市バスが自宅前の電柱に激突した話
そう、あれはもう20年前の冬だ。
わたし自身が健診施設で働き始めて、弟も医療系の短大生だった。
夕食後、自宅でテレビを見ていた。
ドーーーーン!!!バリ!!ビリ!!
ぐらりと家が揺れる。
カーテンを開けて外をみる。
えっ!!!!電線がだらーんとなって、火花が散ってる!?
外だ!!
お風呂に入っていた母が、裸体で出てくる。
「なに!?」『わかんないけど、事故かも!』
弟も2階から降りてくる。
自宅前の電信柱に、市バス🚍が突っ込んでる!?
電柱、ポッキリ折れてるやん!!
急いで運転席をのぞくと、運転手さんがハンドルに突っ伏している。
始発からそう遠くない我が家。
幸いにも、他に乗客は乗っていない。
外から大声で声をかけても、反応がない。
気を失って電柱に突っこんだのか、突っ込んだ衝撃で気を失ったのか、判断ができない。
同じように外に飛び出してきたご近所さんに、通報するように頼んだ。
『119番してください!救急車と扉が開けれないから消防も!』
そのあと、どうやったんだろう?
無我夢中で覚えてないんだけど。
呼吸をしてるかどうかの確認をしなくては!との思いで弟といっしょに、なんとかしてバスの中に入った。
息はしていた。
脳かもしれないから、あまり動かさず。
弟と2人、消防がくるまで状態を見守った。
今思うと、全国ニュースものだよね(笑)
あの頃はまだ、スマホとか主流じゃないからね。
その後、結局ニュースにもならずに、バス会社の方が菓子折り1つ持って挨拶に来て終わり。
運転手の方は無事だった、とだけ聞いた。
過労だったのか、病気だったのか、あの頃だから酒酔いだったのかもしれないし。覚えてないけど。
あまり理由を明かしたくなさそうにして、帰っていった気がする。
電柱だら~んとなったことで、ウチとの電線がバッサリ切れて、1日停電になった。
雪がふぶきはじめた中で、夜通し電気屋さんがせっせと電柱を直してくれた。
本当に災難だな、ごくろうさまです(うちは悪くないけど)と思ったものだ。
実家の前は緩やかなカーブになっていて、たまに事故がある。
にしても、市バスが突っ込んだのが電柱でよかったよ。
家に突っ込んでたら…と思うと、怖いですね〜運が良かったですね〜。
note仲間の記事を見て、レスキュー隊員が好きなことを思い出した晴れパンでした🤣
わたしにも推しがあったんだ❣思い出した!
がしかし、その広範囲な推しを愛でるにはどうしたらいいんだ?(笑)