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一目惚れのスペシャへの想い

こんにちは! あら50りっぷです。

立川にある職場までの自転車通勤片道25kmのコースは、獲得標高こそわずか90mですが、自宅からのひと登りが地味にキツイので、自分の心肺や脚の状態を確かめるのに役立っています。それにしても…

思い起こせば、ココロの病気の1年目はできるだけ世の中の出来事に対してモチベーションを下げないように心がけていました。職場に行くことができない代わりに、いろんな場所に遠出・延泊して少しでも楽しいという感覚を思い出すようにしたのもそのためです。

しかしリハビリを兼ねて職場に復帰してからの2年目は、収入がエスカレーター式に下がり、経済的な余裕がまったくなくなったため、複数台所有していたロードバイクを一気に売却せざるを得なかったのは前述のとおりです。山のように持っていたパーツやウエアも、ヘルメットもシューズも、お金になりそうなものはすべてオークションや委託販売で現金に変え、生活費に投入しました。

でも不思議と心残りはありませんでした。そのときのボクは、良くも悪くも、モノへの執着心がおそろしく減退し、物欲のカケラもなかったのです。さらに出費を下げるために、愛車Audiを売却して中古のスズキの軽に乗り換える決断をしたのも、物欲を失っていたことの恩恵でしょう。

復帰後はココロがアップテンポで、気分の波もようやく落ち着いてきて、年初めの寒い時期からウォーキングをはじめられたことが風邪予防とストレス解消に役に立ちました。観光地まで遠出するようなことはありませんでしたが、週末にルーチンコースを繰り返し歩くだけでも、心に爽快な風を吹き込むには十分でした。心の病には、同じことを繰り返すリズムが非常に有効だと教えられました。

 医師によって完全寛解の吉報がもたらされたのが2019年8月のこと。2年以上が過ぎていました。翌年にはAllez Sprint Disc 2019年モデルを購入し、まずは体力をもとに戻す目的で夏の間に遊び半分で通勤ライドをはじめました。週2で往復すれば合計100km、週3なら150kmになるので、距離が増えていくことにワクワクできましたし、帰りにはちゃっかり寄り道して、地元のスタバのテラス席で月見をするのがなによりの楽しみになりました。

久しぶりの物欲を取り戻せたこと、新しい相棒であるAllez Sprint Discにすっかり魅了され、文字通り Fun to Ride を満喫しています。

またかよ! とツッコミを入れられそうですが、Allez Sprint Disc 2019年モデルの配色、そして立ち姿は本当に美しく、出かけるたびに愛車の写真がついつい増えていきます。でも恋に落ちてしまったのだから仕方ありません!

正面からの空気抵抗、少なさそうでしょ!

まだ1年とちょっとの蜜月ですが、長い間一緒にいるような違和感のなさ、自然な乗り味が特徴とも言えるでしょう。

この時期こそ距離を乗るには最高の季節。つぎのロングライドをぼちぼち計画して行きたいと思っています。


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