見出し画像

買わない暮らしの効用とは

はじめに


こんにちは(*^_^*)


久しぶりに記事を書きます。

お盆が過ぎ、朝晩は少しずつ涼しくなってきています。


先週まではリビングと寝室、両方の部屋のクーラーをつけて寝ていましたが、今は1台+扇風機で十分なくらい涼しいです。

今日は、最近読んだ本を元に、買わない暮らしについて書いてみようと思います。


2500字程度で書いてみたので、最後まで読んでいただけると嬉しいです!


買わない暮らし



こちらがその本です



たまたま図書館で見つけた本で、約13年前に発行されています。


買わない暮らしと聞いて、多くの方が真っ先に思い浮かべるのは、

・節約

だと思います。


また、節約、と聞いて具体的に思い浮かぶのは、

・食費の節約


です。


高いお肉を買わないとか、お菓子を我慢するとか、ですね。

ですが、この本では、

・節約はストレスが溜まり(特に食費を削る事は)、さらに要らない物を買ってしまう

・節約はお金がいるけど、買わなければゼロ円


といった内容が書かれており、お金を節約する事よりも、むしろ使わない事を推奨しています。


ですが、よほど自給自足で、持ち家でもない限り、多くのものを買わずに生活するなんて無理ですよね。

皆が皆田舎の空き家に住むわけにも行きませんし、皆が皆フリーランスになって好きな場所で仕事をする、リモートワーク!なんて事は難しいと思います。

単純にお金の動きだけを考えると、住む場所や家庭、仕事の条件がある程度整っていなければ難しそうな話ですが、著者の視点は違います。


買わないことは、創ること


筆者は、

・買わない代わりに、創る、もらう、借りる


などの方法を提案しています。


この発想には目から鱗でした。

ただ単純に、

・欲しいものを我慢する

という事ではなく、

・欲しいものがあれば、買う以外でどうやったら自分の欲望が満たせるか

を考える、ということだと思います。

例えば、去年流行っていた、もも鉄というswitchのゲームソフト。


最近ハードオフに行ってみると、中古で何本も売っています。


発売時期に買えたら、一番嬉しいのは当たり前の事ですよね。


ですが、その発売当日に買ったゲームソフトを、実際にプレイする時間は十分あるでしょうか?


正直、仕事を週5日しながらゲームもやりたい!スマホで動画も見たい!となると、欲しいものは手に入っても、十分に時間が無いことに気づきます。


それなら、あえて時間のある休暇に、中古で買い、休暇が終わったら、また売って、他の人に楽しんでもらう、という方法でも、十分だと思います。


私の夫が、以前転職する際に、2週間の無職期間がありました。


夫は、家ですることが無いからと、ハードオフで車のゲームを安く買い、それをまた休暇が終わりプレイできなくなったら売っていました(笑)


当時、私は「もったいない!またやりたくなるかもしれないのに!」と夫に言いましたが、今考えると、とても素敵な物の使い方をしていたんだな、と思います。


ゲームとなると価格も数千円単位になりますが、身近な例でいえば、コンビニでパスタを買わずに、家で創意工夫して作る、ということだと思います。


もし、お金で買えなくなったら



今は、お金で多くのものが手に入ります。時間を節約するために時短家電が売れており、コンビニやウーバーイーツで手軽に食事が楽しめる時代です。

お金を増やす方法、というテーマが流行っています。


書店にはFIREや投資、老後資金の本が多く並んでいます。


私も去年までは、その本を買いあさるうちの1人でした。


実際、今もNISAは無理の無い範囲で続けており、良い制度だなあと思います。


ですが、お金について勉強すれば勉強するほど、お金が減る不安は消えません。


増えれば増える分、なくなった時に生活が立ち行かなくなるのでは、夫に迷惑をかける、そんな不安があります。


お金を失ったことで命を絶つ人もいます。


お金が無くなることへの不安は、お金で多くのものが変えてしまう世の中の、デメリットであると思います。


ですが、ある日突然、お金がただの紙くずに変わってしまうと、どうなるか。


お金が発行されない代わりに、必要最低限の食べ物、インフラが支給される、となるとどうでしょうか?


それまで、料理や身の回りのことなど、創る作業をしていた人は、そんな時でも不平不満を言わずに、心身ともに生活できるのではないかと思います。


そして、お金で衣食住のほとんどを補っていた人は、その日の食べ物にも困るかもしれません。


食以上に、精神面が安定しなくなるのではないか、と思います。


人は自由に動かせる手足をもっていても、心が動かなければ体が動きません。

この言葉は、私が医療技術職を目指していた学生時代、何度も言われた言葉です。


まさか、私にも心が動かなくなる日が来るとは、去年の今頃は思ってもいませんでした。


その様な経験もあり、今は自分の精神面を大切にするような生活にしています。


買わない事で心が満たされる


お金を払えばほとんどの欲望が満たされてしまう時代です。

あえて買わない暮らしを実践し、生活に創意工夫をする中で、心は自然と柔軟に、鍛えれていくような気がします。

今日、産直市で買ったとうもろこしを湯がいてみました。

祖母が生きていた頃は、畑でとれた甘い味のするとうもろこしを、よく湯がいておすそ分けしてくれていました。


もう何年も食べていない味。

スーパーで買えばすぐに手に入るけど、あえて面倒くさいやり方をしてみよう。

そう考えた私は、家で湯がいてみる事にしました。

約30年間、自分でとうもろこしを湯がいたことはありません(笑)

事前に湯がき方を調べ、スマホやテレビを見ず、ただじーっと7分間、とうもろこしを湯がく事だけに集中していました。

時間の無駄、かもしれません。レンチンの方が効率的かもしれません。

ですが、こういった、一見非効率的な作業こそが、自分の心を元気にしてくれます。


買わない暮らしの効用は、お金を貯金できる、生活力が上がる、だけではありません。

あえて時間をかけて、創意工夫をすることや、新品で買う事以外の手段を考える事で、心が豊かになっていく事だと思います。

今、時間に追われて、やりたい事が十分に出来ない!と嘆いている方。

あえて、時間のかかる、非効率的な作業を丁寧にすることで、心は落ち着くかもしれません。


最後に


今日は、買わない暮らしとその効用について書いてみました。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました!(^^)!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?