48・ #勝ちに不思議の勝ちあり負けに不思議の負けなし。 #アビスパ福岡 × #名古屋グランパス  「#2023JリーグYBCルヴァンカップ プライムステージ 準決勝 第1戦」 #鶴野怜樹 #紺野和也

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勝ちに不思議の勝ちあり負けに不思議の負けなし。
#アビスパ福岡  × #名古屋グランパス   「#2023JリーグYBCルヴァンカップ プライムステージ 準決勝 第1戦」 #鶴野怜樹 #紺野和也

https://www.youtube.com/watch?v=JK2HvLmS9eI

今度はちょっとアビスパを勝たせようという空気で、ハイライトでも、鶴野怜樹に流れるボールが多い気がする。

試合前に、大幅にメンバーが入れ替わったのを見て、僕は0-1までOKと書いた。
失礼かもしれないが、実際、二試合勝負で、前の試合から中二日の一試合目で、ベンチ外であることも多かった選手を大量に出すということは、指揮官からすればそういう事だと思う。
それを裏付けるかのように、紺野の出場時間は1-0になって、40分くらいで終わった。
二試合目で活躍することや、リーグ戦も考えれば、疲労を蓄積できないし、怪我もリスクを下げないといけない。
今のアビスパは紺野に依存するところは大きいので当たり前だろう。

紺野はトラップ、キック、ボールシールディングと大幅に向上している。
率直に言って、僕が他のチームの監督なら、山岸より紺野を取る。
理由は簡単で、デカいよりも足が速くて、技術や戦術も伸びている選手の方が使い回しが効くからだ。
そうすると、紺野にはより長く博多で活躍してもらうか、多額の移籍金を置いて行ってもらうしかない。
この試合のゴールは鶴野怜樹かもしれないが、実質は紺野和也の仕事だった。
もちろん、それは、そういう評価もあるという事で、他の選手たちも、その選手たちなりに進化の形を模索して行けばいい。

この話は、勿論、試合に繋がっている。
ハイライトだけで判断できない部分が多いけれども、いつもに比べてコンビネーションがシンプルで、より大きなスペースを使って攻撃している。
せいぜい、湯澤が永石のはじいた球をそのままドリブルに持ち込んで、中央にはたいてからリターンを貰おうとしたシーンだろう。
あのシーンでは、鶴野が左ではなく、湯澤に返した方が面白かった。
しかし、若い選手にゴールも組み立ても求めるのは止めた方が良い。
彼はいま、サイドアタックと中央でのシュートパターンを増やすくらいで良い。

いつもの面子の様なサッカーをやるか否かは、どちらがいいか悪いかではなく、久々の実践投入選手や新しい組み合わせの配置の中で、攻撃も守備もスタメン達とはやり方を変えて、シンプルにやるのも悪くない。
相手に読まれやすいものの、読んだ相手も、素直に引いてくれることが多く、ほぼ互角の試合になった。
結果として、1点がこちらにこぼれて、勝ち点が転がり込んできた。

ここで考えるのは、次の試合でどちらが正しいか?
いつものメンバーに調子の良い選手を絡めるか、敢えて、今回のメンバーのマイナーチェンジで行くか?
言い換えれば、複雑なことをしないのか、ユニットを活かしてやるのか?
なまじっか結果が出ただけに難しいところである。
そういう意味では、0-1敗戦で、次の試合はリーグのメンバーに永石くらいの方が、指揮官としては楽だったと思う。

ただ、今回の采配にしても、よくサブメンバーの気持ちや体調を指揮官やスタッフが掴んでいるという事で、良い事だと思う。
目先の勝負の勝った負けたはそれはそれで大切なことだけど、選手と指揮官がそれなりに良い調子で噛み合っていれば、結果は自ずとついてくる。
そういう意味でも、カップ戦はそういうルールではないが、今年のリーグの調子の良さを反映するような勝利だったと言える。

次の試合で重要なのは、紺野和也だろうか?
もちろん、彼は重要だが、個々の選手に頼りすぎても、不調、怪我、病気、色々ある。
なので、まあ、指揮官を信じて、誰が出ても、応援するというベタな答えになる。
昨日の試合では宮大樹も温存されたし、日曜日にはフルメンバーの可能性を持ったうえで、昨日のメンバーも使える。
この時に大事なのは、だから、イケイケで行こうという空気にさせない事。
サッカーは複雑で、アビスパは、やはり、堅守を基調にする空気が流れたときに最も強い。
昨日も1-0。
点を取れるのは良い事だが、負けないことは大事で、勝利することはもっと大事だ。
敗北のシーズンを知るコアサポ達が、勝利が決まるまでは堅守を強調することが、案外、一番の勝利の薬だと思う。
2023年10月12日16時22分。エア指揮官


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