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書くことに困ったシリーズ「と」

書きたい気持ちはあるけれど、何をテーマにすればよいか悩んだときのシリーズ。五十音順に進めております。

「トリックアート」

子供も大人も、え?どうして?わぁ、不思議!など驚いたり感激したりすることがあると思う。
トリックアート展やエッシャー展には出向いたことはないのだが、絵を見ると楽しいし興味はある。

エッシャーのだまし絵なんて、なぜそんなことになるのか不思議な世界すぎる。
トリックアートはだまし絵のほかに歌川国芳の作品で有名な、「寄せ絵」と呼ばれるものもあるらしい。

歌川国芳の寄せ絵を見ると、関西が誇る長寿番組「探偵!ナイトスクープ」で石田探偵が実際の人物で再現が可能か試していたことを思い出す。世の中には興味深いことを試す人がいるものだと思う。

さて私は、作家の伊坂幸太郎さんはトリックアートを目の錯覚ではなく、意識の錯覚として表現している方だと思うのだ。
あの張り巡らされた伏線回収の手段や、奇想天外だけどすんなり受け入れてしまうストーリーはだまし絵と重なる部分があると思う。

実際、彼の作品の「ラッシュライフ」はエッシャーのだまし絵が挿絵として使われていたり、作中にも登場しているのでご本人も技として意識されているのかもしれないが、やろうと思ってもそう簡単にできるものではないだろうから、やっぱり伊坂さんはスゴイ!

日常のイヤに感じる出来事も、別の角度から見れば違った世界が広がる可能性があるかもしれない。
だまし絵みたいな生き方、できるかな。


#伊坂幸太郎   #ラッシュライフ
#探偵ナイトスクープ

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