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47都道府県ちいさな旅㉕福島

2023年の12月は福島県へ。県庁所在地の福島市は、うさぎの多い街でした。

出発前

今回は久々に青春18きっぷの旅です。しかし在来線だと東京から5時間以上かかるようなので、行きは新幹線にしました。

まず福島市に1泊、翌日は会津若松まで足を延ばして郡山に1泊というプラン。最終日はもっぱら電車旅です。

福島市の情報は、市販のガイドブックにはあまりなかったのですが、市の観光サイトが充実していました。

福島県旅行プラン
【1日目】
新幹線で福島へ、福島市内観光
【2日目】
郡山経由で会津若松へ
【3日目】
郡山市内観光、水郡線などで帰京

2023.12.27-29

1日目

上野から福島まで、新幹線だと1時間半くらい。いつもは指定席ですが、今回はあえて自由席にしました。

さて福島駅です。東口を出ると、作曲家・古関裕而氏の像がありました。数年前の朝ドラ「エール」のモデルになった方です。

福島は、古関裕而のまち。

そして、福島市のキャラクター「ももりん」もいました。モモとリンゴを持っています。

福島は、花と果物のまち。

福島の街の北側には、信夫山という山があります。「のぶお」ではなく「しのぶ」と読みます。

案内標識が赤色だった。

昼食は、老舗の喫茶店・珈琲の街へ。近くにあるオジマパンというこちらも老舗のパン屋さんと迷いました。

シェアサイクルを利用しようと思っていたのですが、寒かったので電車に乗ることにしました。福島交通飯坂線(愛称:いい電)は、福島駅と温泉街を結ぶ電車です。

飯坂温泉駅まで23分。

温泉に入るつもりはないので、終点まで行ったら折り返し戻ってくるつもりでしたが、せっかくなので、次の電車まで30分ほど駅周辺を散策することに。

川の両側に旅館が軒を並べる。

古い温泉街ですが、小ぎれいに整備されているところもあります。予想外に楽しくて1時間ほど延長してしまいました。

特によかったのがこちらのスポット。手湯というのは初めて見ました。

旧堀切邸の手湯・足湯。

ところで飯坂線には、お目当ての駅が2つありました。1つは最近リニューアルしたという曽根田駅。

カフェ併設のレトロな駅舎。

そして、ここには引退した車両を利用した休憩スペースがあります。

ホームに横付けされた旧車両は2両編成。1両はロングシートの電車そのまま、もう1両には机と椅子が並んでいました。

2号車は完全に自習室だった(右)。

それほど寒くなかったので、ももりんシェアサイクルで古関裕而記念館まで行ってきました。ちなみに市内を循環する100円バスは、ももりんバスといいます。

記念館のそばには競馬場もあります。行ってみるつもりだったのですが、寒くなってきたので、もう1つのお目当ての駅、美術館図書館前駅に向かいました。

駅名だけでもそそられますが、ネット上で見た小さな駅舎がいい感じだったのです。楽しみにしていたのですが……あれ?

サイズはそのままのようだが…

工事中なのかと思いましたが、完成形のようです。木の香りがしたので、リニューアルしたばかりなのでしょう。曽根田駅とも全然違う感じですね。

駅名のとおり、近くに美術館と図書館がつながった大きな施設があります。ここにも寄るつもりだったのですが、日が暮れそうなのでホテルに戻ることにしました。

ももりん?

2日目

朝の気温はマイナス4度。少し気温が上がるまで待って、会津若松へ向かいます。

反対側の西口はすっきりしていた。

駅のおみやげ屋さんでチーズみそぱんを買いました。みそぱんは福島名物です。

東北本線で郡山まで約50分。ここまではよかった。しかし会津方面行きの磐越西線のホームに行くとすでに電車は満員でした。

この日は12月28日、下りなので帰省ラッシュというわけですね。ああ失敗。

それでも会津まで行けばなんとかなると思って、満員電車で約1時間。会津若松に着いて周遊バス・あかべえに乗ると、これが磐越西線以上の混雑でした。もういやだ。

鶴ヶ城だけは行くつもりだったのですが、疲れたので観光はやめてカフェで休憩することにしました。また行くよ、会津若松。

バスの中から奇跡的に撮れた鶴ヶ城。

郡山へ戻る磐越西線は、落ち着いていました。おそらく観光客ばかり。寝ている方が多かったです。

ところで会津には大きな観音像があるんですよ。真っ白なので目立ちますね。

磐梯山の麓にたたずむ会津慈母大観音。

さて郡山駅ですが、ヨドバシマルチメディアなどがあって、福島駅よりも賑やかな感じでした。駅前通りがいきなり繁華街で、夜は飲み会の集団が多かったですね。12月28日でしたし。

駅にある観光案内所に観光マップをもらいに行ったら、おしゃれすぎてびっくりしました。D&DEPARTMENTとのコラボらしいです。

観光マップは外の通路に置いてあった。

3日目

郡山にも何もないわけではなさそうですが、どちらかというと交通の利便性を売りにしているようですね。

でも、ちょっとだけ散策します。駅から徒歩圏内に神社やお寺がありました。

安積国造神社には、おかめの面がある。

そして福島県で唯一のデパート、うすい百貨店があります。1階の吹き抜け部分にソファがたくさん置いてあって快適でした。

郡山駅前にはビッグアイという高層ビルもありました。

ここのプラネタリウムは高さ世界一。

帰りは、水郡線と常磐線を乗り継いで約5時間半。水郡線は、茨城の水戸に行ったときに一部乗った路線です。これで全線乗車を達成しました。

後日談

福島県の人口順でいうと、いわき市が1番、郡山市が2番、福島市は3番目です。といってもそこまで差はなくて、三大都市といったところ。

福島市は、レトロな喫茶店が残っている一方で今風のカフェもあって、コーヒーが飲める場所が多い気がしました。

郡山との違いも面白いですね。郡山駅のコインロッカーはSuicaが使えましたが、福島駅は現金のみ。でも、郡山には市内循環バスやシェアサイクルはなさそうでした。また行くよ、福島県。

【旅の費用】 合計 34,577
交通費 15,100
宿泊費 13,130
食費 5,017
現地経費
・コインロッカー 600
・古関裕而記念館 300
・赤べこおみくじ 100
その他 330

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