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その練習への姿勢だと後輩に抜かされます。

あなたは普段のチーム練習を
どのようにこなしていますか?

コーチに言われたことはしっかりやっています!
チームメイトよりも1回多くやることを心がけています!

一見しっかりやっているように見えても
その努力はそもそも間違っているかもしれません。

サッカーが上手い人と、下手な人っていますよね。
最初は同じボールも触ったことが無いところから
スタートしているのに、

どこでこの差が生まれたんでしょうか?

「才能」この一言で片づける人は
もうこの先は読まないでください。

僕らは同じ人間です。
才能の違いなんてそうそうないんです。

才能の一言で片づけるのはその人の影での努力を
見ていない人です。
または努力したことがない人かもしれません。

日本の育成年代は
特に足元の技術は優れていると言われます。

しかしプロになるとパッとしません。

今回はスペインサッカーとの比較をして、
本当に上達する練習とはなんなのか
解明していきます。

1、無意味な練習、意味ある練習

サッカーを指導していると、
よく見られることなのですが、

会うたびに
サッカーが上手くなっている選手もいれば、
あまり変化が見られない選手もいます。

この差は一体何でしょうか。

僕が伝える練習はどちらにも同じです。

どちらも同じ練習をしているのに
サッカーの上達具合はまるで違うのです。

人はこれを単に才能の差と
呼ぶかもしれません。

僕も現役でプレーしていたころは
そう思うことがありました。

あいつらとは才能が違う。

それで諦めたこともありました。

しかし、僕らは同じ人間です。
才能の違いなんてものはそうそうないのです。

だとしたら、どんどん上達していく選手と、
そうではない選手の一体何が違うのでしょうか。

それは、練習で吸収する量が違うのです。

グングン上達する選手が
練習中に何を考えているのか
それは、

自分が何を上達させたいかを
明確にしながら練習している。

どんな練習の中でも、
どうやったら上達できるか
常に考えていたのです。

アップの対面パスでは、
足がボールに当たる角度まで
気にしてプレーしていました。

極限まで細部にこだわって
練習をしていました。

反対に、あまり変化がない選手、
彼らが何を考えていたかというと、

彼らは、
何も考えていませんでした。

「考えるって逆に何を考えるの?
言われた練習は頑張ってるよ。」

というスタンスだったのです。

アップの対面パスで
何を考えているかなんて
聞けたものではありませんでした。

以上から、
上達する選手は、
どんなに些細な練習でも

その中から、
僕たちコーチが教えるもの以上のものを
吸収していることが分かりました。

彼らを見ていると、
どんな練習でも取り組み方ひとつで、
大きな意味を持つ練習になることを
教わることが出来ました!

2、日本とスペインでの練習への認識の違い

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