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2023 ヨシムの法令集

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一級建築士学科「法規」の試験対策として、建築基準法令集を読みやすくする「マーカー」と「ポイント解説」をしています。単元ごとの記事をマガジンとしてまとめたものです。
最新版は例年通り記事を公開する予定ですが、時期が未定のため、過去の法令集にご興味のある方はどうぞご…
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2023年5月の記事一覧

【ヨシムの法令集】令112条(防火区画等)

防火区画は耐火建築物等とした建築物に対して区画する規定。区画とは3つの部位(床・壁・開口部)で火を封じ込めること。令112条のみで解答可なのが嬉しい。 【ヨシム メモ】 区画面積が設定されている、面積区画(1、4、5項)と高層区画(7、8、9項)を暗記することが時短に繋がります。特に高層区画は、床と壁が唯一、耐火構造です。これは見返りが大変大きいです。 【ヨシム メモ】 1項の主語2つめの準耐火建築物は無視しましょう。4項と5項で2種類づつに振り分けられています。 【ヨ

【ヨシムの法令集】令128条の4~5(内装制限)

内装制限は、用途と規模のダブルチェック。特に2項及び3項の「規模チェック」を忘れがち。令128の4のタイトルに騙されるな。1項本文により二重否定となっている。 【ヨシム メモ】 128条の3の2【無窓の居室】は、赤ULが制限を受けて、青UL(緑)が制限を受けない、と理解しましょう。特に「未満」には注意が必要です。

【ヨシムの法令集】法42~44条(道路)

道路は必ず出題される。敷地が道路に接していないと建築物は建たない(法43条)。道路を知らないと、容積率、建蔽率、高さ制限の計算問題を落とす。 【ヨシム メモ】 41条の2【適用区域】は、大変重要です。第3章の規定を「法令集の目次」で必ず確認しておきましょう。 【ヨシム メモ】 42条1項は、andの条件とorの条件を明確にしましょう。グレー文字の❶と❷が、andの条件です。実務では当たり前なので、暗記しましょう。

【ヨシムの法令集】法48条(用途地域)

用途地域は別表第2のマーカーで解答できる。前後により答えが出る場合もある。アレンジ問題に対処できる法文も掲載。 【ヨシム メモ】 48条は、ほぼ見ないが、1~16項のただし書きは係るマーカーは要注意です。アレンジ問題が出題されることがあります。

【ヨシムの法令集】令2条(面積 高さの算定)

面積も高さも計算問題の基礎であるため「完全暗記」する。文章問題でも出題されるため暗記は時短につながる。まずは整理して理解する。万が一忘れた時のためマーカーはかかせない。 【ヨシム メモ】 二号の「建築面積」の算定は、製図試験において知っておかないといけない知識なので、完全に覚えておきましょう。製図試験においては、勿論法令集の持込みはできません。 【ヨシム メモ】 四号の「延べ面積」は、「床面積全て」です。除かれるものなどありません。実務者でも勘違いしている人が少なくありま

【ヨシムの法令集】法52条(容積率)

問われているのは、❶延べ面積か❷容積算定上の延べ面積か❸容積率か、を見極める。延べ面積=容積算定上の延べ面積+緩和面積。容積算定上の延べ面積=敷地面積×容積率。上記等式重要。 【ヨシム メモ】 容積率の計算問題において一番重要なのは、敷地面積を間違えないことです。道路提供部分の面積が除外されるため、必ず最初に「敷地面積」を計算しましょう。 【ヨシム メモ】 1項一号~八号は、「指定容積率」です。前面道路幅員が12m以上の場合、こちらを使用します。但し、計算が簡単すぎるので

【ヨシムの法令集】法53条(建蔽率)

建蔽率が変化するコツを理解すれば時短で解答可能。指定建蔽率に加算するのは1/10か、2/10か、もしくは、指定ナシ(10/10)か。建築面積=敷地面積×建蔽率。 【ヨシム メモ】 建蔽率の計算問題において一番重要なのは、敷地面積を間違えないことです。道路提供部分の面積が除外されるため、必ず最初に「敷地面積」を計算しましょう。 【ヨシム メモ】 1項四号は、「商業地域の指定建蔽率」です。一種類しかないので問題には記載されません。意地悪ですね。よって暗記しましょう。