人の幸せ祝うか呪うか

お盆と言うことで今年は何故か例年より人が集まり会食をしました。
私は世間に顔向け出来ないとか道を外れたとか思ってますのであまりそういう場は避けたい。
そう思っていたら弟が可愛らしい彼女を連れて会食の場に現れました。
私は結婚相手ならまだしも彼女は連れてくるの早いだろと正直思いましたし、弟の結婚というものがより身近に感じられできればそうなる前に死んでしまいたいなぁと思いました。

しかし酒に酔ってベロベロになっているうちにやっぱり弟は可愛いと思うようになってきました。
血を分けた弟の幸せを呪おうとしている自分の器がとても小さく感じられ、なんだか悲しくなりました。

人生はもう戻れないしこれから先もっと惨めな気持ちのせめぎあいになると思いますが、それでも生きていなければならない。
ならばせめて人の幸せを呪うのではなく祝える人間になりたいとそんな決意を密かにしたお盆でした。

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