日本経済は詰んでる、投了すべき

岸田政権は経済対策、減税、を政策に織り込み、そして来年になればウクライナ復興会議が開かれ20兆円の支援を約束させられている。
アベノミクス開始から現在までの日銀バランスシートをグラフにしてみました。ご参考にしてください。

125兆円だった保有国債は、今や600兆円を超えています。この国債は償還されるのでしょうか?
マネタリベースも146兆円が670兆円に。

通貨と言うもの、日銀の資産が裏付けのはずです。日銀の資産はほとんどが国債、国債は政府が起債しているもの。政府の負債になっていますが、政府に資産があるのかと言う問題です。政府に資産の裏付けがなければ、結果的に通貨には裏付けがないと言うことです。
政府は2022年03月末現在、572兆円資産が不足しています。所謂債務超過です。

この572兆円の不足をどうやって回収しますか?
本年度も48兆円も新規起債します。支払利息も25兆円、税収72兆円、その他特別会計収入69兆円、計141兆円。特別会計は固定ですから、使えるのは47兆円しかありません。それでも経済支援、ウクライナ支援、借金は増えるばかりのようです。今やるべきことは、特別会計改革、ポリコレ施策中止、歳出削減しかないのです。
増えて行けば資産の裏付けのない通貨、つまりただの紙切れにしか過ぎないことが続くのは目に見えています。

日本は将棋で言えばすでに「積んでいます」
「投了」するのが筋です。

「投了」しなければ、知らないで負債を抱え投資し被害者が増すばかりです。

国債起債は金利上昇圧力です。金利上昇は保有債券の価値を下げます。含み損を抱えた、日銀、地銀は債務超過に陥ります。だから日銀は金利を上げられません。その為に国債を買い続けます。法律無視の財政ファイナンスを続けます。円は希薄化し円安は続き、エネルギー、食糧は高騰します。どこかでパンクするでしょう。

ハイパーインフレはいつ来るのか、それが分からないで言うのは無責任だ、いつくるのか?それは市場が決めることです。現在の金融システムを決めた人の責任です。しかし金融システムを決めた人は、こんなに財政ファイナンスをすることは想定外だったでしょう。浜田宏一氏「教科書に書いてなかった」と言ってますから。

日銀が債務超過になり回復見通しがないと判断されれば、外国銀行は当座預金を引上げるだろうと言われています。外国銀行は国の債務リスクを計算してて驚いたとは、藤巻健史氏が三井からモルガンに移っての第一印象だったそうです。
そうなった時、日本は非常に不利な条件でドルを買わざるを得なくなり苦境にたたされるのではないでしょうか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?