詩『無駄』
自分を肯定してくれるような公園で
ブランコに乗って一日を棒に振ってみたい
考えたって無駄さ
俺はその無駄を愛している
思考回路は結露している
起きたら雑巾はびしょぬれだ
考えたって無駄さ
行動を起こさず 退廃的なグラスを傾けても
分かるのは文豪の気持ちぐらいな刹那
俺はその刹那を愛している
俺はその無駄を愛している
過去に挫折した小説を
もう一度読んでみて、今度は心にしみた時
自分の人生が少し深くなった気がして
ああ、苦しんできてよかったと思えた。
活字がすっと心の中に入り
文字通り、いきいきとしてくる。
やはり読書は良い。
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