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詩『ステージに立つ男』

男がどういう生まれか とか
誰が好きなのか という風聞は
そんなのはどうでもよく
俺はその男の生き様だけを見つめていたい

男が男に惚れることは
何も珍しいことではない
誰よりも劣等生な俺は
優等生をうらやむが
惚れた男をもうらやむことはある

しかし それは一瞬のことで
後に残るのは 射貫かれた心と
男の情熱 熱い言霊
誰よりも劣等生な俺は
ステージに立つ男をまぶしく思い
そして誇らしく思っている

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