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デカヘル慕情?

こんにちは! あら50りっぷです。

ロードレース界ではCannondale-drapacチームがはじめて実戦で使用したPOCヘルメット。さらにウエアスポンサーがRaphaに変わってからブームに一気に火がついたのではないでしょうか。現在は、EFエデュケーションファーストチームがRaphaのピンクジャージにPOCのピンクヘルメットでキメているので、プロトンの中でもひときわ先進的でカッコ良く映ってしまいます。

他のヘルメットメーカーの流行であるコンパクトエアロ路線からは大きく逸脱した、いわゆる『デカヘル』を貫き通す潔さと、スタイリッシュなデザインがなんといってもPOCの魅力です。

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わたしのこれまでのPOC製ヘルメット歴は、

・POC Octal Raceday  ---Cannondaleカラーのグリーン(廃版)
・POC Octal Raceday  ---Raphaカラーのピンク(廃版)

しかしどちらもすでに売却してしまいました。見た目に反して超軽量(200g以下)で、頭形にしっかりフィットし、ベンチレーション性能に優れ、夏場には特に最適なのですが、見た目が思いっきり「キノコ頭」になってしまうのがどうにも気になって、鏡を見るたびに「似合わないなあ」と悲しくなってしまうほどでした。

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例えるなら・・・頭上に ポインセチアの鉢 ・・・をかぶったみたい

ところが!!! またしても大いなる誘惑に駆られ、似合わないとわかってるのに、暴挙に手を染めてしまいました。原因は異常な割引価格です。定価37,800円 → 17,449円(53%OFF)さらに期間限定の3,000円OFFバウチャーを合わせると、結果的に 14,449円 で手に入れることができました。年末恒例Wiggleの粗利度外視の総決算セール!のおかげです。

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POC Ventral SPINは新型の”Air SPIN”になって側面にも頭頂部にもベンチレーションホールを追加したことで横幅を抑え「キノコ」感がかなり緩和されました。さらに後方部の張り出し部もよりコンパクトになり、内側の発泡素材も純白から黒に変更されてより精悍な印象に。SPINの量も減ったため重量も10gほど軽量になりました。

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POC Ventral Air SPINは横幅がかなり抑えられ、コンパクトになった印象だ発泡素材が黒になって、精悍な見た目になった

 

でも今回購入したモデルはVentral Air SPINになる前のVentral SPINですから、当然かなりの「キノコ」になることが予想されました。

購入日から11日でWiggleから商品が到着しました。いつもながらに注文後の対応が迅速です。緩衝材もしっかりいれて梱包してあったので傷もありません。POC Octalと比べて変わった部分をリストすると、

1、チンストラップの素材が従来よりも厚く丈夫になり、顎下のストラップをまとめる薄いゴムも幅のあるナイロン製の素材に変わって強度が増しました。この素材の内側に滑り止めを施して不用意に動かなくしているのも「わかっている」メーカーならではの優れた改良点です。

2、帽体の内幅がOctalと比べて明らかに「細く」なっていて、その分外側のサイドの張り出しが抑えられている感じ。自分の58cmの頭周でMサイズがフィットするのは変わりませんが、普段の刈り上げ髪が伸びたときには若干キツく感じるかな?

3、SPINはジェル状の感触を想像していましたが、装着感は従来のパッドと変わりません。肌に当たる感触がやや柔らかくなった程度の変化です。MIPSと比べて、内幅が狭くなるなどの違和感は皆無です。購入したモデルは製造が2018.1でしたが、SPINパッドは新型のVentral Air SPINと同じものが採用されていました。

4、前面に大きなベンチレーションホールがあり、夏季のクーリング性能は言うまでもありませんが、内側にヘッドキャップをかぶれば、エアロヘルメットなので冬期も十分に対応できます。オールシーズン使用できるメリットは大きいです。

5、個人的な好みですが、今回購入したEF Racing Pinkはもっと派手派手しいピンクかと想像していましたが、大人らしい落ち着いたピンク色で、Raphaのウエアと合わせるのに非常に良いと感じました。

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以外にキノコに見えなくてビックリ!左右非対称のロゴ配置もかっこいいですね。

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仕様で気に入ったのは、帽体がピンクのモデルでもチンストラップが黒であったこと。この部分を白・グレーなどの明るい色にしてしまうと、夏場の数回の使用で汗汚れがつき、劣化が目立ってしまうことが多いためです。高温多湿のアジア圏ではチンストラップは基本黒に統一してほしいものです。

SPINについて説明すると、他のメーカーでいうところのMIPSに並ぶ機構のことです。

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転倒時の脳震盪を緩和させる機構といえば、各社が取り入れる「MIPS」がメジャーです。人間には元々自然の衝撃防御システム"脳脊髄液"があって衝撃を和らげてくれますが、ロードバイクで高速走行中に起きる落車事故の大きな衝撃には限界があるだけに、ヘルメットに脳脊髄液と同じ機構をもたせる、という考え方からMIPSやSPINが生まれたわけです。

MIPSは衝撃を受けたときに、2つのライナーが頭の周りをスライドして動く機構ですが、POC社はMIPSの最大の弱点であるサイズ感の窮屈さ、重量増などのデメリットを解消すべく、独自にSPINを開発しました。内側に配置された革新的なパッド技術(水色の部分)により、落車時にへルメットを頭に対して動かすことで頭部から脳や頚椎に伝達される衝撃を最小限に抑えることができるだけでなく、サイズ感の誤差や重量増を抑え、フィット感も格段に向上する優れものです。POC社が理想とするオリジナルの安全システムですね。
実際に、MIPSと比べて内幅が狭く感じるなどの違和感は皆無でした。ただあまりにも普通のパッドと変わらないので、本当に大丈夫なのかな?と思ってしまうほどです。


《POC Ventral SPINの心配な点》
機能面とは全く関係ありませんが、心配な点が1点・・・それは発泡部が「純白」であること。これがどのくらいの期間で変色してくるかが気がかりです。最新モデルのAir SPINではほとんどのカラーの発泡部が黒に変更されていますので、選手側から改善要求があったのかもしれませんね。実際のレビューは追って書きたいと思います。

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なんということでしょう~ 
1週間過ぎてあらためてサイトを確認したら・・・
      13,392円(64%OFF)とさらに安くなりました!
      ありがちな オチ・・・ですぅ~


→POCのヘルメットを比較してみた(参考) 
形状やサイズ感の違いの参考になります。 
https://www.tokyolife.co.jp/blog/twt/?p=12255

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