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サブスクだけじゃもったいない歌手、aiko


コロナが落ち着いたので・・念願だった数年ぶりのライブに行ってきました!


特に熱狂的なファンでは無かったのですが、よく曲を聴いていたaikoのライブ。


aikoは多くの方が言うように、歌詞が良い、可愛い、という魅力はもちろんですが、私はどちらかというとジャズっぽくておしゃれ、予測不能な曲調がクセになるというか・・そんなところにaikoの魅力を感じていました。



たまたまチケットが当たって行けたaikoのライブ。


結論、とても良かったです。


まず、MCが面白い。
aikoが大阪出身なのも影響していると思いますが、吉本新喜劇みたいに面白いんです。


そして、歌上手い。
これは当たり前かもしれませんが、ライブのaikoはCD音源で聴く上をいく上手さなんです。


普通、CD音源っていくらでもいじれるので、余り歌上手くない歌手(失礼)でもどうにかなりますよね。



でも、その場合ライブの生歌で私はガッカリしてしまいます。
「CD音源みたいな、上手い歌が聴きたい!!」
そう思って、どの歌手のライブに行くか探していました。


aikoって、CD音源だと声も細く聞こえるし、世間一般に歌がうまいとされる肺活量多め歌手(誰とは言いません、笑)に比べると、正直余り目立ちません。


ですが、私がaikoの歌の上手さに気づいたのはu-nextでライブ映像を見た時。
CD音源しか知らない場合、確かに声の大きさはそこまでなんですよ、aikoって。



でも、ライブ映像を見て気づいた事。
普通に声響くんです(笑)
そして凄いのが、最初から最後まで凄く一定なんです。aikoの歌い方って。


ライブ終盤になってきたら、汗かいたり必死の形相で息継ぎ苦しそう、感情が高ぶって叫び続けるみたいなことありますよね。
そんな時、「感情高ぶるのは良いけど、歌はちゃんと聞かせてよ。」と冷める事があります(笑)


でも、aikoは違いました。
息継ぎの辛さも感じさせず、声はしっかり出ているのにうるさくなく、高音から低音までさらっと歌い上げ、感情表現豊か。


「この人凄い。この人の歌を生で聴いてみたい!!」
そう思ったのが、チケットに応募したきっかけでした。



実際にライブ行って気づいたんですけど、彼女の場合、肺活量の多さをアピールポイントにしてないんですよね。
肺活量は多いけど、それをあえて隠して20曲以上(3時間!)変わらず歌い続けるんです。


私の様な30代、もしくはaikoと同世代の40代くらいが多いかなと思っていたのですが、実際には20代も多く、50代くらいかな?という方もいて、幅広い年代の方が来られていました。
そして、男女比も半々で、男女関係なくジャンプしてました(笑)


aikoの魅力って、よく、「可愛い」とか「歌詞が良い」という事を聴きますが、実際ライブに足を運んで、普段聴くaikoとのギャップに魅了される人が多いんじゃないでしょうか。
そのギャップから、年代問わず多くのファンを獲得していっているのかも?とも思います。


上手く聴かせようとしていない、でも、上手い。
歌詞も曲調も予測不可能で魅力的。
そして、幅広い年代から愛される人柄。


CD音源だけ、サブスクだけ聴いているのはもったいない歌手。
それがaikoだと思います。


そして、当たり前のようにライブに行けるようになった日常に、心の底から幸せを感じています。


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