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薬局薬剤師の私③ ~退職で円形脱毛~

私の記事を見ていただき、ありがとうございます。

↓前回の記事です

およそ5年半勤めた会社の退職を申し出
それが金曜日
土日は仕事休み

次の月曜日

仕事退勤前、薬局長から呼び出しあり。
「明日、課長が来る。話をしたいことがあるらしい」

火曜日、課長面談
課長「辞める理由はなんだ?君の嫌いな上司は先月辞めたんだぞ。」
(嫌いな上司とは、在宅の店舗の直前にいた大型店の薬局長。私は副薬局長に近いポジションで仕事していましたが、仕事の押しつけがひどかった…。)
嫌いな上司は、一緒に仕事しなきゃいい話で、退職とは全く関係ありません。
課長「俺が嫌いだからか?」
私 「どちらも関係ないです。自己都合です。」
課長もなかなか癖が強い方ですが、なんとか退職の意思は変わらないことを伝えて対応しました。

翌日水曜日
今度は薬局長からまた呼び出し。
「今、辞めてしまうと、次の人員がいないんだ。」
暗に「引き止め」の話をされました。
きっと課長から指示されてやっているのだろうと、容易に想像がつきました。

そして、木曜日
午前中仕事をしていると、なんと社長から電話。
「午後にそちらへ行くので、話をしましょう。」
また緊張
まだあるの??
命を預かる仕事なんだから、集中させてほしい…

木曜日午後。社長面談

社長からは開口一番、
「君の希望にかなう店舗へ異動させよう」
いきなりそんな話でした。
「隣の〇〇県の〇〇店」
私は心の中で、ただ??マーク
山間部の診療所門前、在宅訪問指導はやっているけど…
「下宿代は会社で全額負担する。」

100%悪い話ではないのですが、
当時の自分には、会社に都合のいいように使われているような気がして、不快な気持ちが勝っていました。

社長にも改めて退職の意思を伝えました。


その次の日の朝

後頭部に、500円程の大きさの範囲で、髪がなくなっていることに気がつきました。

泣きました。

でも、もう誰も引き止めはしなくなりました。

月~木曜日までずっと緊張していましたが、
それがなくなり、仕事に集中できるようになりました。
立つ鳥、跡を濁さず
退職日までおよそ1ヶ月半、職責を全うしました。

今、思い出してみても、
私は直感的に「やめる!」と決めたら、もう曲げない。確固たる理由が必ずあるようです。
それは今後、3回ほど自己都合退職を経験するのですが、全て共通です。

しかし、当時28歳、最初の退職がもっとも辛かった。

素直な気持ちを上司以上の人間に話すのに、ものすごいエネルギー。
疲れは実感していたけど、円形脱毛を起こすほどとは思いもよらず。

なんとか乗り越えた退職
この経験がなければ、今の自分はありません。

あ、
社長面談の後の仕事終わり
わすれられない出来事がありました

(つづく)

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