ナンジャモンジャ博士のマジカル発想 #1身体編
ヒロシは、なかなか寝付けず、何度も寝返りを打った。すやすやと寝息だけが聞こえる、静まり返った病室の窓から眺めると、窓辺の木々の葉っぱが、大きく揺れている。たぶん、外ではざわざわと音を立てているに違いない。
明日は3回目の手術だ。小さい時から成長に合わせて手術をすることがわかっていて、自分でも覚悟はあるつもりだ。でも、やはりそうはいっても、手術の前の晩はドキドキして不安になる。
13歳のヒロシにとって、病気はずしりと重たいものだ。ふだんは平気な顔をしていても、絶え