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書くことに困ったシリーズ「に」

書きたい気持ちはあるけれど、何をテーマにすればよいか悩んだときのシリーズ。五十音順に進めております。

「にんじんしりしり」

にんじんしりしりというメニューをご存知ですか?私は知りませんでした。
ある日王様が、にんじんしりしりを作って欲しいと言ってきたのです。王様が作って欲しいというのはカレーかシチュー、肉じゃがぐらいなので、聞いたこともないこのメニュー、まして主菜にならない一品を推してきたことに違和感しかなかったのですが、王様のご希望とあれば作るしかあるまい、とまずはその実態を知ることから始めました。
なんて、ただネット検索しただけです。

見る限り、細切り人参を炒めただけのようですが、王様にこれですか?と画像を見せると、そうそうこんな感じ、と。
むむ、やっぱり間違いじゃない。なんでこんなパッとしないメニューを希望してきたのやら。だって王様のご実家に行ったってこんなの食卓に出てきたことないし、そもそもそれまで聞いたもなかったから、しりしり。

そういえば侑さんからはキャロットラペの発注はあるんですよね。
これは以前に成城石井で購入したのがきっかけで、侑さんのお気に入りメニューになったようです。
少し話は脱線するのですが、侑さんと一緒に電車に乗っていた時のこと。
車内広告に電鉄公式グッズの受注生産の案内が載っていました。それを見た侑さんが「わ、これじゅっちゅうせいさんやって」と言ったのです。
一度目はスルーしましたが、「え?なんて?」と聞きなおしてみたらやっぱり「じゅっちゅう生産」と言うのです。
比較的すいている車内とは言え、無人なわけでもないので、侑さんのためにも「ねえ、それ、じゅちゅうだよ」と言いなおしました。
すると、侑さんは「なんでや!はっちゅうやねんからじゅっちゅうやろー」と言い張るのです。しばらくそのやり取りをしましたが、おかしくておかしくて、侑さんも私も車内にもかかわらず笑ってしまいました。というより、その車両全体が揺れたと思います。
お仕事がらみで受発注をすることがあるらしいのですが、数年間、ずっとそのように言っていたらしいです。そして、「じゅちゅう」に直す気はさらさらないらしいです。言葉って時代で変わりますから、いつか「じゅっちゅう・はっちゅう」がまかり通る日が来るかもしれませんね(笑)

さて、本題のにんじんしりしりですが、一度作ってみると止め時がわからないほど美味しくて、病みつきになりました。小鉢としてちょっとあるだけで箸休めになりますし、お弁当にも使えるし、なかなか優秀さんです。

念のために作り方をさらっと書いておきます。
量は、大きめ人参2本ぐらいを想定しましょうか。人参は長さ5㎝ぐらいで細切りに。タマゴ1個は割りほぐしておきます。私はタマゴ多めが好きなので、2個あってもいいです。
油(ゴマ油なら風味UP!)を引いたフライパンで人参を炒めます。顆粒だしの素を適量投入。しんなりしてきたところに、酒・みりん・砂糖・お醤油を同量。このぐらいなら各大さじ1ぐらいでいけそうかな。2だと味が濃さそう。様子見て決めてください♪
最後に溶き卵を回し入れて、ゴマ振って完成٩( ‘’ω’’ )و ゴマはいりごまでもすりごまでもどっちでもオッケーですが、私はすりごまが好き(*’ω’*) 

ところで王様は最初にどこでこれを召し上がったのかしら???


#にんじんしりしり
#受注

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イチオシのおいしい一品

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