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端から端まで【保育士日記】

こんばんは。さぼてんです。
先日なんだか改めて子どもって素直だなと思った場面がありました。

製作の際に端から端まで全面のりを一生懸命塗っている姿が目に留まりました。
「のりをぬって貼ってね」と一声かけただけなのに、真剣に指先を使って塗っている姿が、意識したらこんなにものりと真剣に向き合ってるんだと感激してしまいました。

端から端まで真剣にぬる子どもの心理はそれぞれだと思いますが、ひとつの物事に素直に向き合う。これはどう足掻いても子ども達には勝てないなと改めて感じた場面でした。

製作において、発達段階に合わせてこういう製作をしてこういう部分頑張って欲しい。というような、ねらいが少なからずありますがそんなことは置いておいて、やはり何事も疑わず、ただ素直に、真剣に向き合うってすごいことだなと思うのです。

もちろん得意、不得意があったり好きや嫌いといった感情があるのでみんなが必ずしも同じようにという訳ではないですし、どうして欲しい、こうなって欲しいみたいな正解が必ずしもあるという訳でもないのですが、自分なりに一生懸命塗る姿をみたら、かっこいいなと思うのです。

いつかきっとその指先で使っているのりは液体のりやスティックのりになるし、全面に塗らないようになるかもしれない、ぐちゃぐちゃでも気にしないかもしれない。そんなことをこれから先、見たり経験したりする。だから端から端まで塗ることが必ずしも正解では無いし、(もちろん綺麗に越したことはないと思うけれど…)上手にできるできないという話ではなくて、素直に向き合うその心を忘れないで欲しいなと思うのです。そして、なにより自分自身が忘れてはならない。こうやって大切なことを教えて貰うことばかりの保育士人生だなと感じた場面でした。

#保育士 #日記

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