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石川県が大好き! 金沢で茶道と出会い、一生の楽しみを得ることができました。

能登半島の地震に心を痛めています。
金沢は大学時代に過ごした懐かしい土地で、心の故郷です。
わたしの友人には大きな被害はなかったようでほっと胸をなでおろしましたが、よく知る地名や訪ねたことのある場所の被災状況を見て、募金などのほかに何か応援できることはないかと考えています。

石川県で出会い、わたしの一生の宝になったのが、「裏千家茶道」です。
飽きっぽいわたしがこれだけはまって、18歳で大学の茶道部で始めてから三十数年、引っ越しのたびに先生を紹介してもらい、お稽古を続けてこられたのは、出会いの場が、石川県金沢市という魅力あふれる街だったからこそだと思っています。

1月4日には、顧問をしている高校の茶道部での初釜でした。
彼女たちにも石川県の魅力を伝えるべく、薄茶席のお菓子には
「御菓子司むらもと」さんの辻占を注文しいただいています。


コロナ禍で、飲食がメインの活動である茶道には厳しい条件が多く、学校では久しぶりの初釜茶会だったのですが、お電話で注文したときにも覚えていてくださって、いつものやりとりが再会できてうれしく思っていました。
ブログで確認したところ、被害はなかったようで安心しました

生徒たちは、初めての「花びら餅」の「牛蒡」や、「濃茶」にぎょっとしているところで、「むらもと」さんの「辻占」をいただいて、ほっとするのです(笑)
3つ選んで、今年を占います。
あーだこーだと、楽しいひと時です。

そして、本日はわたしのお稽古場での初釜でした。
今年のうれしかったことは、部活動で教えた卒業生が2人、大学でも茶道を続けていて、卒業しても地元に帰って習い続けたいということで、
初釜にも来てくれたことです。

わたしは、朝から先生のお稽古場の2階で、2人のかわいい大学生の着付け担当。


初座ではお詰め(末客)をし、後入りからは「及台子」で「濃茶続き薄」のお点前というフル稼働で、本当に楽しい一日でした。

そこでも、「山中塗」の棗や干菓子器、「輪島塗」の炉縁など、石川県の工芸が主役級の道具として登場しました。

わたしが、茶道を続けられた一番の要因は、石川県の工芸や和菓子、各所にある本格的な茶室、そういった最高水準のモノたちに触れて、すばらしい師匠に恵まれて、ティーンエイジャーのみずみずしい感性を持っていたときに「こんなに魅力的な道はない!」と心底思えたからだと思います。

そういう思いが、若い人たちに受け継がれるように、草の根活動ではありますが、使命としてやっていきたいと思っています。

地震が収まったら、石川県に是非いってみてください!






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