王蟲について考えた

旅行の車中では友だちとジブリの話になり、「風の谷のナウシカ」についてお話を聞くことができました。
僕の王蟲は全滅させるべきだという発言にはぷりぷりした様子でしたが、ちゃんと説明してくださいました。
あのときは本当にすみません。
教えていただきありがとうございました。

誤解があったのは確かです。
僕はいままで、「風の谷のナウシカ」は王蟲対人間の話だと思っていました。
街の人は生活を豊かにするために森林を伐採してしまう。しかし、それを許さないのか、餌が無くなったのか王蟲は人を襲い食べるようになる。
そうなると人間は王蟲を殺さずにいるのは難しい。
これは今の地球でも抱えている問題だと思っていました。
森林伐採により、熊やヒョウは街に降りてくる。
それを殺さずにいるのは無理です。人の生活の発展のためにはそのようなことが繰り返されてきました。
人間のためには動物を殺していいと言うわけではないのです。しかし、人間を殺す動物を簡単に許すわけにはいかないなとも思うのです。
王蟲もそのような扱いだと思っていました。

話を聞いたら王蟲について考えていたことがずいぶん違うことが分かりました。
王蟲はただ森で生活したいだけの人畜無害な動物らしいですね。
それが、生物兵器に使われてしまった。それも子どもの王蟲を利用されて。
これは人間側の許しがたい愚行ですね。
「風の谷のナウシカ」はまだ観ていませんが、襲われた人間は反撃するのでしょう。
とても悲しい事件ですね。失うものが多すぎます。

と、悲しんだところで本の紹介です。
「続 わけあって絶滅しました。」監修 今泉忠明 著 丸山貴史 で紹介される動物はすべてが人間のせいで絶滅している訳ではないところが楽しいです。

例えば表紙の左のかわいい角が生えたねずみみたいなやつは角を生やしたことで絶滅しました。
名前はケラトガウルスさんです。
この角はモテるために生やしたという説があります。角は生活に役立つわけでなく、栄養価をとられるためとのことでした。
モテのために絶滅ですか。僕も気をつけます。

表紙の右下、クジラのような姿のリビアタンは体長7mのヒゲクジラを餌にしていました。
ちなみにリビアタンの体長は17mです。
これだけ大きいやつには戦っても勝ち目は無いとばかりにヒゲクジラは泳ぎを鍛えて速くなります。
リビアタンはヒゲクジラに追いつけなくなって絶滅です。
これは息子ができたら教えてあげたいですね。君も絶滅しないためには足を速くするんだよ。と。

カブトガニさんは泳ぐときは甲羅を下に向ける派で、実はウミサソリの仲間らしいですね。
脳はドーナツ型で血は青いらしいです。
これは絶滅しそうで、していない動物として書かれていました。
こういうのも、とても面白いです(^.^)

僕が王蟲のいた時代に生まれていたら、王蟲さんを絶滅させていたかもしれません。
そう思うと恐ろしいですが、今までにも人間のせいで絶滅した動物は多くいました。
パンダさん🐼やコアラさん🐨はかわいいから絶滅して欲しくないなぁと本音がポロリで今日は終わります(^ ^)

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