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22年上半期 ワダデミー賞候補作

暑いです。

あまり汗をかかない体質の私ですが、エアコンをつけないと、部屋にいるだけで汗が噴き出てくるようになりました。
くれぐれも熱中症にはお気をつけてください。

さて、あっという間に7月に入ってしまいました。
下半期突入です。
今年の大き目な事柄としては、東に移動したこと、濃厚性欲者になったことでしょうか。
特に風邪の症状はなかったものの、面倒は面倒でした。

暑くてあんまりだらだらとものを考えることもできないので、早速候補作の発表です。
上半期ってどの形で発表すればよいのか、未だによくわかりません。

去年のようにおかしな名前をつけると、年末に自分が困るので、今回は去年のワダデミー賞にならった形式でいきたいと思います

「音楽賞」
“ようこそ映画音響の世界へ ミッジ・コスティン監督”
これは少し前の作品のようです。2019年。
配信されてから知った作品です。映画音響の舞台裏を描くドキュメンタリー。
裏側を知ることで理解できる意味や構造が好きで、最近は作家の書いた本の書き方や、編集の仕方なども読んでいます。近頃はマンガ一つに対しても解説動画がYouTubeに溢れていますが、実際の作者の考えや、舞台裏を観られるとまた違う視座が得られるので、インタビューやドキュメンタリーの方が、地味ですが面白いと思っています。
映画音響はオタクでないとあまり触れることのない、なんとなく耳に入っている世界だと思いますが、その舞台裏で繰り広げられる音というものを巡るドラマは一見の価値ありです。音の拾い方、作り方、消し方。音だけでこれほどまでのプロフェッショナルが何人も参加しているのかと、今後映画を聴く上での参考になりました。
私はどちらかというと、感覚の中で耳が主のようで、音というものに最近惹かれつつあります。

「配信賞」
“ジェニファー・ロペス 〜ハーフタイム〜 アマンダ・ミケーリ監督”
観る前から最高なのが分かる題名です。
「作品賞」もこれでいいかなと思ってます。しないけど。

2020年のスーパーボウルでのハーフタイム賞の舞台裏ドキュメンタリー。
アメリカン・フットボールの頂点を決める試合であるスーパーボウルは、ハーフタイムに流れるCMの広告費が全米で最も高くなると言われているくらい観られている試合。
そのハーフタイムでのショーには毎年ビッグアーティストが現れ、人によっては試合よりも楽しみにしている人も。(かく言う私もその一人)
そのハーフタイムショー、(YouTubeで観られるので観ていない人は、今からとりあえず一回観ましょう!)
1つのショーとしてだけではなく、ジェニファー・ロペスの人生の1つの終着点としてのメッセージがこんなにも込められており、私の大好きな“ハスラーズ”にも流れているジェニファー・ロペスの生き様をまじまじと見せつけられました。
まだ“ハスラーズ”観てない奴いる? いねえよなぁ!!?
ってくらい“ハスラーズ”は観てほしい作品なんで、良かったら是非。

ちなみに「東京卍リベンジャーズ」私も好きな作品ですが、30巻を前に、ちょっと長いなと感じてきています。なかなか人気がある中でやめにくいのはあるかと思いますが、そう考えるとクローズなんかはよく続いたもんだと、改めて尊敬です。

閑話休題

「午前10時で賞」
“ゴッドファーザー 最終章 マイケル・コルレオーネの最期 フランシス・フォード・コッポラ”

言わずと知れた名作ゴッドファーザーシリーズ。
3部作(というか続編)が難しいというのは巷で騒がれがちですが、この作品も1-2の出来に比べて、イマイチと言われてきました。かくいう私もこの作品だけ2週間公開しており、1週間上映だった2を見逃してしまい、文句たらたら。
72年の公開から50周年を迎え、“ゴッドファーザー PART III”を再編集した作品。
編集とはこんなにも大事なんだと思い知り、2週間上映してくれてありがとうと今では感謝しております。ある意味一番衝撃だった最後の場面が元のバージョンと異なり、題名と照らし合わせても、はてなマークが浮かびます。その場面の意味が分かった時に、マイケルの悲しみがこちらにまで伝わってくるようでした。

「アニメ賞」
“劇場版 呪術廻戦0 朴性厚監督”
相変わらずアニメはあまり観ていません。ドラゴンボールとワンピースは観たいなと思っています。ククルス・ドアンの島とオッドタクシーは観ました。オッドタクシーはアニメを全く観てませんでしたが、それでも楽しめたので良かったです。

呪術廻戦はコミックで読んでいますが、内容を完全に知っていても十分に面白かったです。
鬼滅の時は「(漫画と内容)一緒やん」と楽しみきれなかったので、少し不思議な気分です。(何が違うのやら)
一時は今年の映画全体の中でも、ワダデミー賞の可能性があるくらいに面白いです。

「邦画 作品賞」
“愛なのに 城定秀夫監督 今泉力哉脚本”

あまり分けたくはないのですが、今回は分けてます。邦画と洋画で。
コメディ賞を作りたいので、そっちでも良いのですが、とりあえず作品賞。
毎年のように言っていますが、僕の大好きな今泉力哉監督。今回は脚本と監督を交互に1作品ずつ、城定秀夫監督と撮った作品です。逆パターンは“猫は逃げた 今泉力哉監督 城定秀夫脚本”です。

会話劇がやっぱりたまらんのです。
素朴な役者さんの起用が多く、それが作品に余計なものを入れておらず、ずっと好きでいられる作品の秘訣の1つなのかもしれません。
この2作品を観ることによって監督と脚本の大事さについて認識しました。
振り返ってみると、今年は映画音響に始まり、映画の1つずつの要素について勉強させてもらっている気がします。色んな角度をそれとなく観られているのは嬉しいですね。

ちなみに、その他のノミネート作品としては
“さがす 片山慎三監督”
“女子高生に殺されたい 城定秀夫監督”
“ベイビー・ブローカー 是枝裕和監督”

です。どれも語り合いたいくらい好きな作品です。
正直どれが作品賞でもおかしくないです。洋画含めても。
後はその時の気分で決まります。

「洋画 作品賞」
“Top Gun directed by Joseph Kosinski”

説明不要。王道中の王道。
皆これが観たかった。

水戸黄門かと思うくらい、今時べたな王道作品。でもクオリティは抜群。
結局これが一番強いってことでしょうか。
鬼平やジョジョが好きな自分としては、王道の魅力に逆らえないのかなと思ってしまいます。

“Coda directed by Sian Heder”
もちろんコーダは最高ですが、アカデミー賞取ったので外しています。泣く泣く。
なので、年末にはベイビー・ブローカー、トップガンも外れることになると思いますが、今の興奮度的にはトップガン最高です。
そういえばトップガン始まる前にトム・ブレイディが時計のCMしてましたが、途中のビーチのアメフトシーンはそれと関係あるのかなって気になっています。
(むしろトム繋がり?)

その他、話題になったスパイダーマンは一応触れときますか。
“No Way Home directed by John Watts”
中身としては良かったのですが、最後、スパイダーマン作品のまま終わらせて欲しかった。
それだけです。
ストレンジは単独で面白かったので、最後に宣伝とか入れないで欲しいのですよ。ディズニーさん。
ああいうことされると、スタン・リーの意思を継いでるように見せたし、みんなが観たいもの見せただろうっていうデータと集客ありきな感じがして、なんか大事にされていないように感じてしまいました。
サム・ライミのスパイダーマンは僕の映画館の最初の思い出と言えるくらいに大事な作品なので、ちょっとやるせない気持ちです。

個人的感傷はこれくらいにして、下半期もボチボチいきましょう。
「アクション賞」に入れられる作品がなかったので、一旦保留です。
今回は俳優に関しては触れてません。今年はコメディ賞追加したいですね。
この中には入れませんでしたが、ジェニファー・ロペス主演の“マリー・ミー カット・コイロ監督”みたいなラブコメも大好きなので、そういう路線も取り込みつつ。

では。

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