冬キャンプ1日目

24日の朝、子どもたちは起き上がり人形のように起きて玉が転がるように階段を降りた。

「キャンプの準備しなきゃ!!!」

結果から言おう。
このキャンプを通して
私と旦那と娘、3番目は大変満足なキャンプになった。
しかし長男は「もう冬キャンプ嫌だ。寒すぎる」とシャンメリーをラッパ飲みしていた。。


当日の朝に話は戻り

私たちは身支度をして

まずは少し買い出しに色んなところへ寄りながら向かうことにした。

冬用のガスボンベというものがあるらしい。
寒すぎると普通のガスボンベだとランタンの火がつかなくなるというのでホームセンターで買った。


食材も買った。クリスマスなのでキャンプでケーキを作ることにした!

なんて愉快なキャンプなんだ。


いつもは遠く感じる道のりも
なぜかとても近く感じた。


受け付けに着いたら

今日は20組ほどいると教えてもらった。

クリスマスにキャンプに来るなんて
うちだけなのかと思ったが
がっかりしたような安心したような気持ちになった。


まず着いたら日が出ているうちに
テント、タープ、火おこしをした。

ちょうど昼過ぎだったのでそのまま少し食事をしつつ遊んだりしていた。

しっかりホットカーペットもひき、
上に布団や寝袋をかぶせて温めておいた。

だんだん陽が沈んで向こうの山がオレンジになってきた。

寒さも刺さるようになってきた。

それでも子どもたちは元気だ。

ケーキを作り

みんなで食べた。

他のキャンパーさんたちはどうしているのか
見に行ってみた。

クリスマスのイルミネーションのように

飾り付けがしてあって
奥で焚き火を大人数で囲んでいるグループもいた。

わいわいと賑わったキャンプ場も

夜9時をすぎると途端に灯りが消えて静かになった。

私たちは薪がなくなるまで焚き火をして火に当たっていた。

子どもたちは早めにホットカーペットのテントは入り眠りについた。

満点の星空を見ながら
私の顔のシミみたいにいっぱーい✨という
とんでもない感想を述べた後
冷え切ったターキーレッグを食べた。

焚き火を見ていて気づいた。

私はこの一年、ずーっと肩の力が入っていた。
肩がガチガチになっていた。
6月から約10年ぶりに社会復帰して
訳の分からないおばさまたちの荒波に揉まれ
子どもたちの成長を見守り
ずっと気を張っていた。


あれもこれもしなければならなくなり
あっけらかんとはしていたが
実はビビりまくっていた。
色んなことに。

これが社会ってもんか。
これが親ってもんか。

焚き火の火のように
存在はするが
決まった形のない
便利で怖い火は
まさにこの一年のようだ。

焚き火の下は信じられないほど熱いが上に向かい燃え続ける。

冬のキャンプに必要なのは
ちゃんとした靴と靴下だ。と

ここで肝に銘じた。

足が寒すぎる。


焚き火の火も落ち着き

火種が無くなったのを見届けて
ホットカーペットテントへ入った。

ホットカーペットに当たっている部分は暖かいが
当たっていない半身は冷え切った。


これは寝れるのか?!と思ったが
小さな音で日本昔話をYouTubeで流した途端
私の記憶は飛んだ。

子どものような自分もいてよかった。

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