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疲れてるあなたへ、バカンスへ行け

最近、
人種差別的な言葉を歌詞に用いた
推しの作品が発表されて、
癒しの推し界隈が荒れた。
もやもやした心と
トゲトゲした言葉に戸惑う。

世の中には不祥事が溢れており、
仕事柄彼らの対応を辿り、
自社のケースの場合どんな対応が必要か話し合う。
他人の不祥事や失敗、メディアの矛盾を
辿ってくのはかなり疲弊する。

気づいたら、
私は自分自身の問題というよりも、
自分を取り巻く社会や世間の負の渦に巻き込まれて、ストレスがたんまりになっていた。

そんな時に訪れたオアシス、
タイミングよくスケジューリングしたもんだ。
コロナ禍を経て3年ぶりに海外旅行をしてきた。

結論から言うと、
世の中の大抵の悩みはバカンスで解決できることがわかった。

バカンスのすすめを発散します。

行き先はインドネシア・バリ。
今回一緒に行った友人と、コロナ禍に入ってしまう直前まで計画していた旅行だったが、まんまとぽしゃった積年の思い国。

そして海外旅行がかなり久しいし、
もともとリゾート地なので高級ホテルを思い切って予約し、その敷地内だけで過ごす大人旅を計画しました。

その計画に選ばれたホテルはこれ。
はい、ドーーーン
「アヤナリゾート」

バリの中でも屈指の高級リゾートホテル、
敷地内に3つのホテルやヴィラがあり、
プールは14種類。
ロケーションが最高のレストランやバーもあるので、そう、私たちの「ホテルお籠もり大人旅」にぴったりなわけで。

早速予約。
魅力的なホテルは選ぶのに相当迷ったが、最もクラシックなアヤナリゾートバリのスイートルーム、デケエ部屋を確保。
コロナ禍に貯めてきた旅行貯金をガツンと支払ってやった。

予約したあの時は、
コロナ禍で行けなかった分、俺たちの青春を取り戻すぞ!の勢いだったけど、
タイミング的にこんなに癒しが必要で、結果的にスーパーバカンスになるとは。

まず、飛行機が最高

今回一番怖かったのは飛行機。
久々なだけでなく、世界一オペレーションがグダグダと言われるマニラ国際空港でのトランジット。

こんな景色も久しぶり

そして何よりも、
電波の繋がらない長時間移動に耐えられるのか?
コロナ禍、私はiPhoneと親交を深めすぎたので、これをいじらない方法がもうワカラナイ。
しかも今回利用するフィリピン航空は高確率でモニターがない!!!!!!

一応Netflixでオフライン再生できるものを用意して乗車。
しっかし意外なことが起きる。

「え、待って、何もしないでいいの?最高じゃない?」

そう、もう飛行機がたまらないわけ。

ただなーーーんも見ずに、
なーーーーんも考えずに、
音楽を聴きはじめたらとんでもない心地よさ。

しかもちょっとしたハプニングでビジネスに初搭乗

寝るでも起きるでもなく、
意識があるのに寝ているような、
体がスリープ、脳がリラックスしはじめた。
気持ちいい。キマってる完全に。

ちなみに一番キマった音楽はこれだ。
海外旅行に行きながらBTSを聴くのはずっとずっと小さな夢だった。
中でもEuphoriaを聴いていた時、グクのラスサビの高音でキマった。

地上だとこういう時は泣く。
でも飛行機の中では体がスリープ、脳がリラックスなので、泣くとかじゃない。
感動でも喜びでも切なさでもない、どちらかというと「ととのう」だった。

久しぶりの海外旅行、
飛行機でととのった。

バリでもととのえるのか?

到着。 

デンパザール空港、めちゃくちゃ綺麗な空港

到着したのは夜中だったので、
ホテルで風呂に入ってすぐに寝るのだけど、
まず入室の時に赤子のようにケタケタ笑い転げる。

ベッド奥の変な動物を見て欲しい

一流リゾートホテルのスイート、神。

そして素敵なフラワーバス。

ちなみにこれはそのまま入らず全て手作業で
取り除いてから入浴します。わろた

昔、旅行のパンフレットで見たフラワーバスに憧れて、祖母が庭のツツジで再現してくれた懐かしい思い出が脳から飛び出してきて勝手に潤む。

ばあちゃん、20年以上経って自分の金でモノホンに出会えたよ。

そして翌朝、
まずは景色だけで整う。

メインの入り口から見える景色、鬼

え、天国なの?

たぶん天国なのでとりあえず飯へ。
バイキングでいただく。

世界中の観光客に合わせた料理のチョイスで、
しかも食べ放題なんてたくさん食べてしまうし、
ロケーションがやっぱり天国。

食べやすい朝ごはん
オムレツはどこの国でもうまい卵最高

飯が終わったら水着に着替えて、
早速プールへGO。

ちなみに貧乳デカケツの比率でギネス記録を保持している(嘘)私は今回のために「ストレスフリー水着」を購入。

世の中には私の体についてこられる水着がないので、
毎回水着を着用する機会に病んでしまうのだけど、今回はそういうストレスは無視。

韓国アイドルみたいに細くて
可愛い友人を横に連れながら、
体型を一切気にせず着られる水着で安心安全の入水をした。

そしてこれはかなり最高。
快適なのはもちろんのこと、
自分の体を愛せないことでしんどい思いをしてきたこともあったけど、私なりのジャスト対応を見つけたことで自分自身の成長も実感。
そうだ、お前の体はお前が一番愛してやれないと。

あんまり写真は撮られたくないけど、
記念にパシャリ。
ちょっとしたインフルエンサーになった気分で。(もう言葉遣いが脳弱)

このホテル一番のフォトスポット
ただただヤバイの一言

そして海やプールとは社会人になってから無縁だったため、久しぶりの水。
気持ちいい!暑い日に水入ると気持ちいいな!(当たり前体操)

そして何より最高なのは、
プールサイドでのまどろみ。

MANG同行

実に意味わからんことだが、
このプールサイドの席で2時間くらい何もしないでボーッとしている。
また、ととのってしまった。

日本にいたら、
この休み時間で隙間時間として
スマホを開き、何かを見たり調べたりして、
脳をフル稼働させてしまう。

でもこのプールサイドにいる時間は、
びーーーーっくりするくらいなんも考えない。
もちろん手も動かさないし、
なんならツレがいるのに口も動かさない。

驚きなのは、
通常こういう時には自身を内省して、
どんどん自分にのめり込んでしまうのだけど、
飛行機で「何もしない考えない」が気持ちいいと知った私の脳みそはまた繰り返す。
「何もしない」
何もしないということに慣れてきて、
そのモードに入るとまじですべてを忘れる。

ちょっと自分が誰なのかも怪しいくらい、
全てを空っぽにする。
この行為だけで疲れがドバッと出ていった。

そしてサンセットを見に「ロックバー」へ。
このリゾートで一番の人気スポットである。
なにせサンセットのために作られたと言ってもいいほど、もう海ギリギリの岩壁にあるバー。

そんなロケーションある?

友とこのバーに絶対に行きたい!と話してたので、
まず晴れたことに感涙。

そしてこのサンセットよ。

スタッフさんたちがイケイケで
めちゃくちゃ写真を撮ってくれるいい人たちでした

はい、ありがとう。
ありがとうございます。
ここで友人と、結婚や子どもができたり、理由はないけど疎遠になってしまう友が多い中、コロナも超えて変わらずに大切にしてきたお互いを讃えあいまた感涙。

はい、次の日もとりあえずプールに行く

もうプールにハマりきった私たちは
遅めの朝ごはん→とりあえずプールをルーティンに。

とりあえずプールに行く。
ちょっと水に入って涼んだのち、
まどろむのを繰り返してととのう。

驚くほど人がいないのもスーパーありがとう

結果的に3日間これしかしてない。

プールで寝まくる。
喉が渇いたらフルーツジュースを飲んで、
プールに入って、寝る。

昼間に自堕落そのものみたいな生活をしてるのに、
夜もちゃんと寝れちゃう。
意外とプールで体を使ってほどよい疲労と、
最高のリラックスでととのってるからだわ。

プールサイドで思った。
欧米では「バカンス」をとる習慣があり、
それは1週間または2週間、
日本人からすると大長期休みでゆっくり過ごすと。
そうだよね。
そうでもしてないと本当は壊れるんだよ。

日常の生活に流されまくって、揉まれて、
毎日毎日同じように働いていると
まあ脳も沸騰してしまうわけで、
生産性も落ちるし、精神的にもやられる。気づかぬうちに。

非日常の中で「あれ?私って毎日何考えてたんだっけ?」って思うくらいがちょうどいい。
そのくらい一回リセットすると、
体、特に心がほぐれて柔軟になれる。

そんなこんなで、
充実した3日間のバカンスは終わり。

最終日の夕食の景色が
一番の思い出

帰りの飛行機で初めてモニターをゲットしたので、
寝ようと思ってたけど映画鑑賞を。
もちろん
「マッドマックス 怒りのデスロード」をみる。
(邦題が絶妙にダサくて好きである)

なんともいえないチョイス

飛行機でのマッドマックスは最高だわ。
飛行機の揺れを4D的な感じで臨場感につなげられる。(アホみたいなポジティブ)
これはこれで、飛行機でキマった。

そしてあっという間に到着。
真っ先に一風堂に向かい、ラーメンで締めた。

このスープを水筒に入れて持ち歩きたい

そして東京に戻る。
このリムジンバスの中で日常に戻ることに不安は一切ない。
ととのいきった。

相変わらず日本に帰ると、
いろんな炎上が騒がれているけれど、
一つこれらの現象と自分との間に線を引けた。

バリでととのう。完了。

ヒト、たぶん定期でバカンスが必要

帰ってきて尚更思うことだけど、
私たちには定期的にバカンスが必要だ。

経済的にも、スケジュール的にも、
毎回南の島や国外のリゾートに行けるわけじゃない。
文字通りのバカンスではなくって、
「心にとってのバカンス」が必要なわけで。

いつもの日常から全く離れて、
毎日毎分現れる心配や不安から解放されて
何も考えない時間。

そしてその時間は日常の中で作ろうと思えば作ることはできなくないが、
環境をガラッと変えると、
より非現実に没入できる。

そういう意味で敢えて非日常の中に身を置くのは
人生において大きな休息という意味を持つと
改めて感じた。

休息こそ、
その次に何かを生むための準備だし、
エネルギーになる。

休みは訪れるまで待つんじゃなくて、
作るんだ。
作らねばならぬ。

バカンスによる休息の必要さを
学びましたとさ。

私のような環境だからこそ好き勝手動けることへの
感謝も抱きつつ、
皆さんにも素敵なバカンスと
大切な休息がありますように、と
祈るばかり。

疲れてるあなたへ、
ちょっと無理してでも、バカンスへ行け。

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