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迷子犬の捜索! ~LINEオプチャ・LT機能を使う~

放浪犬を見たことがある!
迷子犬のチラシを見たことがある!
迷子犬にさせてしまったことがある!

ペット用品店の掲示板、コンビニ、SNSなどでチラシを見たことがある方はいると思います。また、街中で放浪犬を見た経験はありますか?もしくは、そのような動画をSNSで見たことがあるという方もいるかもしれませんね。「えっ?飼い主さん、探してないの?」と思うかもしれません。飼い主さんは必死に探しています。脱走した瞬間に犬は走り去ります。追い付けません。人間側からしたら見失うし、犬からしたら知らない土地です。これが「迷子犬の発生」です。


今回の記事は「LINEオープンチャット」とその機能「ライブトーク」を活用し、人の役に立てたこと、犬を助けることができたお話です!



想像タイム! 「LINEテキスト画面」
~捜索オープンチャット~


A「いた!!」
B「どこ向かった!?」
  ・
  ・
  ・
B.その他メンバー
「Aさん、いまどの辺り!?」
  ・
  ・
A「ごめん!見失った!」


私は以前、とある迷子犬の大規模捜索にメンバーとして参加していました。しかし未だに見つからず…。当時は迷子犬捜索のノウハウもなく、LINEオープンチャットのノウハウもなく…。ライブトーク機能はそもそもなかった…。その悔しさが今の活動の原点です。


こちらのチラシ画像
のちほど解説します!



LINEオープンチャット

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LINE使ってるよー!ってひと!
実はね、みなさんが使っている普段のトークとは別に「オープンチャット」という機能があります。まぁ、それは調べてください(え?笑

ちなみに私が管理人をしているお部屋♡
みなさんの名前とアイコンを伏せて、匿名の名前とアイコンで参加できます♡

犬部屋じゃないんかーーーい。

「猫オプチャってどんな話をしてるの?」と気になったあなた♡ぜひ匿名で参加して覗いてみてね🐈️一週間、いや一日だけでも見学してみてスッと退室OKのお部屋です🙆普段は飼い猫ちゃんのお写真や動画投稿。野良猫ちゃんの真剣相談。脱走猫ちゃんの相談。たまに(たまにですよ?)ちょこのダダすべりライブトークもやってます♡♡♡


話を戻します♡



以前の問題と、解決策。

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私は、Instagramの迷子犬の掲示板「maigo_dog」というアカウントからの発信で地元の迷子犬発生を知ります。そして、飼い主さんにメッセージをして許可を得て「一匹の迷子犬」に対して「一つのオープンチャット」を立ち上げていました。

問題点①
私のInstagramは猫アカウントです。そこから飼い主さんへDM…するのですが…。はい、怪しまれるのです(そりゃそーだ😂)

問題点②
お返事が来てから作成なので時間がかかる

問題点③
メンバーが集まらない!飼い犬と同犬種の迷子犬に興味を持たれるので、違う犬種には興味を持ってもらえないことがある。(惜しいこと、悔しいことが沢山あった)

 
さて、ここから!

☆ 解決策 ☆
「○○地区の迷子犬情報」として一つのオプチャ
  ↓  ↓  ↓
・サブルーム① ◯◯町のプードル(例)
・サブルーム② ◯◯町のダックス(例)
・サブルーム③ ◯◯町の柴犬(例)

☆ 利点① ☆
オプチャの特徴として、メインルームとサブルームのノートは共通。メインルームに一つ作っておけば、必然的にサブルームにも表示される。

☆ 利点② ☆
メインルームには皆さんが参加している状態なので「サブルーム② ダックスの目撃情報!」をメインルームに流せば、必然的にプードル班も柴犬班も見てくれる。それぞれが捜索に向かう経路だった場合、気にしてもらえるかもしれない。

※以前は「迷子犬ダックス(例)に対して一つの捜索オプチャ」だった為、「○○地区で迷子の柴犬(例)がいるみたい!気にしてあげてください!」とコメントすると「私たちはダックスを探しているんです!他の犬の話はやめてください!」と大荒れ😂それは大切な家族である柴犬ちゃんを探している飼い主さんにとったら、とても悔しいこと。逆に、柴犬捜索オプチャのメンバーが迷子犬ダックスを目撃しても「私たちは柴犬を探してるから、今は関われない」と、あとになって目撃していたことを報告されることも…。本当に悔しかったし惜しいことをしていた。

 

☆ ライブトーク ☆
以前は「サブルーム機能」も「ライブトーク機能」もなかった。ライブトークとはグループ通話のようなもの。今までは目撃があった時でもコメントのやり取りだったので、画面に目を向けている間にどうしても犬を見失ってしまう。これからは声で話をしながら追えるので、見失うことがなくなる。

 

迷子犬捜索オプチャの始動開始!

2024年3月 オプチャ開設
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・タイトル
・トップページの説明文
・ノート作成
 →安心・安全ガイドラインの記載
 →個人情報取り扱いの注意点
 →オプチャ拡散の方法
 →捜索の方法
 →飼い主とメンバーさんで名前表記を変える
 
これらを準備して、過去にも迷子犬捜索オプチャを手伝ってくれた副管理人さんにも参加してもらい、迷子犬発生に備えて待機していました。


2024年4月 迷子犬の発生
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・すぐに飼い主さんへメッセージする
・ぜひ活用したいと有難いお返事!

(DMのお返事がすぐにいただけない時もありますが、私の猫アカウントは野良猫TNRや保護猫譲渡会や迷子犬の投稿などがそこそこあるので、身分証明にしている…つもり♡)


オープンチャットの参加人数
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・1時間で10名の参加
・1週間で82名の参加
・需要があることが分かった
・メンバー増加が目的ではないので、オープンチャット検索に載らなくても良い
・飼い主さん、捜索メンバーさんの拡散によって集まった人数
・現地組は20名程度
・遠方組は拡散・SNSパトロール・見守り


ライブトークの練習
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「オプチャって何??」という方が大多数!
そこで早速ライブトークの立ち上げ!


【 テキストトークにコメントを残す 】
「緑色の参加をタップしてね!」
「ライブトークに参加をタップしてね!」

【 ライブトークにてお話スタート 】
「皆さんの声は聞こえてないので安心してください🙆今から使い方を説明しますね!  右上の白い四角いマークをタップしてくださーい!そうするとテキスト画面に戻りまーす!そこにコメントを残してもらえると、私がお話をしながら回答するのでこれで会話が成立しまーす!  次に画面上部の黒い枠をタップしてくださーい!ライブトークの画面に戻りまーす!  右下のニコちゃんマークをタップするとリアクションマーク出まーす!おお!皆さん正解でーす!良い感じでーす!  次に説明するボタンは押さないでくださいねー!左下の白い四角から矢印があるのがあります!これはライブトークから抜けたいよーって時に押してくださいね🙋間違えて押しちゃっても、また参加ボタンを押せばライブトークに参加できまーす!」


文章にすると長いですね😂
もちろん、ゆっくりと復唱しながら説明します。そして、これはメンバーさんは聞きながら実践しながらなので、あっという間です。これを朝昼晩と時間を見つけて練習をしながら、捜索にあたっての注意点なども説明していました。テキストトークにて注意点を箇条書きにして伝えるよりも、私の声で、間合いも考えながら伝えます。声で伝えるって不思議です。伝わるのです。


迷子犬の目撃情報とライブトーク!

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早速きました!目撃情報!!
私はライブトークを立ち上げてテキスト画面にて「現地へ行ける人、ライブトーク!」と流します。5人が現地組として参加。現場へ行けない方もリスナー参加OKにしています。今まではテキストトークでやっていたやり取りが、もう要らないのです。「想像タイム!」のやつです。

A「犬、いたー!」
B「コンビニの交差点を真っ直ぐ行った!」
C「追ってるのバレるから横道から追います!」
D「Aさん、Bさん、コンビニ越えて○○号線!」
 「田んぼを抜けて○○方面!」
E「Dさんの実況で追い付けました!」



ライブトークを繋いでいたことにより
追えた犬の居場所。
いますよ??見えますか??


普通に捜索してたら分からんて…

 

ここでは保護できずに、犬は移動しました。

ライブトークを繋いだまま、みんなで後追いをしました。が、今度は見失いました。

しかし!
聞き込みをしていると「畑に犬の足跡のようなものがあるんだよねー!見てくれる?」と。






足跡の大きさチェック
朝露を見つける

朝露があるということは「昨日の足跡」です。そこから何が分かるのかと言うと「昨日もここに来ていた」のです。私たちが追いながらも見失ってしまったけど「ここは探している犬が好んで通るルート」ということが分かったのです。


無理に保護ができなくても、いわゆる「点」を多く見つけることにより「点と点を結べば線が出来る」ということが出来ます。「○月✕日 ◯◯地点」「◯月✕日 ◯◯地点」「◯月✕日 ◯◯地点」を結んでいくと、あら不思議!なんとなく同じルートを円を描くようにグルグルと移動していることが分かります。迷子犬の特徴として「右に移動する」「大きな円を描くように移動する」と言われていますが、まさにそれでした。


これにより次に何が出来るかと言うと、目星を付けて張り込み(定点監視)が出来ます。なんとなくの見回り範囲を定めることが出来ます。


情報提供者さまからいただく「目撃情報」と合わせて「迷子犬の位置」をこちらから突き止めに行くのです。


今回の写真のワンちゃんは無事に保護することが出来ました。飼い主さんも早々にチラシを作ってくれましたが、こちらで作り直しをさせてもらいました。チラシは「目立つように!」や「迷子犬の存在を知ってもらう!」ことが目的です。


チラシのデザインはコレ!

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例えばこんな感じ (良い例・AIダックスです)
 ↓ ↓ ↓

目立つ色!
伝えたいことは簡潔に!
チラシを受け取った側が
「知りたい!」と思う情報を!


例えばこんな感じ (悪い例・AIダックスです)
↓ ↓ ↓

チラシ作成の時間も惜しく
また知識もないと簡単に作ってしまう
掲示板にあれば目に入るが
欲しい情報が乏しい


・チラシは状況により作り直すこともある
・業者に頼むと日数と費用がかかる
・最初は200枚程あると安心

また「保護に繋がる目撃情報提供者さまには謝礼あり」を記載すると目撃情報が一気に入ります。しかし、誤情報や冷やかしも増えるので精査が大変。


迷子犬の捜索は大変!

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・見回り
 →特に朝方が良い
 →人が怖くて隠れていることが多い
 →朝方の静かな時間帯に行動する傾向あり
・定点監視
・目撃情報の確認
・チラシ作成&配布(コンビニやお店)
・ポスティング(住宅地)
・SNS拡散やネットパトロール


LINEオープンチャットを使い、更にライブトーク機能を使ったことで最終的な定着地点を見極め、そして保護に繋げることが出来ました。

しかし、オープンチャットがあるから保護できるというわけではありません。それは、飼い主さんへ伝えています。どうしたら良いのか分からない、沢山よせられる応援DMによって埋もれてしまう目撃情報DM。オープンチャットを使うことにより、まとめられる情報。そして、見つからなかった時の後悔を少しでも少なくしたくて、飼い主さんに協力したいという思いでやっています。


マイクロチップの大切さ…

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事故に遭ってしまい動物病院へ運ばれたり、悲しい状態での発見で回収されてしまった時。マイクロチップが装着されていれば、飼い主さんへ連絡がいきます。マイクロチップの装着の重要性を伝えています。


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