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トマト/詩

トマトが めのまえにある


でもかれはトマトがめのまえにあっても


トマトではないという


かれはトマトだというひとを


ひにくたっぷりに あざわらい けなし 


ぼうりょくまでふるってくる


そんなひとには トマトがトマトだと


おもえず みえず あえないんだ



だけどもぼくは トマトだと いいつづけていく


それがぼくのしめいなんだ


それがこのよに うまれた いみなんだ


だからぼくはトマトだといいつづける


ひたすらに ひたすらに ひたすらに



それがぼくに できること


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