見出し画像

【感情と得体の知れないもの その1】

12月の巡礼で、
女性たちの無念さと繋がっていた私は、
その役割を終えてスッキリさっぱりしていた。

しかし、実はあの直後に
「次は男性」というワードが届いていて、
今後何が展開されるのか、
少し構えていた部分もあった。

そして、1月に入り、
不思議な空間のイメージが届いた。

真っ暗な穴(洞窟?)の中にいる白い肌の「何か」。

その存在は、その暗闇の中に単体でいる。

白い何かは、時折上空を見上げている。

上空と言っても、そこにあるのは空ではなく、

ゆらゆらと揺らぐ水面。

つまり、その暗い洞窟のような穴は、水中にある。

一体何の目的で、このイメージが届いたのか。
恐らく、私の中の何かとリンクしているのだろう。

白い何かは、水中でも生きている。

一人で寂しいのだろうか?

穴からは出てこないのだろうか?

私の動きに対応して、
何かが変化するかもしれない。

そう思ってしばらく観察してみたが、

白い何かには、読み取れるような表情もなく、

一人でいることに寂しくも孤独もなく、

空腹や睡眠もなく、

時に穴の中を泳ぐように動き、

時に上空を見上げて佇んでいる。

ただ、それだけだった。
 

日常では、「別れの季節」が到来していた。

私は寂しさと悲しみの波に呑まれて過ごした。

これまで幾度となく経験してきた季節だし、
やがてくる「新しい出逢いと新しい生活」の中で、
それらの波が落ち着いていくことも分かっている。

頭では分かっている。

でも、腹落ちしているのか?

そもそも、なぜこんなに強く揺さぶられるのか。

そんな自問が、必要になった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?