ニキロクこぼれ話20231107
うめきたの地下で95年間使われてきた「梅北地下道」。
貨物駅で分断された中津エリアと大阪エリアを結ぶ重要な道でしたが、うめきたエリアの再開発に合わせて閉鎖となりました。
閉鎖の夜、地下道には地元住民から手向けの花がそっと置かれていました。
更に帰り際、今回同行した地元の方も地下道にお辞儀をして感謝の気持ちを伝えていました。
道に対して感謝の気持ちを表す、なんて素敵な事なんでしょう。
すごく嬉しくなりました。
私にはこうして感謝を伝えたくなるほど長年共にした場所が今はありません。大阪にこの先住み続けることによって、そうした場所と出会い、いつかお別れする時にお花を手向けるのでしょうか。もしかしたら毎日歩いている道がとてつもなく大事な存在になるかもしれません。
その日に向けてお花の買い方を覚えておこうと思います。