独り言28

俺は今、将棋がめちゃくちゃ不調である。
棋力がすごく落ちた。
序盤中盤はそこそこいいが、
結局終盤力なんだよなあ。
将棋の負けはすごく悔しい。
ここ1,2週間ネット将棋はほぼ勝ててない。

ただ、負けると、将棋って「深いなあ」としみじみ思う。
負けて、後で一人で感想戦をやることで
敗着が見えてくる。
これを指せば勝ってたな、とか
これを指せばまだ粘れたな、とか
負け将棋が「負け将棋」ではなくなる時、
将棋って深いなあ、と感じる。
それを一番感じれるのは
まさに将棋に「負けた」時。
負けることは、健康な皮膚をえぐって肉を貫くぐらい
痛いものだが、
逆にそれで「生きてる」って感じがするみたいなもの。

将棋に勝てば「勝ち」が得られ
将棋に負ければ「深み」が得られ
将棋を味わいたいのなら
AIが示すような最短の勝ちルートではなく、
流行に乗ろうと「角換わり」ばかり指すのではなく、
泥臭く、自分らしい手で自分らしい将棋を指し、
「ゴキ中」を貫き、でもたまには居飛車も指して、
それで勝てば何も言うことはなく、
それで負けても、将棋の奥深さを堪能できるから
何も言うことはない。

勝っても負けても
これからも俺は性懲りなく将棋を指し続けるだろう。

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