見出し画像

今、医療現場で起きていること


現状の医療現場の状況をまとめました。COVID-19の感染の拡大を伴って大きな混乱と変化がおきています。


①外来の受診率は、相当数減少している

政府の要請が届いてか、外来患者は減少傾向である。現状病院に行くことが、リスクであることが理解されてのことだといえる。先に延ばせる外来は、病院から連絡し診療の制限をしている。

②緊急性のある手術以外は、原則行わない

病院にもよるが、生死に関係がない手術は積極的に行われていない。手術予定の患者には、CT検査やX線の撮影を行い肺の診断を行う。麻酔器を使用する手術では、気管に挿管を行うため感染のリスクが高い為である。

③医療物資不足は深刻

マスク不足も深刻であるが、防護ようのエプロンであったり、目の粘膜を保護するガードなども不足している。感染リスクを減らすために、使い捨で使用しているものを大事に使い回さないといかない状況になっている。

④救急救命が忙しく、スタッフの感染リスク高い

原因不明の患者に対して、治療を行う為大変危険である。COVID-19の影響で、熱発があるだけで受け入れてを拒否する病院もあり、三次救急の負担が増加している。発熱外来も兼任している施設もあり、大変厳しい状況である。

⑤感染症の専門病院以外がコロナ受け入れの病床を増加させている

感染者の増加で、都立病院だけでは病床は足らず、大学病院や大きな総合病院で受け入れてを拡大している。政府や自治体の要請で、病院ごとの確保して欲しい病床数が決まる。COVID-19は、陰圧管理(病室の外に外気が出ないようにするため)が行われるが部屋に限度があるため、病棟のフロアを潰して使用することになる。そのため、定期の手術行えないことになる。


⑥三次救急には重症患者が集中しており、負担が大きくなっている

重症肺炎の患者の受け入れで、病院自体も忙しいなってきており、ECMOなどの導入のマニュアルや取り決めを急ピッチで進められている。患者増加に伴って普段管理に慣れていないスタッフも関わっていかなければいけない。ベテランが教育をしながら、業務を進めていくのも負担になる。


⑦スタッフのモチベーションが危険

常に感染の患者との接触をしているため、防備はしているもののリスクは相当である。院内感染のリスクもある。そんな中で、毎日働くスタッフのストレスは相当なものです。防護服などの、装備をつけながらの作業は相当体力的にも厳しい。こんな状況のなか日本のほとんど病院では、危険手当は月三千円程。全くでない病院もあるような状況である。定期の手術をなくし、外来も帰省している、COVID-19治療を優先している状況である。今後、人件費を払えるほどの国から診療報酬は得られるのだろうか。現場は激務で、所得が下がってしまったら退職も考える人も増えら可能性もある。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?