気の迷い

気の迷い。

一口、あれを飲んだら

一歩踏み出したら

ここで倒れたら

いろんなところに気の迷いの闇が隠れてる。


歳をとればとるほど

背中合わせに生きている。

その気の迷いに飲み込まれなかったから今日がきた。

今日も飲み込まれなかったら明日がくる。

いつか、絶対絶対例外なく死んでしまうのだから

死ぬことを選択肢に入れないでいい。

逃げる。消える。隠れる。戦う。
これで迷う。


暗い夜が来たら、

泣く時間でもいい。
カーテンを閉めて暗闇を視界に入れないで
塗り絵したっていい。


いつか、絶対死ぬんだからってことを

わかって。

終わるのは絶対に決まってるんだよ。

お前に言われなくても勝手に死ぬわクソボケカスコラ。って気持ち、怒って、叫んで。

自分のために生きてっていうけど、

自分のために生きないでいい。

あの人のために生きてみる。

この人には生きて欲しいって
思う人のために生きるの。

しわくちゃになった手を叩いて笑い合うのはどう?

見てみたくない?その未来。

どうか、飲み込まれないで。

気の迷いの闇が来たら

大切な人の死を考えてみて。

いろんな人がお葬式に来てて

泣いてる人
悲しんでる人を通り過ぎる。

あぁ、あの人が生きててくれてよかった。

空想でよかった。

私の目の前にいなくても

どこかで生きていてくれるだけで嬉しい。

その気持ちは

誰もが抱かれている気持ち。

どんなにムカつくやつも

誰かにとっては

大切な人。

自分よりも大切な人。

そう思ったら

それが腹にストンと落ちたら

攻撃はできない。

そして、私を誰も傷つけることはできない。

どんな鋭い言葉も私を傷つけることはできない。

外は暗闇でも

とびきり可愛いカーテンを閉めて

大切な人を失いたくないと泣きながら

塗り絵をする。


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