労働しないで得られる利益

円安で日本企業の業績がアップしている。
しかしこれもよく見るべきだと思う。

損益計算書には、営業利益、経常利益、当期利益
と大きく分けて三つある。

単独決算から連結決算重視へ移行しどれだけ経っただろうか?

ホンダは多国籍企業としては先駆的な役割を果たした。需要のあるところで生産するとは、宗一郎の考えだからだ。

ホンダの利益の半分は北米からのものだ。
それは、連結では営業活動で得られた利益とされているが、単独では営業外利益となる。

単独で営業外利益、つまり日本人の労働から得られた利益ではないと言うことだ。

リーマンショックの時、米国のゼネラルモータースは大きなダメージを被った。
製造業と思いきや、金融業になっていたのである。

人間は本来、食べるために労働する。
それが、食べるための労働ではなく、人を利用つまり金融することで利益と見えている。

これは不幸なことだと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?