通貨管理不能になった世界は?
財政に表れている数値から何を読むか?
通貨を用いる経済における通貨の意味は?
労働により得られる付加価値が通貨に表現されている。
資産はそれはその各人の努力により差異があって蓄えられたものだ。
しかし、通貨を管理すべき中央銀行が管理出来ない状態が強制力または無能により生じれば、ある時点で一気に歪みは解消に向かわざるを得ないこととなる。そしてそれは、富を蓄えた者が多くを負担し富を蓄えられなかった者に与えることになる。
これはカール・マルクスの主張した共産主義そのものである。彼は「不幸に感じる人を不幸を感じていない者は、その人に幸福になるようにする義務がある」と考えていたと思う(意味はそうだと記憶してるが表現が違うかも知れない。🙏)
これが人間なのではないだろうか?
レ・ミゼ・ラブルの牧師のように。
最後はジャン・バルジャンはそれで救われた。
今、日本の財政は終戦後よりも悪い。
1946年
歳出予算 152億円(内利払73億円)
政府債務2000億円
税収、他 127億円(債務の6.35%)
2022年3月期
政府債務 1410兆円
税収、他 140兆円(債務の9.9%)
この財政を立て直すには、預金封鎖、そして財産税しか方法がない。
早くしないと国民負担は増すばかりだ!
国民負担とは所有していることの幻想がただ、現実化するだけだが。もともと、個人資産などはなかったのである。
結果的に国家権力で奪われるものである。
もう、すぐ同じことになるだろう‼️
▶ 膨大な戦時国債残高と戦時補償債務という敗戦直後の日本
財政の重荷は、激烈なインフレと戦時補償債務打ち切りを通じて解消された。
▶ しかし、これは国民にとっては、インフレ下の生活困難と所得税・消費課税の負担増加だけでなく、預貯金資産の実質価値喪失という大きな痛みを伴うものであった。
▶ 日中戦争・太平洋戦争期の戦争財政を通じて、国民は所得税・消費課税の増税負担だけでなく、国債消化と産業資金確保・軍需生産拡大のための貯蓄増強を強制されていた。
▶ 敗戦によって、戦争遂行のための国民負担の必要性はなくなったが、敗戦後の戦争財政の後始末の過程において国民はさらなる経済的負担を被ることになった。
https://www.mof.go.jp/pri/research/seminar/fy2022/lm20220519.pdf
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