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バレーボール五輪予選の組み合わせと対策

3月17日の夜、男子と女子バレーボール五輪予選の組み合わせが発表された。

男子は開催国のブラジル、日本、中国
女子は開催国の中国、日本、ポーランド

それぞれに分けられる

組み合わせは世界ランキングを元に分けられ、例えば、女子日本が世界ランキング6位だった場合は、4位と5位は違うグループに分けられる。

つまり、日本は世界ランキング4位のアメリカと世界ランキング5位の中国とは当たらない組み合わせになる。

パリ五輪開催国のフランスを除いた24ヶ国が3つのグループでそれぞれ2枚の五輪出場権をかけて9月から10月に争うことになる。

さて、組み合わせの決め方と五輪出場権のことはさておき、組み合わせを見ていこう。

組み合わせは以下の通りになった

男子代表の組み合わせ
女子代表の組み合わせ

まずは男子から見ていこう

男子が戦う相手は、世界ランキング上位順から

アメリカ、スロベニア、セルビア、
トルコ、チュニジア、エジプト、
フィンランド


2つの出場権を獲得するためには、アメリカ以外の格下相手に取りこぼしをしないことだ。

しかし、スロベニア、セルビアは日本と互角の勝負を展開するため、厳しい試合になるのは間違いない。

アメリカは厳しい相手だが、2022年のネイションズリーグではフルセットまで追い詰めており、決して勝てない相手ではない。

とは言え、東京五輪前のロンドン五輪とリオデジャネイロ五輪予選では、五輪出場権を獲得できず、予選から五輪に出場できていない。日本代表メンバーはまだ、発表されていないものの、石川祐希と西田有志のダブルエースを中心に挑む可能性は高いだろう。

ここで出場権を獲得しておけば、無理な試合には出場せずに済むため、是非出場権を獲得してほしい。

一方で女子は、世界ランキング上位順から

ブラジル、トルコ、ベルギー、ブルガリア、プエルトリコ、アルゼンチン、ペルー


ブラジルとは、2022年の世界バレーで2度戦い、1次リーグでは古賀抜きで勝利したが、準々決勝では、2セット先取の逆転負け。決して勝てない相手ではないが、厳しい戦いになる。

トルコは、2021年と2022年のネイションズリーグで2連敗中の相手で、ブロックが高い。厳しい相手にどう戦うかがポイントになる。

ベルギーは、2022年の世界バレーで3ー1で勝利したが、エースのヘルボッツが厄介。打数を抑え、何とか勝利したいところ。

ブラジルとベルギー以外の国も、とにかく身長が高く、連戦だと平均身長が低い日本女子が疲れやすい。疲れやすくなることでスパイクの決定力が落ち、ブロックに捕まるとやられる可能性も。バックアタックが強力な古賀紗理那、ブロックを利用した攻撃が持ち味の石川真佑、フランスリーグで強くなって帰ってくる井上を中心に打開していきたい。

そして、3月27日には女子日本代表40名が眞鍋監督から発表された。

大友愛の長女、16歳の秋本美空や196cmの小林エンジェリーナ優姫といった有望な選手も登録された。出場メンバーはまだ分からないものの、出場できたら日本にとってチャンスは訪れるだろう。

男女とも今回は地元日本での開催。応援を力に五輪の出場権を獲得してくれると信じたい。

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