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【マスターデュエル】WC2024 とりあえず1st突破した8軸GSデッキ

こんにちは。【後攻デッキ】好きのやかんです。
久しくマスターデュエルやってませんでしたが、WC開催ということで今の環境で【壊獣カグヤ】が通用するか試したくなり、走ってみることにしました。予想通り大苦戦の環境ではありましたが、意外と早めに1st STAGEを突破できたため、記事にしました。

ランク18~19がとにかくきつかった・・・

現環境の雑感

何ヶ月かぶりにマスターデュエルやってみての感想なので、環境に関してあまり偉そうには語れないですが、まあいつも通りインフレした遊戯王でしたね。もはや1~2枚初動が多すぎてリソース差つけても平気で逆転されます。あと、相変わらず1ターンが長いとはいえ、ドライトロンやハリラドンが跋扈していた時よりはマシに感じた不思議。
最終盤面に関しても、「ギリギリ返せそうでやっぱり返せない」という絶妙な制圧盤面が多く感じました。
希望を与えられて、それを奪われる。筆者も多分、悪い意味で「いい顔」に何度もなっていたことと思います・・・

最近の課題:【壊獣カグヤ】の存在意義

元々環境の様々な出張セットを取り入れて形を変えていくのがこのデッキの特徴の1つではありました。最近は【壊獣カグヤ】【8軸GS】【カグヤGS】【カルテシアGS】などの型が主流になりつつあります。
とはいえ、最近は【ホルス】というレベル8がお手軽にわいてくる構築の登場により、よりこのデッキの存在意義が問われるようになってきました。
ホルスギミックをこのデッキに取り入れるというのもありなのですが、これに関してはいつも筆者が語っているように「壊獣ギミックが好き」という感情論で解決する話ではあります。
しかしここで問題発生・・・

WC2024 1st:デッキ構築

(43枚)
≪モンスター(41枚)≫
原子生命態ニビル×1枚
獣王アルファ×3枚
時花の賢者-フルール・ド・サージュ×2枚
未界域のビッグフット×3枚
機巧蛇-叢雲遠呂智×3枚
怪粉壊獣ガダーラ×2枚
海亀壊獣ガメシエル×1枚
カオス・ネフティス×1枚
深淵の獣ルベリオン×1枚
ダイレスラーパンクラトプス×2枚
クシャトリラフェンリル×1枚
深淵の獣マグナムート×1枚
深淵の獣ドルイドヴルム×1枚
深淵の獣バルドレイク×2枚
電光-雪花×3枚
赫の聖女カルテシア×2枚
灰流うらら×3枚
ドロール&ロックバード×2枚
増殖するG×2枚
BF-下弦のサルンガ×2枚
エフェクトヴェーラー×2枚

≪魔法(2枚)≫
雪花の光×2枚

≪エクストラ(15枚)≫
赫焉竜グランギニョル×1枚
デスピアン・プロスケニオン×1枚
No.100 ヌメロンドラゴン×1枚
No.38 希望魅竜タイタニック・ギャラクシー1枚
宵星の機神ディンギルス×1枚
No.97 龍影神ドラッグラビオン1枚
No.84 ペインゲイナー×1枚
No.77 ザ・セブン・シンズ×1枚
天霆號アーゼウス×1枚
アクセルシンクロ・スターダストドラゴン×1枚
フルール・ド・バロネス×1枚
BF-フルアーマードウィング×1枚
相剣大公-承影×1枚
カオス・アンヘル-混沌の双極×1枚
サイコ・エンド・パニッシャー×1枚

・・・あれ? カグヤは・・・?

はい、「好き」で使っている【壊獣カグヤ】なのですがカグヤ抜きました。
壊獣抜きでカグヤ続役のデッキタイプも多いですが、今回は逆です。
一応言っておくと、カグヤの活躍が見込めないから抜いたというわけではありません。カグヤを入れていた方が、誘発受けや盤面維持は格段にやりやすくなります。
壊獣も全盛期よりは活躍の場が限られているとはいえ、愛で採用を続けています。ではなぜカグヤが抜けたのか?

環境的に<電光-雪花>は必須

本デッキのサイドデッキ要因としてよく登場する電光-雪花ですが、今回はメインデッキへの採用です。そして実際回してみて投入を後悔する気持ちもなくなりました。今1st STAGEの主役の1枚でしょう。
環境トップの【スネークアイ】【炎王】に対してあまり効かないので疑問手に感じるかもしれませんが、これがないと【R-ACE】にとても対抗できません。当初は【R-ACE】【ラビュリンス】以外には刺さりが微妙なため、活躍の場が限られるかと思いました。しかし他デッキでも展開後は無限泡影や墓穴などは伏せてターンを回すため、それらを捲りのタイミングで黙らせられるこのカードの活躍の場は思った以上に多かったです。他にも・・・
・★4なのでデストルドーと組み合わせやすい
・光なのでカルテシアやカオスネフティスのコストにできる
・伏せを気にしなくていいので、精神的に少し楽にプレイできる
など、カグヤが持っていた細かいメリットもうまく継承してくれました。

他の通常召喚権はどうするか


通常召喚をあまり使わないからこそ、このデッキにおけるNS枠の選択は重要

・候補1<妖精伝姫-カグヤ>:不採用
同名サーチ+バウンス効果により、抜群の汎用性を誇ります・これの便利さについては今更語るまでもないので割愛。しかしこれは他にNSするカードが入っていなかった時の話です。電光雪花の投入により、召喚権をそちらに使うことが増えてしまいました。2~3ターンで実質決着がつくことの多い今の超高速環境では1枚でも手札で腐るカードが出ると致命的です。(捲りが重要な後攻デッキではなおさらです)手札が減らないとはいえ、このデッキで「次のターンへのリソース」など考えていられる環境ではありません。
というわけで「壊獣バウンスして再利用ギミック」はアルファ君に任せることにしました。あの気持ちいい動きを完全に諦めたわけではないのです。
頑張れ! アルファ君!!!

・候補2<アルバスの落胤>:不採用
アルバス入りの構築は過去のブログでも紹介させていただいた通りかなり強力です。カルテシアとの相性も抜群。しかし今回の構築ではエクレシアが不採用なため、前回ほど強く使えないことと、EXの枠の問題で断念。

・候補3<スモークモスキート>:不採用
大好きなカードです。「延命しつつ特殊召喚して★8になれるのでいいじゃん」と思うかもしれませんが、後攻2ターン目ではまず特殊召喚できません。当たり前のことではありますが、最も重要な2ターン目では実質NSでしか出せないので、こちらも手札でかさばると致命的です。

・候補4<赫の聖女カルテシア>:採用
割と最近のカード。アルバスとのシナジーが高いので「アルバスが不採用ならこのカードの真価もそこまで発揮できないのでは?」と考えましたが、このカード単独でも十分活躍してくれました。融合素材の相方も叢雲・カオスネフティス・デストルドー・深淵の獣・そして伏せがない時の電光雪花
・・・などどれかは手札で使えなくなっているものがあります。そしてそれらに使い道を与えた上で上振れ展開を見込めるという点で今回白羽の矢を立てました。

その他今回採用・不採用のギミック

●「壊獣シリーズ」:採用
思い入れで採用しているシリーズですが、今の環境ではマスカレーナ・リトルナイト・ガネーシャ・タービュランスなど発動を伴わずにどかせたい札が多く、活躍の場は普通にありました。接戦の際にサイコエンドの的を用意できるのも地味に優秀。

●「エクレシア&妖眼セット」:不採用
エクレシア+深淵の獣で★10シンクロ出せるのは強いですが、妖眼があまりにも微妙すぎたので不採用。雪花の光でマリガンしようにも今の環境ではある程度汎用性のある誘発ですら腐ってマリガンの対象にしなければならない時もあります。残念ながら毎回妖眼にマリガン枠を使う余裕はありません。

●「サルンガ&★10シンクロ」:採用
色々試して思いましたが、「リスクなしでSSできる」ってやっぱ偉いなと。
★8及びランク8を増やして対応力を上げる方法も試しましたが、リスクなしで出せる★8って意外とまだ少ないんですよね・・・
というわけでEXは圧迫しますが、ローリスクで展開できるサルンガを採用。後述のフルアーマードを採用する以上はどちらにしろ必須です。
追加でアサルトシンクロンとかもいいかもです。

●「アルバス&融合セット」:不採用
前述の通り。

●「デストルドー&サイコエンドパニッシャー」:採用
最近は事故率の問題で敬遠する構築も増えている印象があります。
しかし、このデッキはカルテシアの採用により「★4の用意」も「墓地送り」も格段に現実的になりました。

●「深淵の獣シリーズ」:採用
現環境はかつてない「炎属性が支配している環境」です。そのため光闇メタの深淵の獣の刺さりはイマイチで、抜いてる構築も多いです。
・・・が本選はともかく、1stは様々なデッキが入り乱れる魔境。
Tire1デッキの対策だけすればよいというものではありません。
というか電光-雪花使えばかなり勝機が上がる【R-ACE】ギミックはともかく、【スネークアイ】【炎王】ギミックは限界まで対策したところでこのデッキで勝ち越せるかは微妙・・・
未だ多い【ラビュリンス】【ディアラメンツ】には深淵の獣が欲しいです。ないとこれらにすら厳しくなります。
また、【スネークアイ】も展開途中にマスカレーナを挟むことが度々あり、それを除外できると考えればまるっきり活躍の場がないというものでもありません。

●「カオスネフティス」:採用
ギミックというより単体採用。こちらもカルテシア採用により「光の調達」「墓地送り」が容易となったので採用。大活躍とはいえませんでしが、事故要因にはならなかったので採用してよかったと思います。

●「三戦の才&号+汎用」:不採用
個人的にはハーピの羽箒や心変わりとかも入れたかったのですが、今回はできるだけ電光雪花を引きたい構築です。叢雲もあるので40枚ぴったりにはしないにしろ、デッキ枚数は抑え気味にしたいところ。というわけで従来通り雪花の光を採用して他の魔法・罠は不採用。

●「ホルスギミック」:不採用
今回はホルスの採用に関しては吟味しきれなかったというのが正直なところです。色々試して、よいと思ったら採用しますが、今回は欠席とします。

手札誘発に関して

続いて手札誘発ですが、こちらは【スネークアイ】【炎王】に効いて他にもそこそこ使えるものから選んでいきたいと思います。カルテシアやカオスネフティスを採用している以上、光闇から選びたくなりますが、どっちにしろこれらの効果を3~4回も使うような事態は少ないのであまり意識しなくていい気がします。

・灰流うらら:採用×3枚
⇒今回の構築は相手のGが痛すぎるので3枚。
・増殖するG:採用×2枚
⇒8割通らないですが、通ったら強いので。
・エフェクトヴェーラー:採用×2枚
⇒光なのが偉い。
・ドロール&ロックバード:採用×2枚
⇒Gにも環境にも刺さるはずなのですが、あまり活躍しませんでした。でも入れた方がいい・・・はず・・・
・ニビル:採用×1枚
⇒大量展開環境に刺さります。2枚でもよかったレベルです。
・DDクロウ:不採用
⇒環境には刺さってるとは思いますが、1枚除外したところで・・・というのが正直な印象。ヴェーラーで初動止めてお祈りした方が勝機がある気がしたので不採用としました。
・幽鬼うさぎ:不採用
⇒特に仮想敵もいないので不採用
・しぐれ:不採用
⇒流石に光のヴェーラーの方がよかったので
・ディメンションアトラクター:不採用
⇒環境的にめちゃくちゃ入れたかったのですが、今回カルテシア・深淵の獣の採用の弊害を受けてしまった1枚。このデッキの墓地依存度が高まってしまったのでこれが通ったのに展開できず負けというパターンが増えてしまいました。苦渋の不採用。まあ事故率が減って精神衛生的によくなったということで・・・

エクストラデッキ枠

●グランギニョル&プロスケニオン
カルテシアから展開。任意の墓地肥しが非常に強く、これで叢雲落とせばランク8が成立します。環境で深淵の獣が減ったのも追い風。
墓地効果でプロスケニオンを実質タダで出せるのも強いのですが、この効果を使う時は大抵劣勢時で、壁程度にしかならなかったのが悲しいところ。
カルテシアは効果で墓地回収できるので2枚以上採用したい気持ちにもなりますが、2回以上墓地肥ししたい場面もほとんどないので1セットで十分と感じました。余ったカルテシアは深淵の獣とシンクロするか、未界域で落ちる候補程度と割り切りましょう。

●★10シンクロ
バロネス・承影・フルアーマードの定番3枚。いずれも現環境では場持ちがよいわけではありませんが、バロネスはニビルケア。承影は墓地リソース削り、フルアーマードは苦手な【ふわん】【神碑】対策、といずれも明確な役割があるので外せません。

●カオスアンヘル
こちらも★10ですが、深淵の獣+電光雪花からでも出せます。
電光雪花が刺さらない相手でも最低限この動きが狙えるのもよいところ。
このデッキなら両方の耐性を得るのも難しくありません。耐性は自分の場全体にかかるのは覚えておきましょう。難易度は高いですが電光雪花と並べれば、相手は電光雪花を殴って処理することすらできなくなり、デッキによってはかなり行動を制限できるようになります。

●アクセルシンクロ・スターダストドラゴン
★2チューナー+深淵の獣から★10に繋げれます。現状★8で欲しいものもなかったのでこれで★10に展開先を統合。無効にされてもランク8につながるのもグッド。後半の効果は当然枠がないので諦め。

●サイコエンドパニッシャー
エースカードの1枚。深淵の獣・グランギニョルの採用によりデストルドーへのアクセスがいくらか容易になり、最大限効果を活かせるようになりました。ラビオンヌメロンよりもリスクが少ないので、チャンスがあれば出してさっさと倒してしまいましょう。

●ディンギペインシンズアーゼウス
定番セット。当然採用。

●ラビオンヌメロンタイギャラ
定番セット。炎王やニビルの増加により通りにくいですが、勝率0%の状態からワンチャンス作ってくれるという点でまだまだ活躍してくれます。
「このターンで決めないと勝てないが、増殖するGを使われてしまった」
という場面で一かバチかこれで1キル狙って、結果通って勝ったという試合も何回かありました。もちろんこれで誘発引かれて負けるという試合も数知れずですが、今の高速環境で「Gを打たれたから展開止める」という選択は必ずしも最適解ではなくなった気がします。(ひと昔前止めるのが正解の方が多かった。少なくともこのデッキでは)
「慎重に動いて勝率0%を受け入れる」よりも、「大胆に数%を取りに行って、失敗したらカッコ悪く負ける覚悟」も持っておいて損はないです。

まとめ

筆者自身、もう既に時代遅れなデッキかと諦め気味なデッキではありました。実際【スネークアイ】【炎王】にはまったく勝ち越せなかったため、本選では間違いなく苦戦すると思います。しかし、こちらも最新カードも取り入れることで他のデッキには五分以上に戦えた実感はありました。
【壊獣カグヤ】も名前が変わることになりましたが、時代が変わるたびにその時の出張セットを組み合わせて新たな戦略を開拓する。これもグッドスタッフデッキの面白さです。後攻デッキの可能性をまだまだ信じて、研究を続けていきたいと思います。

お読みいただきありがとうございました。





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