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茶飯釜の茶事 10年ぶり2回目🍚

今日は冷たい雨が朝から降っています。張り切って5時に目覚め、ベッドの中で本日の予習。

昨夜持ち込んだ、本と茶道ノートを読み返してイメトレ


子育てがひと段落して、10年のブランクを経て今の御社中に入れていただいたのが12年前。
様々なお茶事を体験してきましたが、茶飯釜の茶事というものがあるということを知り、初めて体験してから10年も経過していたのかと思うと本当に驚きです。

中学生だった息子が社会人になり、赤ちゃんだった親友の娘さんがハリーポッターを読破して本屋大賞にエントリーしている本について読書談義できるような小学生に成長する年月です。

10年前は、先生が亭主をしてくださいました。
まぼろしの茶事ともいわれ、決まった手順のない茶飯釜の茶事ですが、その時の流れを茶道ノートにメモしていた10年前のわたし。えらかった👏

今日は、お稽古茶事で、先生が水屋をしてくださり、私が亭主をするという役割分担です。

初炭の動画、濃茶続き薄の動画、いろいろ見てからむっくりと起き出し、身支度を整えて先生のお宅に向かいました。

やる気満々のぐうたら茶道で、脳内再生だけはしていったのですが、やはり、あたふたバタバタの初座となってしまいました。

先生の御用意くださったお料理は、わらびや蕗、筍、そら豆など旬の食材を丁寧に薄味でしあげた、いつもながらの最高の御馳走。

あとは、ご飯がうまく炊けるかどうか!
それが今日のメインイベントです。

初炭が終わり、釜を引き寄せ、灰器を持ち帰り長盆を持ち出します。
笊の洗米をお釜に入れ、火吹き竹でフーフー

今日が初めての茶飯釜体験の若い連客さんにも手伝っていただき、湯気もいい具合に立ってきました。

頃合いがわからず、お客さんたちと、どーするどーする?
言いながらも鎖を上げ、やっぱりまだだった?なんて言ったりしながら
見守るうちにごはんの炊ける甘い香りが…

少しやわらかめだったものの、釜を焦げ付かせることなくおいしいご飯をお出しすることができました!

ご飯とお味噌汁を席中でおつけして出すというのがなんとも和やかで楽しいお茶事です。

茶道ノートの段取り通りに、再現できない自分の脳内メモリの少なさには、我ながら毎度がっかりするのですが、次こそもう少し上達しよう。

後入りの席は少し落ち着いて、美味しい濃茶とお薄をお出しすることができたと思います。
お花は、貝母、一人静、日向水木でした。
春のやわらかい日差しのようで素敵だった。

今日は写真を撮ろうと思って臨んだのに、余裕なく一枚も撮らずに終えてしまいました。
帰宅後、そういえば、前回の写真があったと思い、スマホの中を探していて、ちょうど10年の月日が過ぎていたことを知ったのです。

まもなく新年度がスタートします。
仕事も茶道も、成長ある年にしようとあらためて誓う本日です。

精進、精進!




いつも本番の後に、
お決まりの
もっと精進します!

いやいや、嘘じゃないのです。
先生もお社中の方も優しいのでついつい甘えてしまいますが
頑張ろう😌

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