CTとMRIの違い

CTとMRIの違いについてかなりざっくり説明したものです。

CTとMRIはどちらも似た構造をしています。
また、どちらも体を輪切りにしたデータが得られ、身体の内部の異常を見つけることができます。

機能や外見は似ていますが、撮影の仕組みが違っており、それぞれの機器によって得意とする部位が異なります。

CTは放射線の一種であるX線を用いた方法で撮影を行います。
放射線がどれくらい体に吸収されたかによってCT画像の色に違いが出ます。
身体構造が密な部位ほど、放射線が多く吸収されるので、CT画像は白くなります。

逆に、構造が疎な部分は放射線はあまり吸収されないのでCT画像では黒く映ります。

CTは肺炎や骨折の診断に強いです。

一方で、MRIは強力な磁場を利用した診断法です。
CT検査では放射線を浴びることになるため、被爆の恐れがありますが、MRI検査では放射線を使わないので、無害です。

また、CTよりも精密な診断画像を見ることができますが、検査に時間がかかる点がネックです。

MRI診断は脳の検査によく用いられます。

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