見出し画像

#聴いてみた クリスティアン・テツラフ  ヴァイオリンリサイタルその1🎻

3月30日に放送されたNHKFM ベストオブクラシックを聴いてみた。

曲目

「ヴァイオリン・ソナタ」
ヤナーチェク:作曲
(ヴァイオリン)クリスティアン・テツラフ、(ピアノ)キヴェリ・デュルケン
(17分25秒)
~2023年3月5日 トッパンホール~

「ヴァイオリン・ソナタ 第2番」
バルトーク:作曲
(ヴァイオリン)クリスティアン・テツラフ、(ピアノ)キヴェリ・デュルケン
(19分30秒)
~2023年3月5日 トッパンホール~

「4つの小品 作品17」
スーク:作曲
(ヴァイオリン)クリスティアン・テツラフ、(ピアノ)キヴェリ・デュルケン
(16分50秒)
~2023年3月5日 トッパンホール~

「ヴァイオリン・ソナタ 第3番 ニ短調 作品108」
ブラームス:作曲
(ヴァイオリン)クリスティアン・テツラフ、(ピアノ)キヴェリ・デュルケン
(19分50秒)
~2023年3月5日 トッパンホール~

「ヴァイオリン・ソナタ 第4番 イ短調 作品23から 第2楽章」
ベートーベン:作曲
(ヴァイオリン)クリスティアン・テツラフ、(ピアノ)キヴェリ・デュルケン
(5分45秒)
~2023年3月5日 トッパンホール~

ヤナーチェク作曲「ヴァイオリン・ソナタ」🎻を聴いて

この曲は第一次世界大戦がきっかけとなっているということだが、冒頭のまっすぐに切り込む出だしは正に緊張感溢れるものだった。その後の様々な音楽の表情に豊かに表現を重ねていくテツラフの演奏は素晴らしかったし、又、そのテツラフの表現力にアシストしていたキヴェリ・デュルケンのピアノは見事と言うしかない。

バルトーク作曲「ヴァイオリン・ソナタ 第2番」🎻を聴いて

一見、捉えどころのない作品のように思えたが、テツラフの演奏には『物語性』が感じられる。音楽の作品には必ず「主人公」がいて起承転結の物語がある。それがどんな物語なのかは演奏する人、受け取る人に委ねられるのだろうけれど、何か揺るぎのない『メッセージ』が発信されている演奏であったと思う。
(続く)



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?