぁ。。。。

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夜を楽しむ5人に、ご主人が焚き火を準備してくれて、更にテンションUP。あまりの幸福度にあっこさんは感動の涙。「今日はなんて感動的な日なんだろう。」と久々に感じた気がする。
その後もテンション冷めやらず、室内でご主人と奥さんにこの宿の完成秘話を伺った。この宿のコンセプトは、沖縄の森だそう。東京のデザイン会社に勤務後、関西の大学院でランドスケープを学んだ旦那さんが、この宿の隣の敷地のホルトの木に一目惚れし、もともと沖縄出身の奥さんと一緒にこの宿を始め、沖縄の緑を感じられる場所にしたらしい。沖縄といえば、まず第1に海のイメージが強いけれど、なるほど。そんな魅力が沖縄にはあるのですね。

夜もふけ、眠さ限界のしおりを抱えとりあえず本日は終了。明日の朝食の時間を伝え、宿泊棟へ。
と、本日は終了。明日もこの素敵な宿の朝食から、日記を始めます〜。



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