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【Macbookを2週間で返品した理由】Windows歴6年の男がMacbookを触って思ったこと

はじめに


初のMacBook!!!

MacBook Air M2モデルを購入しました。
最初はデザイン、音質、バッテリー持ちに感動し、「これはwindows機ではできないな~」と思い、感嘆の声を漏らしていました。が、使っていくうちに、システムや考え方が自分には合わず、返品しました。

それでは本題、なぜ私がMacBookを返品をしたかを話していこうと思います。

返品した理由

command + tab の挙動

command + tab の挙動(Windowsでいうalt + tab)

MacOSでは、command + tab (Windowsでいうalt + tab)のショートカットを押すと、上の画像のようなアプリ一覧が出ます。ここでtabを押すと任意のアプリに切り替わる、最も使われるショートカットかと思います。
しかし、画像のようにMacOSではアプリ単位で候補が出てくるため、例えばChromeで複数のタブを開いていてもどれか一つのウィンドウにしか切り替わりません。
これは割と致命的です。作業の効率化に、大きな弊害をもたらします。
今、私はMacOSのことを確認するChromeのウィンドウと、noteを執筆するChromeのウィンドウの二つを開いて、画面を二分割して執筆しています。
Windowsだと、alt + tabですぐに切り替えられますが、MacOSだと無理です。同じウィンドウであれば、commad + tab はただの反応しないショートカットに成り下がります。
本来、command + tab は作業を効率化させるためのショートカットであると思うので、アプリ単位ではなく、ウィンドウ単位に改めてほしかったですね。

良くも悪くもアプリベースな考え方

MacBookを触って最初に思ったことは、「スマホみたいなUIだな」です。
特に設定画面にそれが顕著に現れています。

MacOSの設定画面

この画面、実はiPhoneの設定画面じゃなくて、MacBookの設定画面なんで
す。iPhoneは縦長の画面なので、縦長になるのはわかる。けど、横長の画面のMacでも縦長なのは意味分かんないだろ!!😅

こういったことがMacOSでは多々あります。Appleはパソコンを作りたいのか、それともスマホを作りたいのか、かなり混乱します。
上の、「command + tab の挙動」と繋がる話ですが、MacOSはアプリのUIをそのままパソコンにぶち込んだかのような違和感を覚えることがかなりあります(私がWindowsに慣れてしまっているから?)。

外部アプリの不安定さ

「command + tab の挙動」を解消するために、「AltTab」というWindowsのalt + tab の挙動を再現する外部アプリを導入することにしました。しかし、これが中々不安定で、反応するときと、反応しないときがあります。「AltTab」だけが不安定なのかな? と思って、他の外部アプリを入れて試してみたり、設定を見直したりしたのですが、全て動作が不安定で、反応しないときがありました。

これが噂に聞く、Appleは自分のテリトリー以外のアプリには厳しいというやつか、と思い知らされました。

非合理的なショートカットの組み合わせ

私はタッチパッドをよく使います。
その中でも、ctrl を押しながらタッチ→新しいタブでページを開く→そのまま ctrl + tab を押す→新しいタブで開いたページに移動
という流れをします。
この流れで、重要なことは ctrl を押したまま、次の操作をしているということです。そうすることによって指の動きを最小限に減らして、効率化を図っています。

しかし、これがMacOSですと、
command + タッチ:新しいタブで開く
option + tab:タブ移動

というふうに、command と option の異なるキーをいちいち押すハメになります。
Windowsであれば、ctrlを押しっぱなしで良いのに…。

そして、もう一つ私が不満に思ったことは、Finder(Windowsでいうファイルエクスプローラー)でのショートカットです。
Windowsであれば、ファイルをEnterを押して開くことができますが、Macであれば、command + o を押さなければなりません。Windowsであれば、一つのキーで事足りるものを、Macは二つのキーで行なければならなくなり、かなりストレスが溜まりました。

AirPods Proとの連携の不安定さ

これが返品した一番の理由ですね。
私はスマホはiPhone12 mini、イヤホンはAirPods Pro2を愛用しています。
購入する前に調べた情報では、iPhoneとMac間で、AirPodsの接続がシームレスに行えると書いてあったのですが、全くそんなことはなかったです。

iPhoneで動画を再生中に、Macの動画を再生すると、たしかに正常に切り替わるのですが、この逆はできませんでした。
要するに、
・iPhone→Mac:自動切り替えできる
・Mac→iPhone:されない
ということです。

Appleはその製品同士の連携機能が売りであるはずなのに、ここがだめだとMacを買う意味があまりないように感じました。

MacBookを使うべき人

ここまで、返品をした理由を述べてきました。
個人的には効率化を気にする人ほど、Macは向かないかなと思います。

そこで、じゃあ逆にMacを使うべき人はどういった人なのか? というと、以下の通りなると思います。

1.iPhone・iPad・Mac向けのアプリを制作する人
2.デザインをする人
3.ショートカットを使わない人

1.iPhone・iPad・Mac向けのアプリを制作する人
の理由は簡単で、XcodeがMacでしか扱えないからですね。

2.デザインをする人
の理由は、Macのディスプレイが、色を正確に再現できるからです。デザインをする人にとって色の再現性は大切ですからね。

3.ショートカットを使わない人
の理由は、先ほど書いたショートカットの組み合わせに無駄が多いからですね。

Macじゃなくて、iPadでよくね? という提案

私がMacを2週間使って思ったことは、マルチタスク性が低いということ。
Macはアプリベースでシステムを構築しているため、マルチタスク作業よりもシングルタスク作業のほうが優れています。
となると、同じアプリベースで作られていて、同じくシングルタスクに優れるiPadでよくない? という考えが浮かんでしまうんです。

AppleはMacの設定画面をiPhoneに寄せるなど、iPhone・iPad・Macの垣根をなくして、統一する動きがあるように感じますが、その影響でそれぞれの独自性や優位性が削がれていっているように思います。
正直、Macからはパソコンとしての優位性があまり感じられなかったので、同じ機能をライトにそろえているiPadが良いんじゃないかと思います。
(タッチ機能があって直感的だし、Macと違ってAirPodsの自動接続切り替えがスムーズだし)

まとめ

・返品した最大の理由は、iPhoneとMac間での自動接続切り替えが不安定だったから
・Macは、Xcodeを使う人・デザイナー・ショートカットを使わない人におすすめ
・Macはマルチタスクに弱く、シングルタスクに強いんだから、同じシングルタスクに優れるiPadでもよくない?

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