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発達障害LD。学歴社会とは何か?

発達障害の一つに、LD(学習障害)がある。
読字障害、書字表出障害、算数障害の3つに分類され、どれか1つでも該当すると診断の対象となる。

読字障害は、集中して文字を読むのが困難な状態。
書字表出障害は、文字を正確に書写するのが困難な状態。
算数障害は、計算や図形の把握が著しく困難な状態。

どれか1つでも該当することで、診断が下るのだ。

知的障害や視聴覚に障害がある訳ではないのに、勉強ができないことで頭を抱える人は多いという。
世界的に見ると全児童の5~10%、国内でも児童の6~8%が学習障害を抱えているのが文科省の見解である。

2013年では約6.4万人だったのが、2023年には約7.5万人。
学習障害を持つ学生の割合は13%から15%に増加したという米国のデータもあるのだ。

一見、LD人口が増えているように思えるが、診断の精度が向上したとの見解が一般的になっているようだ。

俗にいう、隠れLDが多かったのだ。

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