2019ベストブックス

皆さん明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

皆さんは抱負や一年の目標は決めますか?

僕の今年の目標は
「ふわふわと地に足つかずに生きていく」です。

映画と本の量についてはおいおい。
できるならアウトプット多めにしたいです。
あと、8月に行われる、システマのトロントキャンプに参加します。これは目標っていうか、予定ですけど。

さて。それでは年をまたいでしまいましたが2019年ベストブックスを開催したいと思います。
本に関しては、今年出たのかとかはよくわからないので、今年初めて読んだ本で構成しています。

一位は
「記憶する体 伊藤亜紗」です。

他、順不同
「天才の思考 鈴木敏夫著」
「虫眼とアニ眼 養老孟司×宮崎駿著」
「GACKTの勝ち方 GACKT著」
「ハーバードの人生が変わる東洋哲学:悩めるエリートを熱狂させた超人気講義 マイケル・ビュエット&クリスティーン・グロス=ロー著 熊谷淳子訳」
「父が娘に語る経済の話 ヤニス・バルファキス著 関美和訳」 
「恐怖と愛の映画120 中野京子著」
「あなたの恋がでてくる映画 二村ヒトシ著」
「第三の組織論 小林茂著」
「こんな雨の日に 是枝裕和著」

です。

どうしても映画の本が多くなってしまいますね。そして小説がゼロ。
小説は、映画で物語要素を多く取り入れているので、最近めっきり読まなくなってしまいました。昔は読書と言えば小説だったのですが、ずいぶんと変わったものです。
今でも全く読まなくなったというわけではないのですが、ベスト10に入るほどの小説とは出会わなかったというところです。


一位の「記憶する体」については、また別のnoteで書きたいと思います。伊藤さんの「どもる体」を最近読み終わったところで、今「目の見えない人は世界をどう見ているのか」を読んでいるので、それと合わせて書こうと思っています。

ランクインした書籍の感想を一言ずつ。

「天才の思考 高畑勲と宮崎駿 鈴木敏夫著」
鈴木敏夫さんがジブリ20作品について語っていく本。
2人の天才を最も近くから見てきた人が語ることによって見える思考。
映画を観ているだけではわからない、天才たちの思考に触れられる一冊。

「虫眼とアニ眼 養老孟司×宮崎駿著」
これは「天才の思考」を読んでから、ジブリ関係の本を漁っていた時に見つけて読みました。
初版が出たのが2002年。20年近く経った今に読むと、まさに予言の書だったのかと思ってしまう一冊。これからの時代を考えさせられました。

「GACKTの勝ち方 GACKT著」
紹介されなければ絶対に買わなかったであろう一冊。GACKTのセルフブランディング能力の高さにただただビビる。この人カッコいいなぁって素直に思いました。痺れます。
オマエの夢に、理由などいらない。

「ハーバードの人生が変わる東洋哲学:悩めるエリートを熱狂させた超人気講義 マイケル・ビュエット&クリスティーン・グロス=ロー著 熊谷淳子訳」
日本人ならだれもが知っているであろう、孔子や孟子たち東洋哲学に関しての講義をまとめた一冊。自分たちの風習や習慣を改めて考えるきっかけを与えてくれます。

「父が娘に語る経済の話 ヤニス・バルファキス著 関美和訳」
経済の話を娘と話すように分かりやすくという趣旨で書かれた本。いかに経済が成り立っていったかという歴史から現在、そして未来の経済までの話を最後まで夢中で読める一冊。

「恐怖と愛の映画120 中野京子著」
「怖い絵」などで知られる中野京子さんが映画について書いた一冊。女性目線から語られる“ゴッド・ファーザー”は、その見方があったか!と目から鱗でした。

「あなたの恋がでてくる映画 二村ヒトシ著」
以前紹介させて頂いた本です。「愛するということ エーリッヒ・フロム著 鈴木晶訳」をAV監督が映画を通して語るとこうなるんじゃなかろうか。と思える一冊です。

「第三の組織論 小林茂著」
約50年前に発行されたものをハンディ版に変えた一冊。元ソニーの常務取締役であった小林茂さんの経営についての考え方。50年前にこの本があったのに、今の社会はなぜこうなってしまったのか。今の時代だからこそ改めて学ぶべき価値観ではないでしょうか。

「こんな雨の日に 是枝裕和著」
映画“真実”について是枝監督の日記調で語られる一冊。カトリーヌ・ドヌーヴ、ジュリエット・ビノシュ、イーサン・ホークと世界的な俳優と同列で語られる、樹木希林さんの存在の大きさ。異国の地で映画を撮ることの難しさも語られるが、是枝監督の人柄がにじみ出てそれを感じさせない。この人はよく人を見ているなぁと感心しました。

とこんな感じです。
映画と違って本はなかなか大勢での共有体験がしにくい気がします。「読む」というのは受動的行為であるとともに能動的な行為でもあります。どうしても隙間時間をスマホにとられがちな現在。今年はみなさんがゆっくり読書をする時間が作れるといいなと思います。

では。

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