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ワダデミー賞 ブックス部門ノミネート作品

今年も残すところ半月となりました。
今年は忘年会を開催するところも多くあるようですが、私はと言うと日程の関係で参加できるところが少なく残念な気持ちを味わっています。
皆さん楽しんでください。

先日の映画部門のノミネート作品の記事で、呼吸のクッションについて触れました。
どこから生まれたものなのかを、あれから考えていたのですが、ウイスキーの飲み方ではないかと思いはじめています。
僕はあまりお酒を飲まないので若干うる覚えではありますが、ウイスキーなど強いお酒を飲むときには、軽く息を吐いてから飲み、熱い液体が口から胃に届くまでを感じ、それから口の中に残っている気化したアルコール分を吐き出します。そうすると悪酔いしなくなるそうです。
その気化したアルコールを吐き出す感覚が、先日書いたクッションに溜まったものを吐き出す感覚に似ているような気がします。

練習を呼吸や歩くことなどの日常の動作に落とし込めると複利的に成長できるかなと思いつつ、打算的にやるとうまくいかないのも世の常ですが、今度ウイスキーを飲む際に試してみると面白いかもしれません。

さて、ブックス部門ノミネート作品です。
ちなみに今年は珍しく11月末時点で目標の100冊は終わっていました。とりあえず一安心。
ノミネート作品は僕の整理を含めつつ、それぞれの部門で面白かった作品の紹介にもなるんじゃあないかなと思っていますので、少しお付き合いいただければ。

【マンガ部門】
・「転生したらスライムだった件 川上泰樹/漫画 伏瀬/原作」
・「呪術廻戦 芥見下々/著」
・「異世界おじさん 殆ど死んでいる/著」
・「女の園の星 和山やま/著」

下半期に入っての衝撃で言えば、「異世界おじさん」がダントツですね。転生系の新しいスタイルでありながら、爆笑コメディ。最高です。
「女の園の星」もコメディマンガですね。最新刊の3巻が先日発売になりました。こちらは日常の少しシュールな笑いになっています。
その他でいうと、安定の「転スラ」はいいとして、正直「呪術」の新刊は、パチンコ分からんなぁという気分ですが、真希さんの活躍が次巻あたりから見られそうなので一応入れておきます。
最近「転スラ」内で大賢者が目覚ましい進化を続けていますが、ああいう感じが複利的な成長の代表な気がします。もちろん現実の成長は誰もアナウンスしてくれませんが。
マンガと言えば、「スラムダンク」の映画が公開されています。中学時代にはよくセリフを真似してたので、久しぶりの再会ではありましたが、映画で出てきたセリフ、(おそらく)敢えて言わなかったセリフも含めて楽しめました。ちなみに僕の一番好きなセリフは河田の「ズイブン長えこと宙にいるんだな~中略~誰もそんなとこ見てやしねーだろうが・・・・・・」です。このセリフ事態が誰も見てなさそうですが、好きなんでしょうがない。映画のタイトルについている THE FIRST が気になりますが、どういうことなんでしょう。気になります。

【小説部門】
「ヘルドッグス 地獄の犬たち 深町秋生/著」
「イクサガミ 今村翔吾/著」
「夜に星を放つ 窪美澄/著」
「猫の妙術 佚斎樗山/著 高橋有/訳・解説」

映画部門でも触れましたが、「ヘルドッグス」はめちゃめちゃ面白かったですね。
上半期は今村翔吾さんしか読んでないんじゃないかくらいのペースで楽しんでいましたが、下半期は読むペースが落ちているので、賞レースは意外と競るかもしれません。
上半期で触れていた「同志少女よ、敵を撃て 逢坂冬馬/著」と今回一応入れた「夜に星を放つ」はなにかで賞を獲っていたので、ワダデミー賞を獲ることはないと思います。
ただ面白いんで、未読の人は是非。
窪美澄さんと今泉力哉監督は僕の中でどこか繋がる感覚があります。どちらかが好きな人は、もう一方に触れてみると面白いかもしれません。
今は諸事情で「坂の上の雲 司馬遼太郎/著」を読んでいるので、小説部門はノミネート作品の中から決まりそうです。まだ3巻ですので・・・
ただ「汝、星のごとく 凪良ゆう/著」は気になっているので、できれば年内に読みたいなと思っています。

【映画関連部門】
「映画を早送りで観る人たち ファスト映画・ネタバレ-コンテンツ消費の現在形 稲田豊史/著」
「映画の正体 続編の法則 押井守/著」
「ブレードランナー証言録 渡辺信一郎/著」

せっかくワダデミー賞もやっているので、ブックス部門でも映画に関する賞を作ってみました。
来年はないかもしれませんが・・・。
僕はなぜだか押井守さんの本が好きでついつい読んでいます。多くがインタビュー形式なのがいいんですよね。僕は本を読むときに脳内で声を再生する人間なので、インタビュー形式、対談形式は印象に残りやすいです。業界人の裏話も聞けつつ、押井さんのオタク性というか、癖の強さが好きなんでしょうか。
「ブレードランナー証言録」については、こういう本を読まない人生を過ごしたかったというのが本音です。内容は面白いんですけど。

【エッセイ・その他部門】
「会話を哲学する コミュニケーションとマニピュレーション 三木那由他/著」
「居るのはつらいよ ケアとセラピーの覚書 東畑開人/著」
「Humankind ルドガー・ブレグマン/著 野中香方子/訳」
「私とは何か「個人」から「分人」へ 平野啓一郎/著」
「体はゆく 伊藤亜紗/著」

「会話を哲学する」は完全にジャケ買いです。ラムちゃんに負けました。「うる星やつら」がリメイクでアニメが始まった影響もあり、一時期は新宿の紀伊国屋書店の1階には特設会場ができていました。おかげさまで全巻購入してしまいました。ありがとうございます。
普段の会話の何気ない疑問の答えや、故人に話しかけるなど一見意味がないようにも思える行為の理由が垣間見えて、本自体も面白かったです。ちなみに僕はプロポーズしてないことになっているらしいので、「いまわの際にいってやる。」とひそかに思っています。
「居るのはつらいよ」は東畑開人さんの本を3冊読みまして、その中の1冊を入れておきました。僕が昔ケアの仕事をしていたことがバックグラウンドにあるとは思いますが、たまにケアに立ち返る自分がいるので、今回も振り返る良いきっかけになった気がします。
伊藤亜紗さんの著作も何冊か読んだので、どれにするか悩んだところですが最新作にしました。「できない」ことを見てきた伊藤さんが「できる」を見るとどうなるか。僕の中でまだ消化中です。

そんなところでしょうか。
もう半月、まだ半月。
何はともあれ、皆さんよいお年をお迎えください。
ワダデミー賞の発表は年末か年始にしたいと思っています。
では、また。

参考文献
「転生したらスライムだった件 川上泰樹/漫画 伏瀬/原作」
「呪術廻戦 芥見下々/著」
・「異世界おじさん 殆ど死んでいる/著」
・「女の園の星 和山やま/著」
「SLAM DUNK 井上雄彦/著」
「うる星やつら 高橋留美子/著」
「映画を早送りで観る人たち ファスト映画・ネタバレ-コンテンツ消費の現在形 稲田豊史/著」 
「Humankind ルドガー・ブレグマン著 野中香方子訳」
「私とは何か「個人」から「分人」へ 平野啓一郎/著」
「ヘルドッグス 地獄の犬たち 深町秋生/著」
「イクサガミ 今村翔吾/著」
「夜に星を放つ 窪美澄/著」
「同志少女よ、敵を撃て 逢坂冬馬著」
「猫の妙術 佚斎樗山/著 高橋有/訳・解説」
「映画の正体 続編の法則 押井守/著」
「ブレードランナー証言録 渡辺信一郎/著」
「会話を哲学する コミュニケーションとマニピュレーション 三木那由他/著」
「居るのはつらいよ ケアとセラピーの覚書 東畑開人/著」
「体はゆく 伊藤亜紗/著」

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