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深田恭子さんと同じ携帯  私の産業遺産Vol.1 docomo携帯「P502i」

今年8月の引っ越しを機に持ち物の整理をした。まったくと言っていいほどモノを捨てなかっただけに、古いガジェットが結構、残っていた。大量の不用品処分を逃れ、新しい部屋にも連れてきた品物たち。使っていた当時の思い出を交え、産業遺産として紹介していきたい。

第1回目は携帯電話。docomoのP502i(松下通信工業=現在のパナソニックモバイルコミュニケーションズ)。

薄型で確か当時の機種としては最軽量だったはず。iPhoneもandroidもない時代。2000年前後はPがつく携帯はダントツの人気ブランドで、この502iも人気機種だった。2000年度のグッドデザイン賞も受賞している。

自分にとって2機種目の携帯電話だ。この機種を産業遺産シリーズの一回目に取り上げたのは大きな理由がある。深田恭子が初出演映画「死者の学園祭」の中で使っていたのだ。色も自分と同じスノーホワイトだった。
映画を観たとき、深キョンが使っている携帯が自分と同じだったのをみたときの喜びは今も忘れられない。
携帯の着メロは自分で手で打ち込む時代。自分の着信音は映画の主題歌「How?」やデビュー曲の「最後の果実」だった。

スノーホワイトの名前のとおり、きれいな色だったが、今では黄ばんでしまった。交換したバッテリーパックだけが当時の白さを伝えている。

久しぶりに充電し電源を入れてみる。サクサク動くが、「圏外」表示でアドレスやメールのデータは消えていた。

そういえば最近、深キョンの歌を聴いていないなあ。
この機種をながめながら「もう彼女は歌わないのだろうか」「今、使っているスマホはなんだろうか」と思う。

◇docomo ムーバ P502i
スペック
販売開始日 2000年3月4日
デジタル・mova P502i HYPER
高さ 約130mm
幅 約43mm
厚さ 約16mm
重さ 約72g
連続通話時間 約125分
連続待受時間 約300時間


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