【獣医学部】物理選択だけど生物も勉強すべき?
獣医学部に入学する人は高校で生物を学んでいる人が多いです。
しかし、物理選択で入学する人も少ないながら一定数います。
そこでこの記事では物理選択で獣医学部に入った人向けに生物を学んでおいた方がいいのかについて紹介します!
まず、結論からいうと、心配なら生物も勉強した方がいいですが、しなくてもやっていくことはできます。
ただ、やはり高校生物が分かっていた方が、有利にはなるので勉強しておくことをおすすめします!
ただ、ひとくくりに高校生物といっても獣医学部の内容に被るところもあれば、全く必要ない分野もあります。
動物の分野は獣医学に関わってくるところも多いですが、植物の分野はほぼいらないです。
ただ、動物の分野以外にも微生物の話が出てきたりするので、動物と微生物、植物の違いくらいはおさえておくといいと思います!
生物選択の方が有利と書きましたが、物理選択の方が有利な科目もいくつかあります。
大学に入って1年目は教養科目を学ばなければなりません。
この教養科目には物理も含まれており、物理選択の人はここで無双できます。
また、化学の授業では熱力学を応用したものが出てくるので、物理選択の方が理解しやすいです。
また、専門科目で放射線生物学という科目があり、放射線の発生原理に物理が関わっているため、ここでも物理選択が有利になります。
生物選択の人は発生原理が理解できず、物理選択の人にすがることになりますが、放射線生物学を習う時期までには物理選択の人も生物学には詳しくなっています。
物理選択で困るのは低学年のうちだけですし、生物学の一部の分野だけを勉強すれば良いので、そこまで不安に思わなくても大丈夫です。
下に生物基礎と生物を分野ごとに必要かどうか仕分けしてみました^_^
もし物理選択で生物を勉強しようとしている方がいれば参考にしてみてください!
特に必要な分野は⭐️
まあ必要な分野は⭕️
関連はあるけれどそんなに必要ない分野は無印
全く必要ない分野は横線
で表しています。
また、節の横には関連する大学の専門科目が書いてあります。
※実教出版の新課程の教科書を参考にしています。
生物基礎
1章 生物の特徴
1節 生物の多様性と共通性 生化学
1 多様な生物とその祖先
2 ⭐️細胞の構造と働き
2節 細胞とエネルギー 生化学
1 ⭐️代謝とエネルギー
2 ⭐️酵素 3 光合成
4 ⭕️呼吸
5 ミトコンドリアと葉緑体の起源
2章 遺伝子とその働き
1節 遺伝情報とDNA 生化学
1 ⭐️ゲノムと遺伝子
2 DNA研究の歴史
3 ⭐️DNAの構造
2節 遺伝情報の分配 生化学
1 ⭐️細胞分裂とDNA
3節 遺伝情報とタンパク質の合成 生化学
1 ⭐️遺伝子とタンパク質
2 ⭐️タンパク質の合成
3 ⭐️遺伝子の発現
3章 生物の体内環境とその維持
1節 体内環境 生理学
1 ⭐️体内環境と恒常性
2 ⭐️体液とその働き
3 ⭐️体液の調節〜腎臓と肝臓〜
2節 体内環境の維持のしくみ 生理学
1 ⭐️自律神経系による調節
2 ⭐️ホルモンによる調節
3 ⭐️自律神経系とホルモンによる調節
3節 免疫 免疫学
1 ⭕️生体防御と免疫
2 ⭕️自然免疫のしくみ
3 ⭕️獲得免疫のしくみ
4 ⭕️ヒトと免疫
4章 生物の多様性と生態系 1節 植生と遷移
1 生物と環境のかかわり
2 植生とその構造
3 遷移と極相 2節 気候とバイオーム
1 バイオームの分布
3節 生態系と物質循環 野生動物学
1 ⭕️生態系
2 エネルギーの流れと物質循環
4節 生態系のバランスと保全 野生動物学
1 ⭕️生態系のバランス
2 ⭕️人間生活と環境の変化
3 ⭕️人間生活と生態系の変化
4 ⭕️環境の保全
参考:実教出版 https://www.jikkyo.co.jp/mokuji/17000022.html
生物
1章 生命現象と物質
1節 細胞と分子 生化学 生理学
1 ⭐️生体物質と細胞
2 ⭐️生命現象とタンパク質
2節 代謝 生化学
1 ⭐️代謝とエネルギー
2 呼吸と発酵のしくみ 3 光合成 4 窒素同化
3節 遺伝情報の発現 生化学 微生物学
1 ⭐️DNA
2 ⭐️DNAの複製
3 ⭐️タンパク質の合成
4 ⭐️遺伝子の発現調節のしくみ
5 ⭕️バイオテクノロジー
2章 生殖と発生
1節 有性生殖 生化学 遺伝育種学
1 ⭐️生殖の種類
2 ⭐️染色体と遺伝子
3 ⭐️減数分裂と染色体の組合せ
4 ⭐️遺伝子の伝わり方
2節 動物の発生 発生学
1 ⭐️動物の配偶子形成と受精
2 ⭕️初期発生の過程
3 形成体と誘導
4 軸に沿った形態形成のしくみ
3節 植物の発生
1 被子植物の配偶子形成と受精
2 胚形成と種子形成
3 植物の器官分化
3章 生物の環境応答
1節 動物の反応と行動 生理学 解剖学
1 ⭐️刺激の受容
2 ⭐️神経の働き
3 ⭐️神経系の働き
4 ⭐️効果器
5 ⭕️動物の行動 2節 植物の環境応答
1 環境応答
2 植物の成長の調節
3 光と環境応答
4 植物の生活と環境応答
4章 生態と環境
1節 個体群とその変動 野生動物学
1 ⭕️個体群とその性質
2 ⭕️個体群にみられる社会性
3 ⭕️生物群集の成り立ち
2節 生態系 野生動物学
1 生態系の物質生産とエネルギーの流れ
2 ⭕️生態系と生物の多様性
5章 生物の進化と系統
1節 生物の進化 野生動物学
1 生命の起源
2 初期の生物進化
3 生物の変遷
4 人類の進化
2節 進化のしくみ 遺伝育種学
1 ⭕️進化の考え
2 ⭕️突然変異
3 ⭕️進化で扱う集団
4 ⭕️進化のしくみ
5 分子進化
3節 生物の系統 微生物学
1 ⭕️系統に基づく分類
2 3つのドメインによる生物分類
参考:実教出版 https://www.jikkyo.co.jp/mokuji/18000024.html
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