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大河ドラマ「光る君へ」第10話

リアタイで大河ドラマ「光る君へ」を観た。

「月夜の陰謀」

まひろと道長

道長はまひろに会いたかった。
直秀が遠い国へ旅立っていった。
自分のせいだ。
しかしその時まひろがそばにいてくれた。
共に直秀達を埋葬し哀しみを分かち合ったまひろ。
道長にとって陰謀蠢く貴族の生活は家族ですら信じられる者はいない。
今にも壊れそうな道長の心を救えるのはまひろしかいない。
何度もまひろに和歌を送る道長。
それに対し漢詩で応えるまひろ。

和歌で応えないまひろは道長には想像もできないほどの辛く寂しい人生を歩んできたのだろう。
自分の力ではどうすることもできない身分の差。
人生は悲しいほどに理不尽なもの。
しかしその生活からまひろは成長する。
勿論、道長だって成長する。
しかしそのベクトルが少し違ってきたのかなとふと思った。

和歌と漢詩のやり取りからの廃墟での再会。
貴族の生活を捨て「遠くへ行こう」と駆け落ちを提案する道長。
それに対しうれしいけれど道長は世の中を正す「使命」に生きてと言うまひろ。

月の光が降り注ぐ中での2人の逢瀬。
「幸せだけど悲しい」
まひろはこの先の自分と道長の人生を想像してしまう。
直秀なら「(まひろを気遣って)もうやめとけ」って言うだろうか。

寛和の変

「忯子の供養の為に出家したい。」と花山天皇は出家、退位する。
しかしこれは右大臣家によるクーデターだった。
花山天皇は信じていた道兼にも裏切られこの世の絶望を味わったに違いない。
何と哀れな花山天皇。


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