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※再投稿【マスターデュエル】8月ランクマも後攻デッキで頑張りダイヤ1到達(歪な壊獣カグヤ:構想と反省)

※先日書いた記事が諸事情により消えてしまったので、備忘録として構築編と感想編を統合して再投稿いたしました。目新しい内容はないので先日既にお読みいただいた方は読まくてもいいかもです。

こんにちは、やかんと申します。
遊戯王マスターデュエル配信から半年以上が過ぎました。
後攻デッキ好きの私はこれまでの間に、【壊獣カグヤ】【方界】【ラー】【閃刀姫】と作ってきました。(一度、先行デッキのオルターガイストも試しで作ってみました)
今回はその中で一番気に入っていて、常にランクマッチで使っている【壊獣カグヤ】について書かせていただこうと思います。
※【壊獣カグヤ】本当にUR多い・・・
なぜ後攻デッキでランクマを上るのか? うーん、多分自分の作ったデッキで何か達成して気持ちよくなりたいんですかね (笑)

後攻デッキの厳しさ・・・しかし挑む!

既に後攻デッキの楽しさは、先人の方々が様々なブログで解説してくださっています。

【ここが気持ちいい後攻デッキ】
・制圧盤面を捲るのが楽しい!
・コイントスのストレスから解放される!
・タダで1ドローできる!

私もこれらの楽しさが癖になり、【壊獣カグヤ】を使っています。
しかし、これまた言われているように、いいことばかりではありません。

【ここがストレス後攻デッキ】
・誘発がないと相手のソリティアを毎回見ないといけない
・相手の展開が下振れることを祈るお祈りゲーになりがち
・最近は展開が強すぎて捲りきれない(5妨害とかロンゴミとかVFDとか)
・後攻ドローで手札誘発引いた時の悔しさ
etc・・・

元々マスターデュエルはシングル戦な上に、「抹殺の指名者」が現状無制限なので、展開系デッキが強いです。
またエルドリッチや先行1キルも未だ多く、
手札誘発潰されて終わり、誘発引けず制圧されて終わり、捲り切れずに次のターンまた展開されて終わり、永続罠で蓋されて終わり、リソース差つけられて終わり、bot1キルされて終わり・・・

「楽しさとストレス釣り合ってないじゃん!」


そうかもしれません、割に合っていないかもしれません。
もしかしたら数少ない後攻勝利時のアドレナリンに脳を破壊されているのかもしれません・・・
それでも後攻デッキで挑みたくなるのです。
ゲーム設定であえて高難易度を選ぶように、強敵を倒した時の達成感を求めるように。そこを達成した時にしかない楽しさを求めているのかもしれません。ストレスが多いならその倍楽しめばいいのです(根性論)

現環境は更に厳しい・・・

・・・とはいえ先月までは、【壊獣カグヤ】の単体カードパワーと手札誘発の多さもあり、的確に立ち回れば勝率6割以上を出すことは不可能ではなく、ダイヤ1に到達できていました。
しかし、今回からは「勇者」と「ふわんだりぃず」という強力な2テーマが本格的に参戦してきました。勇者は決して【壊獣カグヤ】が不利ばかりというわけではありませんが、要求される手札誘発がさらに多くなってしまいました。
また【ふわん】は言うまでもなく不利対面です。
対策カードはありますが、シングルなのでメインに入れなくてはならず、これらを対策しつつ、なおかつ【幻影】【プランキッズ】【電脳堺】といった不利対面の相手の対策もしなければなりません。
【壊獣カグヤ】にとって非常に向かい風と言えるでしょう。
筆者もダイヤに上がるまで一苦労・・・
それではそんな向かい風の中で使っている筆者の不完全デッキの構想
(+実際回してみた後の筆者の感想)を解説していきたいと思います。

「壊獣カグヤ」というコンセプトは守りたい

壊獣カグヤの歴史は意外と長く、古くは【機界壊獣カグヤ】【召喚壊獣カグヤ】【未開域壊獣カグヤ】【雪花未開域壊獣カグヤ】と形を変えてこれまで細々と入賞してきました。
いずれも『壊獣で相手の制圧モンスターを確実に潰してカグヤで使いまわす』というコンセプトを軸に、その時代の出張セットを盛り込んでカードパワーを補ってきました。コンボもあるとはいえ、グッドスタッフに近いですね。

そんな中で最近浮上してきたのが、【壊獣抜き壊獣カグヤ】【壊獣カグヤ抜き壊獣カグヤ】というものです。詳しいことは他の方がブログで解説してくださっていますが、最近の環境は

・壊獣で1体処理したところでどうにもならないことが多い(電脳、アダマシアなどの展開系)
・そもそも壊獣がいらない対面すらある(エルドリッチ、ドラゴンメイドなど)
・仮に壊獣カグヤギミックを通しても、盤面が弱い状態で相手ターンに回すので。次で1キルされて意味がない(サンドラ・相剣など)

といった要素があるのは確かです。そこで壊獣カグヤコンセプトを抜いて、アルファ・叢雲・未界域といったレベル8パワーカードで盤面を捲って制圧しよう、というものです。俗にいう「8軸グッドスタッフ」というものですね。
素晴らしい考えだと思います。従来の考えに固執せず、環境に合わせて姿を変える。それこそグッドスタッフのコンセプトでもあるのでこのようなデッキタイプが考案されたことは同じ後攻デッキプレイヤーとして尊敬します。
筆者自身まだどちらが正解か答えは出せていません。もしかすると8軸グッドスタッフの方が環境に即しているといえるのかもれません。
・・・が、しかし!!!
筆者はまだしばらく、従来の「壊獣カグヤ」ギミックを残す方針を貫こうと思います。これはこちらの方が強いとかそういうことではなく、ただ「そちらの方が好きだから」というだけです。
制圧モンスターを軽々と踏みつぶし相手の思惑を狂わせる「壊獣」、★4とは思えないスペックで環境モンスターと戦う<妖精伝姫-カグヤ>この2種類が好きだからです。(性格悪いかも・・・?)
ということで、筆者は一旦「壊獣カグヤ」というコンセプトに固執する老害
として環境デッキの攻略を追い求めていきたいと思います。

実際のデッキと構築時の構想について

とまあ、偉そうに言ったものの、筆者は【天威相剣】と【プランキッズ】(と ハリラドン)に散々ボコボコにされたことで、これらのデッキへの憎しみに支配されており、かなり尖った構築で挑むことになりました。
しかし、そんな私情の混じったデッキでもなんとか戦いにはなったので、記事を書かせていただきました。
もっとも、今から書くのは構築時に考えていた構想であり、実際にランクマを回してみるとかなり改善の余地があることを思い知らされました。
そのあたりは後述します。

参考までに前回のダイヤ1到達デッキと今月使っているデッキを掲載します。
【先月のダイヤ1到達デッキ】43枚
<モンスター(41枚)>
原子生命態ニビル×2枚
獣王アルファ×3枚
時花の賢者-フルール・ド・サージュ×3枚
未界域のビッグフット×3枚
未界域のサンダーバード×3枚
機巧蛇-叢雲遠呂智×3枚
怪粉壊獣ガダーラ×3枚
海亀壊獣ガメシエル×2枚
ダナレスラーパンクラトプス×1枚
PSYフレーム・ドライバー×1枚
ディメンションアトラクター×3枚
妖精伝姫-カグヤ×3枚
灰流うらら×2枚
PSYフレーム・ギアγ×2枚
エフェクトヴェーラー×2枚
増殖するG×3枚
スモークモスキート×2枚
<魔法(2枚)>
雪花の光×2枚
<エクストラ(15枚)>
電脳堺狐-仙々×1枚
混沌魔獣 カオス・ルーラー×1枚
No.23 冥界の霊騎士ランスロット×1枚
No.100 ヌメロンドラゴン×1枚
No.38 希望魅竜タイタニック・ギャラクシー1枚
宵星の機神ディンギルス×1枚
No.97 龍影神ドラッグラビオン1枚
ギャラクシーアイズFAフォトン・ドラゴン×1枚
No.84 ペインゲイナー×1枚
No.77 ザ・セブン・シンズ×1枚
天霆號アーゼウス×1枚
銀河眼の光波竜×1枚
銀河眼の極光波竜×1枚
銀河眼の光波刃竜×1枚
No.68 魔天牢サンダルフォン×1枚

・・・・・そして今回のデッキがこちらです・・・・・・

【8月ダイヤ帯ランクマ用デッキ】(41枚)
<モンスター(38枚)>
原子生命態ニビル×2枚
獣王アルファ×3枚
時花の賢者-フルール・ド・サージュ×3枚
未界域のビッグフット×3枚
機巧蛇-叢雲遠呂智×3枚
怪粉壊獣ガダーラ×3枚
海亀壊獣ガメシエル×3枚
妖眼の相剣師×1枚
ダナレスラーパンクラトプス×1枚
妖精伝姫-カグヤ×3枚
白の聖女エクレシア×3枚
トークンコレクター×3枚
灰流うらら×2枚
幽鬼うさぎ×2枚
浮幽さくら×3枚
<魔法(3枚)>
ハーピイの羽根箒×1枚
ライトニングストーム×2枚
<エクストラ(15枚)>
D-HEROデストロイフェニックスガイ×1枚
混沌魔獣 カオス・ルーラー×1枚
炎斬機ファイナルシグマ×1枚
No.100 ヌメロンドラゴン×1枚
No.38 希望魅竜タイタニック・ギャラクシー1枚
宵星の機神ディンギルス×1枚
No.97 龍影神ドラッグラビオン1枚
真竜皇V.F.D×1枚
No.84 ペインゲイナー×1枚
No.77 ザ・セブン・シンズ×1枚
天霆號アーゼウス×1枚
プランキッズ・ミュー×1枚
水晶機巧-ハリファイバー×1枚
鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ×1枚
幻影騎士団ラスティ・バルディッシュ×1枚

・・・私怨入りすぎだろ!

はい、私もそう思います。
正直まだまだ改良の余地ありな構築ですが、ここまで尖らせても、いや尖らせたからか、ダイヤ帯でそこそこの戦い(勝率5割超)にはなったので記事を残すことにしました。
これらの構築の反省に関しては、先日は別記事で書いていましたが、
今回再投稿するにあたり、統合して一番下に追記しています。

採用考察1(手札誘発の構想)

●<増殖するG>不採用
言わずと知れた必須カード。当然このデッキにも採用必須といいたいですが、今回は試しで抜きました。理由はなんといってもまともに通らないことなのですが、もう一つあります。それは「これに妨害打たせても大してこちらが有利にならないから」です。どういうことかというと、「抹殺3・うらら3・墓穴2(+γなど・・・)というロクに<増G>が通らない環境でもこのカードが採用されている理由は

(1)これに<うらら>や<指名者>を打たせれば、後攻時の相手妨害を1枚消費させたことになる
(2)通りさえすればほぼターンスキップor大量ドローできる
(3)汎用性が高く、【真竜】や【ふわん】以外にはほとんど腐らない。
という部分が大きいかと思います。
しかし・・・
【壊獣カグヤ】においては(1)のメリットが非常に少ないのです。
このデッキはメインの動きにあまり<うらら>は刺さりませんし、抹殺の対象も少ないです。<墓穴>は痛いですが準制限ですし、<グリフォン>も壊獣と<アルファ>でなんとかなります。
つまり、本来【壊獣カグヤ】に打ちどころが限られているこれらの無効系カードがクリティカルヒットしてしまうのです。しかも、その後先行展開されてしまうと手札が1枚減った状態で盤面を返さないといけなくなります。いかに後攻デッキといえども、アドを稼げるカードがない以上、手札1枚を無駄に失った状態で戦うのは困難を極めます。
⇒そこで、「相手が無効にするカードが限られていて、先行展開を妨害でき、かつ環境のどのデッキに対してもそれなりに仕事するカード」が必要と考えました。しかも【天威】【相剣】【ふわん】【エルド】【勇者GS】【電脳堺】【幻影】etcに対してそれなりに仕事するカードです。
手っ取り早いのは<無限泡影>ですが、抹殺が気になります
・・・もちろん他にそんな都合のいいカードもそうないので、ある程度妥協した札にすることにしました。

それがこちらです。
●<浮幽さくら>×3枚
これがメインに入っている=かなりやばい環境
とはよく言われていますが、すでに何人かの方も投入を決意されたようで実戦でもそこそこ見かけました。

〇いい点
・確実に無効にできるのは墓穴くらい
・<グリフォン>着地前にハリラドンを潰せる
・電脳堺のVFDを潰せばわずかに勝機が生まれる
・【プランキッズ】に対しても強烈に刺さる
・多くのデッキには<デスフェニ>か<アーゼウス>は入っているので腐っても最悪そこに当てられる。
△しかし、困った点も多く・・・
・刺さらないと セレーネアクセス のないこのデッキでは完全に腐る。
・エクストラを圧迫する(このせいでセレーネアクセスが入らない)
・<トークンコレクター>や叢雲がいるとうまく使えないことがある
・勇者の動きをされると、何デッキかわからないまま<ハリファイバー>を飛ばすしかなくなる。これで相手デッキが【幻影】【プランキッズ】【電脳堺】だと悲惨なことに・・・
・2T以降で引いてもほとんど使い物にならない
これらをある程度妥協する必要があります。
それでもダイヤ帯2~4はデッキ分布がある程度かたまりやすい傾向があるので、尖った構築にしてでも対策しないと、デッキパワーで負けている【壊獣カグヤ】で勝つのは困難だと判断しました。
●<トークンコレクター>×3枚
勇者と相剣、そしてハリラドンに対する憎しみからついに投入してしまいました。先月までの相剣環境なら全然ありな選択肢だったのですが、今回の環境では慎重に投入を考える必要があります。
〇いい点
・手札から発動なら墓穴すら効かない
・勇者ギミックをある程度潰せる
・ハリラドンにも使える
・自分のニビルトークンを潰すこともできる
・対抗できるとすれば<一滴>だが、<一滴>を消費されられれば御の字
・刺さらなくても最悪<エクレシア>と<カオスルーラー>になれる
・使い切りではなく、墓地からも使える。
△しかし散々言われていますが、難点も多く・・・
・やっぱり刺さらないデッキも多い
・環境デッキは勇者入りですらこれを突破してくる。(一滴はもちろんのこと、<バロネス>などのシンクロを自力で出してトーコレを除去→ハリラドン、<ヴィシュダ>でバウンスしてハリラドンなど・・・)
・多くの環境デッキは勇者・相剣・ハリラドンはあくまでサブプランの一つにすぎず、これを止めても本命展開がある。

→つまり、「どちらにしろ相手の勇者+本命展開に対して手札誘発で妨害するとなると2枚必要なので、<トークンコレクター>ではなく、<ヴェーラー>や<無限泡影>を積み増した方がふわん対策にもなって安定するのでは?」という意見が多く、私もその通りだと思い採用は控えていました。しかし指名者とうららを受けにくく勇者含めて妨害するとなると今月は1周回ってこれしかないのではないかと思い、採用しました。もちろん、ふわんやエルド相手の時に引いたらあきらめます。
●<原子生命態ニビル>×2枚
勇者環境では使い物にならないことが多いカードですが、ここまで環境が展開型に偏重している以上、入れるしかないと思います。
<トーコレ>がいると使えないですが、相手が展開している時は大抵<トーコレ>はどけられているのであまり気にしなくてよいでしょう。

●<幽鬼うさぎ>×2枚
一時期は採用率が激減していましたが、現環境では
・ほとんどのデッキに対して最低限の仕事はする
・「ハリラドン」も鈍らせることができる
・「勇者ギミック」も破壊できる
・数少ない【ふわん】に対抗できる(<地図>に対して)
など利点が多いので2枚採用しました。
●<灰流うらら>×2枚
こちらも言わずと知れた必須カード。3枚でもいいですが、
先行で被ると致命的なので、2枚にしました。これ以上誘発を入れると事故るだろうというのもあります。
●<ディメンションアトラクター> 不採用
【ふわん】がきたとはいえ、まだまだ強い実質ターンスキップカードです。
環境デッキにも刺さるので入れてもいいのですが、雪花の光とサンダーバードを抜いたことにより、腐った手札を有効活用できなくなりました。<トーコレ>と<さくら>という腐りやすいカードを6枚も投入してしまったため、これ以上腐る可能性のある誘発を入れることができなくなりました。
本当に残念です・・・
●<PSYフレームγ>+<ドライバー> 不採用
VFD>に対抗できる数少ないカードなので採用してもよいのですが、<アトラクター>と同じ理由で不採用としました。
本当にもったいない・・・
●<DDクロウ> 不採用
【エルドリッチ】に強烈に刺さります。他のハリラドン・勇者・幻影・電脳に対しても仕事はできるのですが、それにはパワーが足りないです。
筆者はエルド対面はある程度割り切ることに決めました。相手の事故を祈りましょう。

採用考察2(メインほぼ確定枠)


●<獣王アルファ>×3枚
最強カードの1枚です。壊獣との相性も抜群。しかも★8で召喚に回数制限
なしというグッドスタッフのためのようなカード。未界域と合わせれば2枚以上バウンスすることも可能です。
特殊召喚→バウンス→特殊召喚→戦闘破壊→★8エクシーズで2体以上の制圧モンスターを処理できる可能性すらあります。3枚確定です。
※効果使った後は直接攻撃できないデメリットは筆者もよく忘れます(2敗)

●<時花の賢者-フルール・ド・サージュ>×3枚
エクレシア採用により格段に使いやすくなりました。カグヤとの相性も最高です。とはいえ3枚は多く、ダブって困ることも多いです。
それでもスキルドレインを破壊できる数少ないカードなので3枚入れてます。
※先ほどエルドリッチは諦めると言いましたが、こちらはカードパワー高いので (笑)

●<未界域のビッグフット>×3枚
肝心な時に身投げして、捨てられて欲しい時に生き残る困ったカード。
しかし、デッキを回しながら★8を出せるというのはやはり強いです。
どうしようもない局面で、不要カードを捨てて登場し、1ドロー効果で対抗カードを引いて逆転!!! というのに何度も助けられたので採用します。
※<虚無空間+スキドレ>に対抗できる可能性を秘めたカードでもあります。上記の盤面だとどちらにしろ詰みなので、不発になっても効果を連発して捨てられた時の効果を狙いにいくのもありです。

●<機巧蛇-叢雲遠呂智>×3枚
数少ないこのデッキのリソースカード
相手エンドフェイズに特殊召喚→自分ターンで破壊効果を使ってビート
相手エンドフェイズに特殊召喚→サージュで破壊→もう1回特殊召喚→★8エクシーズ
など、とにかく汎用性が高くニビルトークンなどもこれ1枚で簡単処理できます。被ってでも引き込みたいので3枚です。

●<怪粉壊獣ガダーラ>×3枚
●<海亀壊獣ガメシエル>×3枚
このデッキの除去・展開・攻撃を兼ねるモンスターです。効かない相手もいるとはいえ、まだまだ制圧モンスターに対抗する力は衰えていません。勇者トークンを潰せば<グリフォン>も棒立ちになります。
【ふわん】がいる以上、<ガダーラ>3枚は確定。あとは打点の低くて叢雲で処理できる<ガメシエル>を採用しました。

●<ダナレスラーパンクラトプス>×1枚
守備の<グリフォン>を倒せないのは痛いですが、それでも捲り札として定番の1枚。<サージュ>との組み合わせも相変わらず強いです。

●<妖精伝姫-カグヤ>×3枚
このデッキの看板
エアーマン+ユニコーン効果と、11期になってもレベル4とは思えないスペックです。壊獣がいなくてもこれ1枚で<アポロウーサ>を処理したり、相手ターンに1妨害として機能させたりと素晴らしい活躍を見せます。最近はこのカードの採用も用検討になってきましたが、現在はトークンの力が強く、これ1枚でそれなりの妨害として使えるのでしばらくは必須と考えてます。(あと、最初に言ったように「壊獣カグヤ」ギミックが好きなので!)

採用考察3(誘発以外で要検討だったカード)


●<妖眼の相剣師>×1枚
●<白の聖女エクレシア>×3枚
エクレシアと妖眼のセット。
しかし正直あまり信用のおけないセットではあります。
〇よい点
・<サージュ>との相性がよい
・<トーコレ>や<カグヤ>と<カオスルーラー>になると強い
・<妖眼>はほとんどの対面で最低限の仕事はしてくれる
・★8とのシンクロ→<ファイナルシグマ>でふわんに大幅有利をとれる
・<結界像>や<パキケ>を殴り倒せる
△困った点
・<妖眼>の素引きが弱い
・相手が腐らせている墓穴やうららが直撃する
【ふわん】が環境にいる以上、完全に諦めるわけにもいけないので採用しました。上述のように<妖眼>の素引きで負けることはありましたが、それ以外は無難な強さを常に発揮してくれます。

●<ハーピイの羽根箒>×1枚
●<ライトニングストーム>×2枚
<雪花の光>と迷いましたが、大抵のデッキが2枚以上伏せてくるので採用しました。元々雪花が準制限になってから怪しかったですが、増Gを抜いた以上、<うらら>が刺さる札は極力抜きたくなりました。魔法枠はほぼ全てのデッキに対して役割を見いだせるこの2種類に託すことにしました。

採用考察4(エクストラ)

●<混沌魔獣 カオス・ルーラー>×1枚
エクレシア+カグヤorトーコレで出る強力な1枚。
エクシーズ素材にする→墓地効果で復活 すると凄まじい爆発力になります。
召喚時の起動効果をうららで無効化されなければその試合を大幅有利にできるほどのパワーがあります。本当に<γ>不採用が悔やまれる・・・

●<炎斬機ファイナルシグマ>×1枚
エクレシア+★8で出る完全耐性のカード
最近はほとんどのデッキで回答が用意されていますが、ふわんだけは対抗手段が非常に限られます。そこそこの強さでしかないエクレシア+妖眼セットを採用している最大の理由です。他のデッキには余裕で超えられるので過信は絶対にしないようにしましょう。

●<No.100 ヌメロンドラゴン>×1枚
●<No.38 希望魅竜タイタニック・ギャラクシー>1枚
●<No.97 龍影神ドラッグラビオン>1枚
ご存じ1キルセット。棒立ちのアナコンダなどが的になって逆転勝利できることもあります。
考えなしに使うと召喚制限と攻撃宣言で自分が破滅しますが、場合によってはリスクをとってでも使わないといけない局面もあるため、下記のアーゼウスセットと並んで、使う者の判断力と決断力と運が試される1枚。
●<宵星の機神ディンギルス>×1枚
●<No.84 ペインゲイナー>×1枚
●<No.77 ザ・セブン・シンズ>×1枚
●<天霆號アーゼウス>×1枚
4~5素材アーゼウスにつなげられる最強セット。
ペインゲイナーの効果で守備力2200以下を全滅させる効果は絶対に覚えておきましょう。

●<D-HEROデストロイフェニックスガイ>×1枚
●<プランキッズ・ミュー>×1枚
●<水晶機巧-ハリファイバー>×1枚
●<鉄獣戦線 凶鳥のシュライグ>×1枚
●<幻影騎士団ラスティ・バルディッシュ>×1枚
●<真竜皇V.F.D>×1枚
<さくら>用のカードです。
<ハリファイバー>と<VFD>は確定ですが、残りの枠はかなり難しいです。<デスフェニ>は多くのデッキで見るので採用してますが、正直使ったことないです。壊獣で十分なことが多かったです。
<ミュー>はプランキッズの初動を永久封印できるので強力で、実際これで3勝以上とれましたが、<トークンコレクター>がいると使えなので<ドゥードゥル>や<ハウスバトラー>の方がいいかもしれません。
幻影対策の<ラスティ>にしても、素材段階で飛ばしたところで<アナコンダプラン>に移行されるだけなので有効札といえるかは微妙です。
<ロンゴミ>にする手もありますが、勇者以降ロンゴミ採用の幻影は減ったので不採用にしました。
<シュライグ>は使用0でした。意外なことに今回鉄獣とまったく当たりませんでした。これなら<キスキル>や<サンドラ>、<ミドラ>などにしといた方がましかもしれません。

・・・そして実際使った感想(やっぱり歪だった・・・)

勝っては負け、勝っては負けを繰り返してなかなかダイヤ1に上がれませんでしたが、その後bot1キルや環境外デッキと連続して当たったこともあり、1日でダイヤ1までいけました。なので、「環境デッキにも勝ち越せた!」という達成感はいまいちでしたが、デュエリストカップ前日にダイヤ1に上がれたことをもって自己満足に浸ろうと思います。
しかし、実際に回してみるとかなり問題の多かった構築であったとは感じたので、反省と改善の意図をもって書かせていただきます。

主な振り返りポイント

●<トークンコレクター><浮幽さくら>

「抹殺・うららを食らわない」「1枚でそれなりに仕事する」ということで白羽の矢を立てた2種ですが、筆者の結論としては「今シーズンのダイヤ4~2では機能したが、<アトラクター>は超えられなかった」というものでした。

<さくら>
通せば超劣勢なハリラドンや<プランキッズミュー>を飛ばして勝てたこともたしかに多かったが、これが手札でかさばったことで負ける試合も相当数あった。

<トークンコレクター>
・勇者・ハリラドン・相剣に対して活躍できたが、1デュエルで2回以上使いまわすというようなことも少なかったので他の汎用誘発以上の役割を持てたことは少なかった。
・やはりトークン使わないデッキではお荷物・・・

どちらも間違いなく一定以上の働きをしてくれたのですが、
<アトラクター>以上の頻度で仕事したかというと正直五分五分といったところです。
まあ、<アトラクター>や< γ >でも【ふわん】や【エルド】に大幅有利というわけでもないのですが・・・
実際様々なデッキタイプと当たる『デュエリストカップ』では尖ったこの構築で勝ち越すのはやはり厳しかったです。
※『デュエリストカップ』の記事に関してはまた別途の記事で。
というわけでダイヤ1に上げてくれたこの2種に感謝しつつも、次月ランクマでは一旦補欠になってもらおうかなと。
またハリラドンやプランキッズへの憎しみに支配されたら呼ぶかもしれません。

●<増殖するG>不採用について

<増殖するG>不採用により、どのくらい厳しくなるか不安でしたが、
体感的にはそこまで影響はなかったのではと思います。
まあ、あったら勝ててた試合も多かったのかと思いますが、<うらら>を受けない誘発に変えたことで、「先行展開に対してG発動→「うらら」で無効にされる→そのまま展開制圧される」というパターンは結構ストレスだったので、このストレスが減っただけでも抜いた価値はあったかなと。
感情論になってしまいますが、試合回数が多いMDにおいてストレスを減らすというのは精神衛生上、結構重要だと思います。
※え、前半で「ストレスの倍楽しめばいい」って言ってた?
うーん、まあストレスが減るにこしたことはないということで (笑)

●<エクレシア>+<妖眼>の相剣師

★8とのシンクロによる<ファイナルシグマ>で【ふわんだりぃず】を詰ませる動きが強かったです。
<サージュ>と組み合わせて★8を2体並べたり、余った<トークントレクター>と<カオスルーラー>になったりと大活躍でした。
<妖眼>も場に出しておけば最低限の仕事はしてくれ、立っているだけで相手の展開を鈍らせてくれるのでよかったです。
ただ、<雪花の光>と<増殖するG>を抜いたことで<うらら><墓穴>が直撃するという点はやはり痛く、肝心なところで無効化されて素材を失い負けてしまうこともしばしばでした。
⇒【ふわんだりぃず】との対面をどれだけ意識するか、というのが採用の分かれ道でしょう。

●<ハーピの羽根箒>+<ライトニングストーム>

かなりよかったです。<雪花の光>を抜いてどうなるかと思いましたが。
【エルドリッチ】はもちろんのこと、【幻影】らが2伏せ以上してくると
<雪花の光>を用いても捲り切れないことが多い中、それを気持ちよく吹き飛ばしてくれました。【ふわんだりぃず】【エルドリッチ】はこれ使ってもリカバリーとかしてきますが、どうしようもない大量伏せ盤面もワンチャン信じて戦えることができるようになれただけでも大きいです。

まとめ

20年以上の歴史がある遊戯王もサイドラ環境を除いて先行有利の環境がずっと続いてきました。マスターデュエルという多くの人が待ち望んだ素晴らしいコンテンツが配信され、誰でも手軽にデュエルができるようになりました。一方ここにきてインフレも極まりつつあり、あちこちで「コイントスゲー」という声が聞こえてきます。たしかに運とカードパワーの比重が非常に大きいゲームであることは事実でしょう。しかし「運以外の部分をいかに構築とプレイングで安定させるか」という楽しみはまだ遊戯王には残っていると思います。

先行環境で、後攻デッキの肩身が狭い中でも果敢に制圧デッキに挑む。
そんな後攻デッキ使いの同志が増えればうれしい限りです。
以上、お読みいただきありがとうございました。




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