モラハラ元旦那と交通事情の話
初めに言っとくけど、旦那っても、元がついてるよ。
転勤族の旦那の、赴任先に同行してたときの話。
当時住んでたマンション、路面電車の電停が窓から見えるところ。
電車は8分に1本。
駐車料金相場がお高めの地域だったから、市街地に向かうなら圧倒的に路面電車。
(片道1人150~200円くらいだった)
ただ、旦那はなぜか公共交通機関が嫌い。
できるだけ車で行きたい人。
「二人で往復したら運賃800円だろ、駐車料金と変わらない」
とか言って車で出掛けたがることが多かった。
結果、2500円駐車料金かかって、「ほーら、言わんこっちゃない」ってことがあったり。
モラハラ加害者は、モラハラ被害者やその人脈を軽んじる傾向がある。
自分の知り合いが言ってたことは信じるけど、わたしが知り合いから聞いてきた話は信じないのだ。
マンションから電車で30分ほどの観光地に行ってみようって話になったとき、珍しく旦那が電車っていうからどうしたかと思えば、
「あの観光地は、駐車場5000円かかるし、休日は停めるとこ探すのも大変だから電車で行くのがおすすめって会社の人にきいた」
だそう。
それからしばらく経って、今度はとあるショッピングモールに行こうって話になったとき。
マ「そこ、駐車場あるけど、出庫に一時間以上かかるとかザラにあるらしいってわたしの職場の人が言ってたよ。駅前すぐらしいし、電車で行かない?」
ダ「そんな話聞いたことない、乗り換えあって面倒だから車にしよう」
(別路線だが、実は乗り換えは不要、まあ、それを言ったところで聞かないけど)
案の定、帰り、駐車場の出庫に一時間半かかった。
わたしは、覚悟してきていたから、ほーら言わんこっちゃないと思いつつ、あきらめていたのだけど、運転席でイライラしている旦那。
ダ「わかってたんなら、なんでちゃんと言わんのんなら」
マ「言ったけど聞かなかったじゃない?」
ダ「俺がちゃんと分かるまで言わなかったお前が悪い」
そんなこと言ったって、それでもし、この日、駐車場が混雑してなかったり、例えば万が一電車がトラブルで止まったりしたら、
「マリィが言うから電車にしたけど、やっぱり車のほうがよかったじゃないか!」
って怒るの分かってるもの。
言えませんよ。
それからまた数ヶ月して。
今度は市内中心部のとあるお店に行きたいと旦那が言い出した。
地図で見ると電停からちょっと歩くことにはなるが、どっちにしろ、そのあたりで駐車場を探すのも大変、どうせ駐車場から歩くことになるわな、と、わたしは判断。
しかも、そのときはわたし、定期券を持ってたと思う。
同じことの繰り返しも面倒だから、
「路面電車で行くなら、時間調べるのも、運賃払うのも全部わたしがする、車で行くなら、わたしは助手席にいてもナビやらないし、駐車場探すのも協力しないし、駐車料金も払わない、それでもよければ車で行こう」
と提案。
ダ「俺、そのあたり仕事でよく行くし、安い駐車場の心当たりもあるから大丈夫」
マ「休日は料金違うと思うよ?いいのね?」
ダ「まかせろ」
ってことで車で出掛けたんだけど、案の定、旦那が目星をつけてた駐車場は満車。旦那が仕事でそのあたりに行くのは平日だ。
そのあたり、一方通行や休日通行止めがあってわりとややこしい。
別の駐車場探してうろうろ。
これはわたしも忘れてたんだけど、
その時期、その近く、休日だけ歩行者天国になる通りがあるの。
旦那、歩行者天国にぶち当たって身動き取れなくなって、ガードマンに誘導してもらった。
通りがかりの人に「なんでここに車いるの?」みたいな怪訝な目で見られるし最悪だ、って旦那言ってるけど、お前が悪いんやろ、ってわたし知らん顔してた。
ダ「マリィは、なんで助手席座ってるのに、マップ調べたり近くの駐車場探そうとかしないわけ?」
マ「だって、今日はそういう約束だったじゃない」
ダ「そうは言っても手伝ってくれるもんだと思ってた」
このとき結婚4年目。
別居まで一年、離婚成立まであと三年の出来事。
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